HIRO T'S DIARY

● 9月前半の日記 ●

9月3日(月曜日)
この人にはかなわないって感じる人はあまりいない。んが、この人にはきっとかなわないであろう。尾崎亜美さんが今日のお客様であった。もう25年やっておられるから大御所である。でもそんなレベルではなく、ひとりの人として彼女の口から発せられる言葉にインタビューの間中、魅了され続けた。難しい事を難しく語るのは意外に簡単なのである。普通の事を自然体の誰にでも分かる言葉で伝えることの如何に難しいことか。でも彼女は自分の作品の中にとどまらず、それを今日の短い逢瀬の中でひょうひょうとやってのけた。スマートを通り越したスマートさんである。脱帽しっぱなしで寺平、ぞっこんのファンになってしまった。またもっとゆっくりお話しをしてみたい女性である。今日はほんとにありがとうございました。
9月5日(水曜日)
正に今日2枚目のアルバム"A Tempo"をリリースしたばかりのmawariちゃんがお客様でした。この春短大も無事卒業して、そして20才の大人の仲間入りした彼女はほんのりと大人の香りも漂わせていました。今日も色んな角度からのボクのインタビューにしっかりと答えてくれました。とりあえず近いところではFM802のミナミ・ホイールに出演。去年から今年にかけて彼女がライブでどう成長したのかを見るのがとても楽しみになりました。今回は11ヶ月ぶりの訪問というかなり間の空いた再会だったので、次回はもう少し早く戻って来て欲しいものです。今日もほんのりとした時間をありがとう!
9月6日(木曜日)

元気な4人組Kumachiが10月3日の2nd.マキシ・シングルをリリースする前に番組に来てくれた。一言、好青年たちの集まりであった。笑顔がいい。醸し出している空気感がいい。素直なやつらなんだろうなってびんびんに感じた。大きくなって欲しいもんである。11月27日には初の大阪ワンマン・ライブもあるとのこと。ボクの番組で音を聴いてピクってなった人は是非見に行ってやってください。チケットは10月27日発売です。きっとええライブを魅せてくれるはず。

黄帽:柿田くん(ベース・コーラス)
黒帽:篠崎くん(ギター・コーラス)
眼鏡:熊谷くん(ヴォーカル・ギター)
赤帽:高田くん(ドラムスコ)

9月7日(金曜日)
この人なんでこんなにいつもあっけらかんとさばさば楽しいねんやろう?って気分にさせてくれる葉加瀬太郎さんが今日のゲストであった。ヴァイオリンで千変万化の表情を出せる人はやっぱりおしゃべりもきっとこんなに楽しいのだろうなって思わせてもらいました。いや、しかし、普通は頭に「世界の〜」みたいな呼称がつく人はもっと何ていうか強面な感じを前面に出しはるよねえ。出さへんもんなあ、太郎ちゃんは。しっちゃかめっちゃかに楽しくニュー・アルバム"Endless Violin"とやってくるライブのお話しを聞かせてもらいました。ついでに指先も触らせてもらったけど、柔らかかったです。彼によると弦楽器をやる人の指先が固くなるかどうかは個体差だそうです。ボクはちなみに一度固くなってから柔らかくなるタイプであります。楽しいゲストでした。

9月9日(日曜日)

秋になりました。そして今年もMBS毎日放送で秋の関西学生アメリカン・フットボール・リーグ、フラッシュボウル・シリーズが始まりました。今日からオンエアが始まった「フラッシュボウルシリーズ・ハイライト」。今年でボクがやりだして8年になります。今日はその舞台裏の全てをお目にかけましょう。

夜9時半MBS到着。ボクを待っていてくれた大勢の番組スタッフと局弁当。
山本Dと入念な打ち合わせ。ここだけは結構まじなのよ。その後すぐにVTR素材の読み合わせのプレビュー。

俗に言われるカンペと進行表。
アドリブに生きるボクはカンペには頼らない。頼るのは家の壁の塗り替えの時ぐらいだ。(そら、関西ペイントやろ!バンッ!)

