HIRO T'S DIARY

● 10月前半の日記 ●

10月1日(火曜日)その1
先週ローリング・ストーンズのベストがリリースされるのに併せて802はストーンズ・リクエスト・ウイークであった。ほんでプレゼントがあった。Tシャツとマウス・パッドはまあいいとして問題は左のポスターである。これが一枚リスナーに当たるのである。くどくどといらんことを書かずに彼らの渋さだけが際だったモノクロのポスター。ライブ会場でしか手に入らぬらしい。ボクなら額をわざわざ買って事務所のスタジオの一番いいところに飾るのに!正解者が出ないことを祈った。でもクイズでなかったことに今朝気づいた。だから当選者が出た。悔しいので一応写真で押さえておいた。悔しいのでその後ポスターをクチャクチャにしてやろうかと思ったが大人だからやめておいた。当選者、おめでとう!(フンっだ!)
10月1日(火曜日)その2

ママレイド・ラグのヴォーカル・ギターの田中拡邦くんが初見参。先月出たばかりの1st.アルバムのプロモーションである。寡黙なヤツであると聞いていた。ほんで、ほんまに寡黙だった。いい意味での真面目さを彼に感じた。音楽がDNA的に好きでしょうがないヤツなんだろうな。スタジオライブもしてくれた。男前な食堂車バージョンの「夜汽車」だった。こっそりと応援を続けたいアーティストであった。

買ったばかりというスペイン製のクラシック・ギターを取り上げて弾いているジェスチャーをして記念撮影をしたが、田中は「棒立ち」であった。次回来たときにはもうちょっとそれなりのポーズをたたき込まねばなるまい。

10月2日(水曜日)

忙しい毎日を過ごしているボクなのだが、今日は夜にイベントの司会があったのよ。関空に昨日から就航したアラブ首長国連邦のエミレイツ航空のリッツ・カールトンでの正餐パーティの司会ってやつさ。普通なら夜も遅くなるので断るお仕事なんだけどゲストにあのジョージ・ベンソンがやって来てライブをするのよ!だから行きましたわさ。すごい重鎮がいっぱい来ているパーティでかなり緊張したし夜も遅いお仕事だったのですがジョージに会えるのでがんばった訳さ。しかし待ち時間がたっぷりありすぎるので控え室で一枚タキシード姿の俺をパシャッと撮ったのであります。実はジョージともショーの後に撮りたかったのであるがショーが終わったのがもう午後11時過ぎ。しかもその後ドゥバイのラジオ局のインタビューを待たねばならないことが発覚。早よ寝なあかんので彼との記念写真は涙を呑んだ一夜であった。そんな日もアラーナ・マイルス!

10月4日(金曜日)
今日の番組は今日リニューアルの京阪・京橋駅で行った。新しくなるファサードと駅構内の柱のアートがキラキラ。
番組も午前6時にスタート。せっかくのお出かけだから沢山見に来てくれている人にも突撃インタビューをしつつ進行していく。この3人の女の子は美容師さんでわざわざ枚方から見に来てくれてそして仕事に枚方に戻っていった。考えてみればものすごい遠回りである。どうもありがと!それから後も通勤・通学途中の人をつかまえてちょっとインタビューしようと思ったがみんなセカセカしていてなかなか突っ込めなかった。(ウイッキーさんは大変だっただろうなって思った。)下は今日ボクの放送中にボクの後ろにアート・ペインティングをしてくれるマムチョくんである。アートの合間にボクのヘッドフォンにミミちゃんを描いてもらった。うれしいのである。

午前9時台あたりになるとマムチョのライブ・ペインティングもかなりの色彩が施され、お客さんもじょじょに増えて来てそして9時入ってすぐに今京阪電車のCMをやっている通称おけいはんの淀屋けいこさんが来てくれた。あくまで「おけいはん」としてのインタビューに終始した。でも彼女のCMでのお父さんの淀屋橋の助さんは実はとっても知り合いだったりすることが発覚した。



