HIRO T'S DIARY

● 3月後半の日記 ●

3月17日(月曜日)

オリジナル・ラブ、田島貴男2度目の登場。しかも1年ぶりだ。だがボクたちはなぜかマブダチなのである。不思議だが2人ともほんまにずっと昔からの知り合い気分なのだ。今回は19日にリリースのニューシングル「Tender Love」のプロモーションであったが、次のアルバムに入る曲タイ未定の新曲まで68年製のギブソンのアコギでかましてくれた。「今年はもっと乗りたい!」と言明する田島っち、男である。ハチャハチャにたのしいインタビューであった。

ええ音のするギブソンだったので記念写真の時に弾かせてもらった。笑顔で見守ってくれていたので「田島っち!このギター次回まで預かっといたるわ!」と言ったら拒否られた。残念である。たのしかった、ほんとに。

3月18日(火曜日)

森山直太朗くん、半年ぶりに帰ってきた。それまでの17回は毎月来てくれていたのでマジ久しぶりな感じであった。3月5日にリリースされたシングル「さくら」のプロモーションだったのだが、このシングルには顔つきの違う「さくら」が収められていてスタジオ・ライブでは独唱バージョンを、そしてCDからは合唱バージョンを流した。確かに同じ曲でありながら違う曲であった。桜前線と共に直太朗の「風」が吹くことを願って止まない。

真っ黒のファッションだったのでボクのギター伴奏でもじもじくんをしてもらった。好青年なのにもじもじくんまでが様になってしまうヤツなのである。

みなさんにも心の応援を叔父貴としてお願いします。よろしくね。

3月20日(水曜日)米・英・イラク開戦の日。

A-Showがやって来た。世界の緊張感が高まる中で今朝は心を込めて「What a wonderful world」を歌ってくれた。聴く者の心をうつ歌声であった。演奏終了後に2人で「どうかなんとかそれでも平和的解決を!」と祈った。しかしお昼には開戦してしまった。あとは最小の被害で出来るだけ短期でとにかくこの殺戮が収まることを祈るしかない。

午前9時台には今日の午後、世界水フォーラムでレクチャーをされる「水は答えを知っている」の著者、江本勝先生が来てくださった。ラジオという音だけの世界で「波動」の重要性がどれぐらい伝わったか定かではない。自分のインタビュアーとしての非力さを思い知った。ただ、Think positiveなボクはそれでもこう考えることにした、「これがきっかけになればいい」と。少しでも興味を持たれた方、もしくは今朝の話しを検証してやろうやないかと思われる方、ぜひ先生の本をじっくりと読んで見て欲しい。思想を押しつける気持ちはさらさらない。しかし、読むにつれてきっと何かが「しみ込んでくる」とボクは信じる。また先生のホームページも紹介しておく。そちらもぜひ覗きに行ってみてください。(thank-water.net)

今日はまたいろいろ考えさせられる日になった。

3月21日(金曜日)祝日

やっとこさの光永亮太である。去年のニューブリーズ出演から考えて1年近くもある。しかし考えようによってはメジャーデビューしてまだ1ヶ月であるから順当と言えば順当か?とにかくデビューシングル「Always」のヒットおめでとうの気持ちで迎えた。素直に喜び、また将来もしっかり見据えた好青年である。気持ちいい体育会系とでも言えば近いか?

とにかく今年のニューブリーズも出演が決まっている。今回はバンド編成とのこと。非常に楽しみだ。

でもあんまり好青年なのでジェラシーの気持ちから出演後の記念写真ではチョーカーをかましてみた。ここでも彼は心なしかとってもまじめに苦しんでくれた。

3月23日(日曜日)

朝起きて新聞を見たら、ぬあんと、今日は大阪ドームで阪神・近鉄のオープン戦があるではないか!今年の阪神はやる!と去年あたりからのにわかファンのボクは確信しているわけだ。しかもオープン戦とは言え対する相手は大リーグに行かずに留まった中村選手のいる近鉄である。在阪球団の対決となるとこれは鼻くそをほじる日曜日にしてはならない。下手をすると今年の日本シリーズはこの2球団で戦うことになるかもしれないのだ。見に行くことに決めた。ドーム前ではうれしくて「うどん体操」をしてしまった。(註:3月14日の日記参照)

結構の観客動員だ。内野自由席を買って上段に入場。カクテル光線がとってもきれいだ。試合は4回に阪神にとってビッグイニングがやってきて6点。試合は結局6対4で阪神快勝であった。やっぱり今年は阪神優勝である。



家に帰って新聞を見ると802でウルフルズのケイヤンがDJをして「Go!Go!Tigers!」っていう番組をするってラジオ欄に書いてあるではないか!お陰様で802は顔パスで入れるので行くことにした。深夜1時からの番組なのでドームから帰ってすぐに寝た。たっぷりの睡眠をとって陣中見舞いをした。ケイヤンの笑顔はいつも柔らかい。しかし番組ではケイヤンは石やんこと石田長生や藪投手との電話インタビューなどで熱く番組を進行していた。爆笑しながらそれでも阪神の優勝を確信した1時間だった。行け行け!タイガースなのだ!


