● 10月前半の日記 ●
ママレイド・ラグのヴォーカル・ギターの田中拡邦くんが初見参。先月出たばかりの1st.アルバムのプロモーションである。寡黙なヤツであると聞いていた。ほんで、ほんまに寡黙だった。いい意味での真面目さを彼に感じた。音楽がDNA的に好きでしょうがないヤツなんだろうな。スタジオライブもしてくれた。男前な食堂車バージョンの「夜汽車」だった。こっそりと応援を続けたいアーティストであった。
買ったばかりというスペイン製のクラシック・ギターを取り上げて弾いているジェスチャーをして記念撮影をしたが、田中は「棒立ち」であった。次回来たときにはもうちょっとそれなりのポーズをたたき込まねばなるまい。
忙しい毎日を過ごしているボクなのだが、今日は夜にイベントの司会があったのよ。関空に昨日から就航したアラブ首長国連邦のエミレイツ航空のリッツ・カールトンでの正餐パーティの司会ってやつさ。普通なら夜も遅くなるので断るお仕事なんだけどゲストにあのジョージ・ベンソンがやって来てライブをするのよ!だから行きましたわさ。すごい重鎮がいっぱい来ているパーティでかなり緊張したし夜も遅いお仕事だったのですがジョージに会えるのでがんばった訳さ。しかし待ち時間がたっぷりありすぎるので控え室で一枚タキシード姿の俺をパシャッと撮ったのであります。実はジョージともショーの後に撮りたかったのであるがショーが終わったのがもう午後11時過ぎ。しかもその後ドゥバイのラジオ局のインタビューを待たねばならないことが発覚。早よ寝なあかんので彼との記念写真は涙を呑んだ一夜であった。そんな日もアラーナ・マイルス!
午前9時台あたりになるとマムチョのライブ・ペインティングもかなりの色彩が施され、お客さんもじょじょに増えて来てそして9時入ってすぐに今京阪電車のCMをやっている通称おけいはんの淀屋けいこさんが来てくれた。あくまで「おけいはん」としてのインタビューに終始した。でも彼女のCMでのお父さんの淀屋橋の助さんは実はとっても知り合いだったりすることが発覚した。
午前10時半過ぎにウルフルズのギタリスト、ウルフル・ケイスケが登場する。サウンド・チェックをする人がいなかったので急遽ボクがすることに。ビートルズのRockey Racoonを歌ってしまった。気持ちよかった。でもオンエアには関係なかった。寂しかった。
その後、ケイやんの登場である。ツアーも終わってそろそろ活動再開。でもソロでもいろんな活動をしていくらしい。そんな中で書き上げたまだタイトルのない曲をラジオでは本邦初公開で歌ってくれた。味があった。京橋のディランと銘々してしまった。ソロ・アルバムではギターで参加させてくれるという話しまで出てうれしかった。でもきっと夢で終わることであろう。でも久しぶりの再会をたのしんだ。
ング〜〜ッ!俺としたことが今日に限ってデジカメをスタジオに持っていくのを忘れてしまったのだ。そして1年ぶりに小林建樹くんがゲストだったのだ。彼は今月16日にベスト・アルバム"Blue Notes"をリリースする。そのあたりの話しをちょびっとと後は結構深めに入り込みそうな話しなどをいろいろとした。結構マイペースでありながら繊細な彼の一部分が見えるようなひとときであった。
しかしそれにしてもデジカメを忘れたのは痛いのである。ポラをいつも通り撮ったのでそれを撮り直してみたらボケボケの写真になってしまった。スキャナーなどというお洒落なものはないのである。あごに蓄えた建樹くんのおひげの具合もはっきりせぬ写真になってしまった。申し訳ない。
ヤイコがやって来てくれた。2日前にアルバム"i/Flancy"をリリース、そして今日の802は矢井田瞳デーなのである。番組に登場するのは2回目だけど、デビュー前からなんやかんやでの知り合いなので和気藹々とお話しが進んだ。カジュアルで、ほんでもって壁を感じさせないヤイコを今日は特に感じた。たのしかった。ボクとの逢瀬はたったの20分ぐらいだったけど今日のヤイコは夜中まで802に出っぱなしで大変だろうな。でも難なくたのしくきっと時間を過ごすことになるだろう。
記念撮影は、しっかと大人のヤイコと覚えたばかりの裏ピースをまだ繰り返す大人になりきれないHiro Tの2ショットで決めてみた。