そして、その後すぐに2日にメジャー・デビューをしたばかりの森山直太朗くんが来てくれた。人前で歌うのでかなり緊張の面持ちで、あまり歌う前にしゃべらずに歌わせてあげればよかったかなってちょっと反省。でも「レスター」と「さくら」の2曲を堂々と歌い上げて立派だった。ちょっと絵面的には逆であるが直太朗が2曲唄っているのをステージ下から心配そうに見守るアンクルTの顔も写真を頼んでおいたスタッフに抜かれてしまった。

午前10時半過ぎにウルフルズのギタリスト、ウルフル・ケイスケが登場する。サウンド・チェックをする人がいなかったので急遽ボクがすることに。ビートルズのRockey Racoonを歌ってしまった。気持ちよかった。でもオンエアには関係なかった。寂しかった。

その後、ケイやんの登場である。ツアーも終わってそろそろ活動再開。でもソロでもいろんな活動をしていくらしい。そんな中で書き上げたまだタイトルのない曲をラジオでは本邦初公開で歌ってくれた。味があった。京橋のディランと銘々してしまった。ソロ・アルバムではギターで参加させてくれるという話しまで出てうれしかった。でもきっと夢で終わることであろう。でも久しぶりの再会をたのしんだ。


あっと言う間に番組もエンディングを迎えた。今まではビーチとかスキー場とかのレジャーな場所でのオンエアが多かったが今回初めて京阪・京橋という大阪の一大ターミナルから生放送をして、こういう場所が朝の番組にはとっても似合うということを痛感した。「動」を思いっきり感じさせてもらった6時間であった。番組が終了しても沢山の人がその場を離れずにきっと写真とかサインとかをボクからもらおうと思ってその場に居続けていたので、いつも「誰にでも出来るだけ公平に」をこころがけているボクは多分その殆どの人を握手をして写真を撮ってサインをして現場を離れた。来てくれた皆さん、ありがとう。またこんな企画でお目にかかりたいと思います。
10月7日(月曜日)

ング〜〜ッ!俺としたことが今日に限ってデジカメをスタジオに持っていくのを忘れてしまったのだ。そして1年ぶりに小林建樹くんがゲストだったのだ。彼は今月16日にベスト・アルバム"Blue Notes"をリリースする。そのあたりの話しをちょびっとと後は結構深めに入り込みそうな話しなどをいろいろとした。結構マイペースでありながら繊細な彼の一部分が見えるようなひとときであった。

しかしそれにしてもデジカメを忘れたのは痛いのである。ポラをいつも通り撮ったのでそれを撮り直してみたらボケボケの写真になってしまった。スキャナーなどというお洒落なものはないのである。あごに蓄えた建樹くんのおひげの具合もはっきりせぬ写真になってしまった。申し訳ない。

10月8日(火曜日)
今年6月1日大阪城ホールで行われたジャパネソウルはエンディング近くの一部を除いて絢爛だった。特に今までの事務所を離れることを決めていたのか、予感していたのか、アナム&マキのステージは鬼気迫るものがあった。こころに響いた。その時の音源、中島みゆきの「ファイト!」がシングルとして明日リリースされる。そして12月12日にはクワトロでのライブがある。近況やライブの話しをしにふたりが来てくれた。ふっきれていた。いい感じである。きっとインタビューの10分ぐらいでは語り尽くせぬほどの辛酸も経験してきたであろうが確かにもっと逞しくなっている気を感じた。これからも叔父的立場のボクはサポートを続けていくヤツらなのである。明日リリースされるシングル「ファイト!」をぜひ一枚買い求めていただきたい。あなたの辛酸の時にあの時の彼女たちの歌声がすぐそばで励ましてくれることであろう。
10月11日(金曜日)

ヤイコがやって来てくれた。2日前にアルバム"i/Flancy"をリリース、そして今日の802は矢井田瞳デーなのである。番組に登場するのは2回目だけど、デビュー前からなんやかんやでの知り合いなので和気藹々とお話しが進んだ。カジュアルで、ほんでもって壁を感じさせないヤイコを今日は特に感じた。たのしかった。ボクとの逢瀬はたったの20分ぐらいだったけど今日のヤイコは夜中まで802に出っぱなしで大変だろうな。でも難なくたのしくきっと時間を過ごすことになるだろう。

記念撮影は、しっかと大人のヤイコと覚えたばかりの裏ピースをまだ繰り返す大人になりきれないHiro Tの2ショットで決めてみた。

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