HIRO T'S DIARY

● 4月後半の日記 ●

4月16日(火曜日)

来週から始まる神戸ウイークの取材で今日は神戸までJRで行った。JRはやや高いがその分早いと早速今日の日記もジャーナリスティックにスタートだ。

fls DENMARK shopが目指すお店。通りすぎて戻って到着。このあたり詳しくは来週の放送にて。

お店の下雅意さんが教えてくれた通称「王様の椅子」に座った。心地よくてほんとに王様になった。ロバの耳にもなりそうだったのですぐ立った。白木のダイニング・チェアもお洒落だった。「これはパインですね?」って聞いたら「いえ、アッシュです!」と答えが返ってきた。笑った。

小物も充実していた。この辺はいわゆるワイン・グッズ関係。栓を開けた後の蓋(って言うのか?)が小洒落ていて思わず買いそうになったがよく考えたらボクはワインを開けると同時に全部飲んでしまうので、踏みとどまった。経済観念は相当しっかりしているのだ。

 

お洋服も見てみようといろいろ吟味していたらボクのとっても好きな淡いブルーの色目のシャツが目に留まった。「これなんかどうかしら?」などと言いながら姿見に映していても下雅意さんは「フィッテイング・ルームをご使用になりますか?」とは聞いてくれなかった。なぜなんだろう?ボク、あの色目とスタイルがとっても気に入っていたのに・・・・


お店を出ようとしたらとってもかわいいお人形さんたちに出会った。何十種類も顔つきがある手作り人形だそうだ。かわいさではひけをとらないつもりなのでかわいさくらべをしてみた。見事に勝った。嬉しかった。でもしあわせそうなお婿さんとお嫁さんの人形さんはほのぼのと幸せそうだったので、ほのぼののお裾分けをしてもらった。お店のみなさん、今日はどうもありがとう。

帰りもJRを使った。JRはやや高いがその分、断然早いのであった。だから今日も幸せな結末であった。

4月17日(水曜日)

広沢タダシくんがやって来た。縁もゆかりもありまくりまくりすてぃの広沢くんだが、でも番組に登場するのはまだ確か3回目なのだよ。でもたったの3回だけど彼との間には絆めいたものが存在する。多分お互いに心地よいお話しが今日も出来たと確信している。やってもらったスタジオ・ライブもゴキゲンだった。27日土曜日にビッグ・キャットでライブがあります。まだ広沢未体験の人行くべし!ボクはニューブリーズで楽しませてもらう。

ところが彼が持ってきたギターはテーラーダイラさんお気に入りのテーラーだった。弾いてみたらええ味だった。よだれをたれてやった。広沢ファンの人、彼の顔が写らなくてごめんね。激しくフラメンコのように弾くボクの手さばきでギターにキズが付かないかどうか広沢くん、相当に心配だったようである。

4月18日(木曜日)

11回目ともなるとさすがに写真の撮られ方もモデル風になってしまうもんだね。

直太朗くんが今朝のゲストであった。いつも通りギターを抱えて来てそして前の晩から泊まり込んで睡眠もたっぷりということでステキな歌声をまた生で聴かせてくれた。

それはいいのだが、彼とおしゃべりをしていると切れ目がなくなるのである。いや、悪いと言っているのではない。熱く語りたい気持ちはいたいほど伝わってくるのである。伝わるのであるが同時にそれが止まらないのである。今後の俺の指導方針に大きな期待が寄せられるところである。なんとかスタッカート仕様に持っていかないとね。(無理かもなあ・・とため息)

ニューブリーズは雨を降らせると豪語もしていた。これに関してはとんでもないヤツである。降らなければ愛用のギターをもらうことにした。その代わり降ったらミルキーを3箱あげることにした。50/50の条件だとボクは思う。

ボクは別に写真ではモデルを気取っているのではない。この間注意をしておいたギターのカポをやっと新品に変えよったということをアピっているのである。(ちなみに左手に持っているのがそのカポという代物である。)

また楽しい朝であった。

4月19日(金曜日)

どうもムードがいまいちよくなさそうである。何やらギターを子細に吟味するおじさんがいる。横で寺平さんが心配そうに覗き込んでいる。んっ?このギターは?!そう、先日彼が買おうかどうしようかと死ぬほど悩んでいたテーラーのギターではないか!ということはここは外国のギター屋さん?違う!どうやら802であるらしい。

んっ?よく見るとこの人は今年のグラミーも受賞したラリー・カールトンさんではないか!!!そう言えばブルー・ノートに今来ているらしい。ってことは、ゲストに来てくれたグラミー賞アーティストにこのギターを買うべきかどうかというとんでもない相談を持ちかけているのだ、この男は。豪胆というかなんというか二の句がつげない!ギター屋さんから借りてきてラリーがOKと言えば清水の舞台から飛び降りるつもりなのだろう。ただラリーの渋い表情が気になる。どうもネックの反りをそして弦高をシビアにチェックしていらっしゃるようだ。弾いてもらって音の感じも寺平はチェックしているようだ。自分の腕前を棚にあげて何を考えてるんだか、この男は。インタビュー中にこんなことまでしていたのだ。これが許されていいのか!

