HIRO T'S DIARY

● 5月後半の日記 ●

5月16日(金曜日)

長年の夢であったと言えば大袈裟に聞こえるかもしれないが、マジで朝の都心の風景の中で「公開生放送」ではない、ただスタジオの場所をオープンスペースに移しただけという「お出かけRadio」を敢行した。場所は本町にあるスター・バックス。最近の友好関係の中で場所提供をしていただいたのだ。

朝の都会は「平和」だった。御堂筋沿いというのにジョギングをするおじさんがいたり車もまばらでイチョウの緑が目にやさしかった。番組スタートして直後の平和な情景をカメラに収めた。ホントに「軒先」でしょ?右下の電話のようなものはスタジオのスタッフとの命綱「ガリ電」である。進行打ち合わせをしている顔にもゆとりの笑みが溢れているでしょ?

出勤の混雑のピークは大体午前8時半ぐらいであった。御堂筋はさすがに系統式の信号を使っているので番組最初から最後までスムーズに車が行き交っていた。下の写真はそんなピークも一段落したところで押さえたものである。左はスタバ・スタッフの山本くん。元気のいい好青年であった。ヒロペチーノの現状などを軽くインタビューした。インタビューの間に彼の名前は鈴木くんとか林くんとか谷中くんとかボクによって七変化させられてしまった。きっと息子の晴れのラジオデビューを楽しみにお家で聴いておられたご両親は涙されたことであろう。右の写真はボクが「今日は公開生放送ではありません」と連呼しているものだからなんとなく遠慮がちに歩道にたたずむリスナーの方たちである。ホントにみなさんボクの今日の姿勢にステキに対応してくださった。ここで改めてお礼を言わせてもらいます。「ありがとう!」

金曜日なので正午まで番組は続いていく。スタジオでは経験しない忙殺の中、それでも行き交う車を眺めつつこんな場所でその風景を伝えていけるしあわせにちょっとひたっていたのかもしれない。(今日の写真は802スタッフのI氏にカメラを預けっぱなしておいたのでボクのカメラを意識していないこんな顔も撮れてしまった。この顔、本人が言うのは恐縮であるがきらいではない。最近はちっこい字を読むのにリーディング・グラスを使っているというのもオンエアで言ったりしているが、これがそのメガネである。ゼペットじいさんのようでしょ?でもそれも含めてきらいなショットではない。)右の写真はもうそろそろ番組も終了しようというところ。今日は1日たくさんの人がボクの目の前を通り過ぎた。

番組終了後にデモンストレーションということでボクが実際にカウンターの中に入ってヒロペチーノを作らせてもらった。素人のボクをサポートしてくれるのは番組中にも登場した好青年、中林くん。ん?佐藤くんだっけ?んま、とにかく彼の的確な指示の中、ボクの手によるヒロペチーノは大量3杯も制作された。3杯目には最後のトッピングのホイップクリームなんかちゃんとうずのように盛り上がって芸術的なフォルムを作っていた。もうボクは立派なバリスタだ。今日お世話になったスターバックスのみなさん、ホントにホントにありがとう。

今日のお出かけ生放送ではまたたくさんの「笑顔」に出会えました。みなさんの「笑顔」にありがとうです。また近い将来こんなお出かけRadioします、必ず!

5月17日・18日(土曜日・日曜日)

いわゆる週末。忙しかった。土曜日は甲子園球場に阪神・巨人戦。どうせならで早くから行った。勝った。飲み過ぎた。たのしかった。日曜日はフェスティバルホールに三谷幸喜さんの「オケピ!」を見に行った。おもしろかった。が、ちょっと長いかなって感じた。充実の週末であった。

5月19日(月曜日)

週末には金融界に激震が走った。りそな銀行への公的資金(いわゆる国民の血税)の投入の決定である。銀行の合併も終えスーパー・リージョナル・バンクとしてスタートを切ってほんの数ヶ月でである。いつかはどこかの銀行に何かが起こることは予感していたが、国からのてこ入れはこのりそなグループが皮切りになったのである。