メーク室に降りて自分でしようとしたら無理があったのでメークさんに任せることにした。
スタジオへ駆け上がる男の背中の哀愁ショットとスタジオ内で番組Pの宮前さんとの和やかな談笑風景。

スタジオ本番収録前にビデオ素材に声を乗せる作業をする。MBSのニュース席での収録。ちょっとアナウンサー気分のかまぼこだ。

ちょっとした隙にテレビカメラをいじってやる。いわゆる1カメさん気分のちくわでもある。

収録スタート。一発撮りを目指すので試合のV中もその模様をしっかりと見据える。

でもちょっと収録手直しの間にケーブルさばきのADの真似と、お天気おじさんの真似と、小林旭の真似をするが不自然だ。

ほぼ12時収録終了。んが、スタッフはまだこれからオンエアまで大変なのだ。

とまあ、始まったばかりのフラッシュボウル・ハイライトの裏側を大胆にルポしてみた。ボクひとりっきりしか画面には登場しないが、ラジオと違ってテレビはバイトくんまで含めるとおびただしい数のスタッフに囲まれてこの20分の番組が制作されているのを感じてもらえたことであろう。

見逃した人の為に今後のオンエア・スケジュールを書いておきます。是非若きアスリーツの熱い戦いぶりを見てやってください。
09月16日、30日
10月14日、28日
11月11日、25日と後6回あります。いずれも日曜日深夜です。よろしくね。

9月10日(月曜日)

あさってニューアルバム"Musicman"をリリースする小林建樹くんが今日のお客様であった。彼とはオンエアではこれで4回目。デビューした当時からの知り合いであるが、どう言えばいいのかな?なんかほんとに肩の力が抜けてリラックスしながら音楽をしている感じが今日はびんびんに伝わってきた。彼が一年間DJを努めたミュージック・フリークスも今月で終了ってことで今週のFM802は小林建樹ウイークなのである。あちらこちらの番組に顔を出す彼をたっぷりと堪能してください。ライブもおもろなってきたって述懐する彼のライブも秋にはある。スケジュールが許せばボクも是非見に行きたいと彼と話しをしながら思った。

9月11日(火曜日)

馬場俊英くんだったのだ、今日のゲストは。すごいよ、もう3年半も逢っていなかったんだから。3年半ってさ、ほんとにいろんなことが起こるのに必要にして十分以上の期間だよね。彼も今はひとりこっきりで自分のレーベル"Up on the roof"を立ち上げて、そこから昨日自身の通算4枚目になるアルバム「フクロウの唄」をリリースしたばかり。一人でやることをたっぷりと勉強したと語る馬場くんからは今後はもっともっとヒューマンな曲、そして歌声が届けられることであろう。再会を楽しんだのである。

 

それはそうと、ボクの写真写り相当に疲れが見えるね。ダメダメ!
もっとちゃんとした顔を写真に乗っけれないと人生のプロにはなれないね。まだまだ。

9月12日(水曜日)

何という痛ましいことが現実に起こるのであろうか!非道に尽きる。日本時間昨夜午後10時に起こったアメリカ同時多発テロのことである。許されるべき事ではない。ただ一般市井の人間としては時間の経過と共にその成り行きを見守るしか術はないのであるが。

狂人たちの犯行のせいで、ボクのモーニング・ジャムも今日に限っては特別番組仕立てで進行せざるを得なかった余波で実は決定していたバーゲンズのゲスト出演も飛ばさざるを得ない状況になってしまった。それでもやって来てくれた二人に番組終了後丁重に詫びを入れているところを取りあえず今日は押さえさせてもらった。新曲の「オレのショー」を応援してあげてくださいね。

 

9月13日(木曜日)

ボクの番組に出るのを楽しみにして来てくれるアーティストは確かにいる。でもこの人は本当に特別に今日の日を楽しみにしていてくれた。今月のFM802邦楽ヘビー・ローテーションのChesoon(チェスン)である。76年産まれだから現在25才。京都出身。って事は802が開局した時は13才。丁度音楽を好きな人たちがその音楽を聴き始めるスタートの年齢ぐらいである。だから彼女はひたすら802を聞き続けていてくれたそうだ。空気感ってのがあるけど、今日のスタジオは自分が目標としていたことのひとつが現実のものになった喜びを心から感じている一人のアーティストの「素直などきどき」が漂ったいい緊張感に溢れた感じだった。インタビューの中でこれからあたたかさを感じることの出来る曲を作っていきたいと答えていたチェスンがとても印象的であった。きっといい曲をたくさん産み落としてくれることであろう。最後は勿論「また帰っておいでや!」で締めたのは言うまでもない。

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