つつがなく楽しげにインタビューを終えたようであるが、ギター診断の結果は??どうやらニューブリーズ当日を待つしかないようである。

4月23日(火曜日)

おっひさぁ〜〜〜っのaikoである。昨日は友達と遊びまくって今朝午前5時まで起きていたというのにも拘わらずメチャメチャ元気だね。明日発売のシングル「あなたと握手」のプロモーションであったが、例によって話しはあっちへ行ったりこっちへ来たりとにかく快活なのである。ええことだ。さっさと話しを切り上げて曲へ行こうと思っていても「ディレイ・オブ・ザ・ゲーム」のコツまでしっかりと分かってるんだよね、aikoは。とにもかくにも曲に行ってその間も忙しいのである俺は・・業務連絡用の裏BBSに書き込みをしていたら横から指を出してきてキーボードをいじくるのである。たまらない!でも快活なのはいいことだ。5月のライブもソールド・アウトで多分そのパワーを振りまくことであろう。

記念撮影をした。最初はボクの方がでっかかったが・・・2枚目ではaikoが逆転した。快活なのはいいことだ。

またおいでって言ったら、「いつでも呼んでよ!」って言い残して帰っていった。なかなか忙しいからそうはいかんやろうけど、そのマインドが嬉しいよなあ。またホンマに早いこと帰っておいでや!!

背が逆転 aiko自画像
4月24日(水曜日)
人に「ほんまにイラチやねぇ」ってよく言われる。それ自体が嬉しいことなのでそれは賛辞の言葉だと受け取っている。今週の802は神戸ウィーク。しかしゴールデン・ウィークを終えてすぐ今度は京都ウィークがやってくる。番組的には「おせ〜て京都」のフォーマットで進行するのだが、京都のお店紹介は入れなくてはならない。その取材先が今日決まった。番組での紹介の日は黄金週間明けてすぐの5月8日水曜日。でもよく考えるとゴールデン・ウィークに高速を通って京都に取材に行くのは無謀中の無謀でしょ。だから「そや!今日行こ!」ってなったわけさ。勿論お電話を先方に入れてちゃんとアポを取って出かけるあたりイラチでありながら用意周到なヒロ寺平と言わねばなるまい。

たどり着いたのが三条にあるギャラリーカフェ「ニュートロン」。お店の詳しくはまた5月8日午前9時台のボクのインタビューを待っていただきたい。でもお店の雰囲気は右の写真の感じ。古びたビルの最上階5階にあって窓から入ってくるお日さまの感じがなんとも言えずええのです。ほこっと出来るお店なのでありました。

お店の中にはアートがいっぱい。上左は小物入れ?アクリルのような素材で出来ていて購入も可能な感じ。そして上右のブック・シェルフにはオーナーの知り合いなどのアーティストたちの作品が収められたファイルが並んでいる。お茶をしながら徒然に眺めてくださいってことだそうだ。古い京都にある新しいアートの息吹を感じてみれば・・

トイレ入り口のトイレ表示にも痛く感激した。ヘアラインの、多分、ステンレスのトイレマークがおっ洒落〜〜に見えたのだ、ボクには。そして同じ材質で作られた奥にあるギャラリーを示すサインに誘われて奥に行くとそこはステキなスペース。今は灯りの展示がされていた。作者さんがわざわざ壁にドレープを配して部屋全体の雰囲気をコーディネートしていた。

今日お話しをうかがったお店のオーナーの石橋さんと共に。昔写真もやっておられたということで彼もやはりアーティスト。話しの中にもそんな雰囲気が見え隠れしていた。

石橋さん、今日は突然押し掛けてすみませんでした。楽しかったです。あとそれとお店で頂いたコーヒーの料金を払わずに飲み逃げしてしまいました。どうしましょう?お店を出て大阪に向かう名神高速の中で思い出したのです。まあ、黙っていれば分からないので、黙っていることにします。

4月30日(火曜日)

4月も今日でおしまい。しかもゴールデン・ウィークのまっただ中。しかもどうせ月末のこの日記なんか誰の目にも触れずにすぐに4月の日記のファイルに入ってしまって脚光を浴びることすらないのだ。(まぁ、日記整理で世話になっているハシモッサンは見るだろうが、彼に見られても嬉しくもなんともない。どうせ、ニッチャ〜って笑うだけだろうし。)

と、スネまくったあげくのサービス・ショットなのである。ニュー・ブリーズで人前に出るので昨日髪の毛にハイライトを入れてきたのである。オンエア中の写真だから髪の毛を整えていないがなかなかお気に入りのハイライトと共に「ええ顔」のサービスをしてしまった。

俺がニッチャ〜って笑ってしまったのだ、ごめんね、ハシモッサン。

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