今までに至る過程が徹底した「内に甘く」路線だっただけに再生への道は険しいものになるであろうが徒な金融不安を連動させないように国の管轄下、再生を果たさねばなるまい。経営陣の刷新のニュースも今日の新聞紙上には踊っていたが経営陣の退陣に伴い「退職金」的なものが出されたりせぬことを当たり前であるが切望する。

判読不能であろうが銀行扉にはこのような張り紙がされていた。業務は平常と変わらずに進んでいるようにも見受けられた。日本の経済再生への本格的な始動が始まった日と位置づけたい。

5月20日(火曜日)

A-Show25回目のウイークリー・ライブの朝。今日は8時台での登場。いつもゴールドをかけているコーナーなので今日のお誕生日アーティストのJoe Cockerの曲「You are so beautiful」を渋く歌い上げてくれた。ええ感じの枯れ具合ではあった。

オンエア直前ほんの数秒まえに記念撮影を敢行した。意外に余裕の表情を見せるA-Showだった。でも演奏後はそれでも汗まみれになるのである、バラードをやってもですよ。

次回の登場は来週26日月曜日の午前9時台です。未チェックの人はぜひボクの番組で彼のソウルに出会ってください。

5月21日(水曜日)

光永亮太登場。なんと前回までと違ってこの俺に真正面からトークでぶつかってきた。ええとこある。ちょっとなにわ慣れしてきたというところか?今日は先週リリースになった「いつか君が」のシングルのプロモーションであったが、そのあたりはそこそこにボクたちのガチンコトークは炸裂したのであった。好青年の株はますますボクの中で上がった。

彼にはファンの人たちからのたくさんのメッセージが届いていた。でもボクには語源辞典があるのでさびしくなんかなかった。

5月26日(月曜日)

今日は午前9時台にウイークリーライブでやって来たA-Show。オール・リクエスト・ウイークなのでファンの人からのリクエストが一番多かったという松田聖子ちゃんの「Sweet Memories」をやってくれた。アレンジもかなりきめ細かく決めてやってくれた。あのあたりの曲になるとやはりもうメリジェンやエリーと肩を並べる日本が誇る曲だね。

出番終了後Flex Lifeも同じ曲をやっているので「それも聴いてごらん」って言ったら真剣に聞き込んでいたのでそこを今日は盗ませてもらった。

5月28日(水曜日)

6月18日にニューミニアルバム「きみの瞳の中に」をリリースするMamalaid Ragの田中拡邦くんが訪れてくれた。これでオンエアでは2度目になる。ニューブリーズにも登場してくれて彼の独特な間合いも少しずつ理解して今日はほどほどにスムーズに会話も弾んだ。ニューブリーズでボクがMCの時につま弾いたビートルズのBlackbirdを気に入ってくれたみたいで一緒にしようということになった。遠慮することを知らぬボクは一緒にしてしまった。ええ感じやった。気持ちよかった。田中くんと一糸乱れずにアルペジオを出来た。なかなか俺もやるなって再認識した。と、まあ、今日は自画自賛で日記を終える。

5月29日(木曜日)

ポールがボクのスタジオにやって来た。ポールと言っても「牧」さんではないのは名刺を見れば明らかである。(ちょっと興奮気味なのでお許しあれ。)ベストアルバムを出したばかりのプロモーションの一環での訪問なのであるが、ボクの番組には直接関係はないのである。今はこれ以上書くことは出来ぬ。詳しくはカボチャ・ルームの亀ちゃんの日記をまめにチェックしておくと、よい事があるであろう。ただ、せっかくのスーパー・ギタリストの来訪であったので軽くセッションをしてみた。もちろんボクがリードである。ポールはやはりなかなかのサイドを刻んでくれた。さすがと言わねばなるまい。

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