番組を終えてボクは月曜日の仕込みも終えて一路びわこに向かった。802の夏の研修会に参加するためである。一人っきりのドライブは様々な事を考える事も出来てそれはそれで意義あるものであった。ここは絵日記風にまとめてみるとするか?
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京都東のインターを降りて車は湖西道路を快適に北へ北へとひた走る。勿論安全運転のボクは制限速度遵守だったのは言うまでもない。ひとりっきりのドライブなのでご機嫌気分で窓から外に向かって「ビワコ〜〜〜」って叫んでみた。返事は無かった。
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空にももくもくと入道雲が!はっぴぃえんどの「夏なんです」を口ずさんだりしゴキゲン気分はますます盛り上がり、ためしに雲に向かって「ニュウドゥ〜〜〜」って叫んでみたが、やはり返事はなかった。
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しかししばらくすると細い国道161号線が数珠繋ぎになってピクリとも動かなくなった。車の天井を74回叩いたのだが動かない。約一時間缶詰になった。オイル・サーディンの気持ちが良く分かった。外気温37.5度なのだ。涼しい車内にいることを感謝しようとしたがイラチの俺には無理だった。悔しいので動かぬスピード・メーターを激写した。撮る前に「チーズ!」って言ったけど、どちらかというと表情の硬いメーターくんだった。
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動き出して分かった。結局北極南極事故だったのだ。この悔しさを記録に残そうとパパラッチさながらにのろのろ進む車の中から激写してみた。現場にいるおまわりさんにはさすがに「チーズ!」とは言えなかった。
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宿舎に着くと意外に人気が少ない。802のスタッフたちはどうやら後で大挙して押し掛けてくるらしい。厨房からなにやらゴソゴソ音がするので覗いてみたら802の正社員である内田くんがひとりで鼻をすすりながらカレーを仕込んでいた。正社員でも人知れずにしないといけない努力があるのだなと涙した。しかし妙に様になっているのもいとおかし。ウッチーのカレーやさんの出来栄えや、如何に?
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802の正社員の内田さまがもくもくと働いている間にこの写真のおじさま二人はカレーを待ちきれずに何事か良からぬ事をして時間をつぶしていたらしい。そしてどうやら二人の間のタオルの下ではその決着がつけられているらしい。満面の笑みのおじさんとやけ酒を既に飲みだしているおじさんを対比するとどちらが幸せな状態でどちらが不幸せな状態なのかは言うまでもないであろう。
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ウッチーのカレーもいい具合に出来上がりおいしく頂きだした802の人たち。テーブルの上に虫除けスプレー代わりに置かれているキンチョールがまたカレーに絶妙なフレーバーを追加してくれている。(?)ただ画面右端で少し顔が切れているおじさんが「カレーに玉子があれば、もっとええのになあ〜」とわがままを言い出したのだ。危うし、ウッチー。
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と、そこに疾風のようにあらわれたのが奈須君である。彼の手元には10こパックの玉子がしっかりと握られていたのであった。にこにこと「はい、たまたまでちゅよ」ってみんなに配って歩いていた。タオルを頭には巻いているがある意味ウッチーの救世主でもあった。
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みんな満腹!そしてお空には満月さんがにこにことお庭を照らし出していた。
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みんなに「うまかった〜〜。」って誉められてウッチーもご機嫌さんの笑顔なのです。
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そこに唐突に番組を終えて乱入してきた802一番のハイパー高気圧男、久保田コージ。この後宿舎が一体どういう状態になったかは日記といえども書かぬほうがよろしかろう。
因みにワインで頭ズキズキで床についたのが午前3時半であった。実に24時間以上起きていた勘定になるのだ。
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8月4日土曜日。どんなに遅く寝ても普段通り6時間後には目が覚めて午前9時半のさわやかショットを決めてみたのである。(でもまだ頭ちょいズキズキなのだ。)
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さて、さっそくだがそれではせっかくここに来てもらったのでボクの琵琶湖畔の別荘を案内でもしてあげようかの!ここはパーティ・ルームじゃな。広い庭に別棟で立ち上げたんじゃ。借り入れを起こす時に一番銀行が渋ったボクにとってはいわく付きの思い出の建物なんじゃ。
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お庭の片隅に設置した岩山じゃ。ちょっと水不足も心配なんで今は流していないがここは本来は滝になっておるのじゃ。でも何故か高いところを見ると登りたくなってしまうもんじゃのぅ。(ウッキー)
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今日は暑いのでテニスはしないが、せっかくなのでサーブを見てもらおうとしてボールとラケットを持っていないことにサーブの途中で気がついた。まこと、年はとりたくないもんじゃて。
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ならば、我が輩自慢の4コースある25mプールはいかがかのぅ?昔は水泳で鍛えたので余裕の表情じゃろ?ちょっと海パンがでかいのは、否めないがのぅ。
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正に25m先の獲物を狙うような凛々しい飛び込み前の姿勢なのじゃ。決して年老いて背中が曲がってしまったのではない。
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飛び込みの瞬間である。4コースの飛び込み台が見えないところから我が輩の飛翔距離の長さを思い知ればいいのじゃ。(うん、その通り!自慢しているのである。)
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あのイアン・ソープが見て「イアン!ボクニモオシエテクダサ〜イ」と阿倍野区まで押し掛けてきたという噂の水泳フォーム!
(と、さも自分の持ち物のように書いてしまったがこの全てはボクのものではない。キリン倶楽部さん、素敵な施設を使わせて頂いてありがとう!)
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そしてプールを去ろうとしてあの今をときめく三木道山さんがひなたぼっこをしているのを発見した。と、思ったらパチモンであった。
この後もソフトボールやトレジャーハンティングそしてバーベキューと琵琶湖畔では楽しい時間がリゾート感覚で刻まれていったのである。いやあ、しんどかったけど、楽しかったのである。 <おしまい>
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