ケイヤンの前の番組をやっていた悪友、佐藤竹善ともスタジオで出会った。スルリと番組をやり終えてごきげんさんであった。夜の街に誘われたが、阪神の為にきっぱりと断った。竹善は「ウヒヒ、外はたのしいよ!」と悪魔のささやきをするのである。確かにたのしそうだ。だがボクは阪神を、そしてケイヤンを応援しないといけない。くやしいので「行くなよ〜」って引き留めようとしたが最後まで「ウヒヒヒ」でかわされてしまった。番組が終わったらもう午前2時であった。よく考えたらいつものスケジュールならもう起きる時間が迫っている。寝るとやばいのでこの日記を書いてヒモジャムまで起きておくことにした。充実した1日だった。明日も爽やかにがんばるのだ!
3月25日(火曜日)

A-Show17回目の登場。今日は8時台の日。彼の登場時間帯は昔なつかしい洋楽をかけているところ。でも今日は雨も降っているのでなつかしい邦楽の「梅田から難波まで」をやることになった。なんか大阪の良さがA-Showのスタジオ・ライブでより一層沁みてきた。やっぱ、ええとこやんなあ、大阪って。

それはそれとして次回の出演は4月2日水曜日である。時間は番組を構成しているボクに当然委ねられている。だから「午前6時に来てね」って言ったら「・・・」だった。出演が終わって廊下までその交渉は長引いた。

「6時って、朝の6時ですよね。」「そや、この文字盤で長針と短針が丁度上と下を指すその6時のことや!あかん?」「いや、あの前の晩遅くなったりして・・・」・・・・・・

3月26日(水曜日)

13才だぜ、林明日香ちゃん。中学一年生なので学校がない春休みの今日、ボクの番組に初めてやってきてくれた。今年初頭に「Ake-Kaze」というシングルでデビューして先週にはもう2枚目のシングル「母」を出したばかり。歌唱力のすごさは802を聴いている人には既に周知のことであろう。

ボクの興味はやはりどんな13才か?ということであった。とにかく普通に13才の女の子なのだ。でも、ホントにしっかりしている。自分の歌に対するビジョンもしっかり持っていてただただボクは舌を巻くばかりであった。きっとすごいシンガーに成長していくことであろう。

今日のボクは完璧にパパになってしまっていた。

3月28日(金曜日)

河口恭吾くんがやって来てくれた。802初出演ということは勿論ボクの番組も初登場。28才、好青年である。栃木から上京して約10年、相当以上の苦労をしたはずであるがそれを微塵も感じさせない。ボクの軽い小ボケなどはきれいに軽く拾ってくれる。この拾い方も実は大変でいわゆる「垢」を感じさせないそれなのである。なかなか通じない表現だと思うが、とにかくとっても大切なことなのである。

スタジオ・ライブで問い合わせのとても多い「桜」をやってくれた。技巧ではカバーしきれない純朴な歌声にうたれた。ギブソンの60年代オールドのハミングバード、色がきれいだったので次回まで預かってあげると言ったらさすがに泣きそうだった。ちなみに彼とボクはアリミツ・ギターのオーナーでもある。なかなかの共有点だ。

3月29日(土曜日)

事務所のすぐそばが中之島公会堂なのである。休日の土曜日の午後はうららであった。なんとなくめっきり春の陽射しに誘われてチャリをギコギコこいで中之島の散策をたのしむことにした。

改装なった公会堂はほんまにステキなのである。そのステキさに負けないように公会堂前ではポーズをしてみた。決してギックリ腰になったのではないことを申し添えておく。本人的にはサタデーナイトフィーバーな気分なのである。



地下っていうか、一段下がったところにパテオがあったのでひなたぼっこ。太陽が気持ちいい。ほんで中には中之島倶楽部というカフェ・レストランがあった思わずお茶をしに入った。テーブルクロスがあんまり白くてきれいだったのでお茶が到着する前に写真を撮ってしまった。


中央公会堂を寄付された方の記念展示室があった。(ごめん、名前を失念してしまった。)半纏が麗々しく展示してあったのでボクも人間半纏をしてみた。するとその中央公会堂を寄付された方に「これ、これ!遊んでいてはいけないよ」と諭された。「ちょっとはしゃぎすぎたかも?」って後悔しながら公会堂を後にした。ゆるゆるな土曜日だった。
3月31日(月曜日)

矢野真紀ちゃん3度目の登場であった。番組には1年以上のご無沙汰であるがこの1年の間にも去年のニューブリーズやAAAで会っているのでご無沙汰な感じは全くしない。今回は先週の水曜日にリリースされたアルバム「あいいろ」のプロモーションであった。んが、しかしいつも通りなごやかに話しが進んだ。レインスティックやカホーンという非常にプリミティブな楽器に至るまで話しが右往左往したのである。

ライブも来週金曜日にひかえている。「うたうひと」矢野真紀をぜひ一度お試しあれ。きっと何かがしみ通ってくるはずだから。

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