HIRO T'S DIARY

● 7月前半の日記 ●

7月1日(火曜日)

来ちゃったよ、森山直太朗。今朝でもう20回目の登場である。しかし、メジャーデビューしてからほんとにあれよ、あれよとブレークしてしまってすごいもんである。ただ直太朗自身はあの頃と寸分変わらずいてくれるのがうれしかったりもする。今日はニューミニアルバムにも収められている「風唄」をスタジオライブでやってくれた。上出来のライブだった。(ただ昔と変わらず、しゃべりは冗長に長かった。んま、すぐ押さえこんじゃうけどね。)

記念撮影はふたりでノンノ・ボーイズをしてみた。もしノンノ関係者がこの写真を見て「そうだ!出てもらおう!」って思われた場合はふたり一組(いわゆる、にこいち)でしかお受けできないのでお含み置きくださいね。アハ。

7月2日(水曜日)

祝30回目の登場、A-Showである。今朝は8時台のゴールドのコーナーの出演だったのでオーティス・レディングの「ドック・オブ・ザ・ベイ」を渋く決めてくれた。ボクも口笛担当で参加させてもらった。ド頭の入り込みのキーがめちゃめちゃ高いのに気づいた。でも一応なんとかかんとかやることは出来た。んがっ、曲の途中でどうも彼のギターのジャックの具合がおかしいみたく音がブチブチと途切れた。それでも根性でやり終えたA-Showはえらかった。

本番後、元ギター屋さんのおじちゃんはギターの具合を見てあげた。ただ直ったかどうかは定かではない。

7月3日(木曜日)

リップ・スライム・デーの今日、朝ボクの番組に出てくれたRYO-ZとILMARIがデーの忙しさの隙間をぬってボクんとこに来てくれた。なんとなくのなごみの時間をしばらく持った。とりとめのない時間の中で2人の若者と1人のおじさまの間に妙な連帯感が生まれた。この写真がそのミョウな連帯感を代弁してくれているものと信じる。

Yo,Yo, ゴキゲンダゼ、ベイベッ!

7月4日(金曜日)

今月のヘビー・ローテーションのスキマスイッチの2人がやって来てくれた。(右)大橋卓弥くん、(アフロ)常田真太郎くんである。初対面はボクでも実は緊張するものだ。だが、彼らはパッと顔を見た瞬間からスキマを感じなかった。こころのスイッチがお互いパチンと入った感じとでも言えばいいのであろうか?とにかく超好青年たちであった。スタジオライブもヘビロのViewをきっちりと聴かせてくれた。これからの飛翔に期待がかかる。

仲良しになったので「ボクをリード・ボーカルにしろ!」と強制して歌ってみた。素晴らしい出来であったが、こころなしかタクヤもシンタくんもやるせなさそうなところだけが気になる。

それと今日は手作りTシャツを着て番組をした。手書きのTシャツである。ひょんなことから知り合った書家、晃鳳さんという青年が「ヒロさんの好きな言葉を教えてください。それでTシャツを作らせてください。」とアプローチしてくれたのである。いろいろいっぱい考えた。そして自分のこれからの夢と思える「悠悠」という言葉を伝えた。それが昨日出来上がってきたのである。なかなかのもんだと思いませんか?世の中に1枚しか存在しないTシャツだよ。勿論あなたも買うことが出来ます。今、彼、南野くんは自分のホームページ制作中とのこと。アドレスが決まったらまた必ず教えてあげるね。

7月7日(月曜日)(たなばたさま)

A-Show、今日のスタジオ・ライブは「スランプ・マン」をしてくれた。今までのウイークリー・ライブでは必ず違う曲をするというコンセプトでやって来たのだが、30回を越えてやっていると「またあの曲が聴きたい!」という要望も増えてきてそして今回は2回目になるがやってもらったというわけである。この曲は歌詞の伝わり具合も勿論だが、やはりギターのカッティングの小気味よさにみんなノックアウトされるようである。

今日はギターの修理もバッチリで音の問題もなく無事ライブを終えたA-Show。スタジオ前でのとってもうれしそうな表情を押さえてみた。ボクも「よかったね」をしているところである。

7月9日(水曜日)

今日全国でニューマキシシングル「余韻」がリリースされた竹仲絵里ちゃんがゲストに来てくれた。1年近くのギャップがあるのだが、今日はいつにも増してキラキラしていた。特に目が本当におだやかに澄み渡っていた。今自分の居所、そしてペースを見つけて活動している証左だろう。スタジオではあのイーグルスのDesperadoを弾き語りしてくれた。素直な歌声に共感された方も多いことだろう。8月1日金曜日にはミナミのネスト・サルーンでライブがある。ぜひ一度絵里ちゃんの生唄を体感してあげてください。

ボクもほぼエアギターでデスペラードをやってみた。素直な絵里はちゃんと聞き惚れてくれた。端的に言って写真用なのであるがうれしかった。

7月10日(木曜日)

1年ぶりの渡辺美里さんだ。夏に向かってシングル「小指」そしてニューアルバム「Orange」のリリースがありそのプロモーションでやって来てくれた。待ってもらっているところに呼びに行くタイミングが悪かったのでスタジオに入って座る間もなくインタビューを始めた。びっくりさせてしまった。恐縮である。でもスラスラといろんな話しをしてもらった。今年の西武ドームライブはもう18回目。デビューした年と同じになったと言うのを聞いて「継続」の力強さを改めて感じた。半端なパワーではないね、やっぱし。見習わねば。

記念写真はとってもかわいいバッグを横から持ってこうとする構図で攻めてみた。わっけわからんと思うけど、それでいいのだ。

7月11日(金曜日)

今日は最近にしてはめずらしく2組のゲストを迎えた金曜日だった。先ず午前9時台は光永亮太くん。最新アルバム「Inside of my heart」のプロモーションであるがとにかくやたらたのしくインタビューをさせてもらった。番組終わりの午後に彼とのガチンコ勝負が待っているので、スタジオでちょっと胸を貸してやった。相当の押しであったがかろうじて踏ん張った。さて、そして午後のガチンコ勝負の結果は???

番組終了の30分前、午前11時半に旧友Larry Carltonがやって来てくれた。とにもかくにも彼の最新アルバムはめちゃくちゃいいのです。音楽好きならぜひ手に入れてください。日本盤オンリーのボーナストラックRoom335も入っているよ。ニューアレンジで渋く渋く大人だよ。昨日と今日の変則2日間のみのブルーノート。本来ならば今夜は予定があって行けなかったのだが、それがお天気のせいで飛んだので7時からの1st. stageを見に行った。もうやっぱ最高だった。ラリーのギターから出てくる音は表情がほんとに豊かである。ブルーノートで明日土曜日のみの公演をするディビッド・サンボーンに付いてきているファンキー・キーボーディスト、Ricky Petersonにも客席で会って久しぶりの再会を喜んだ。ほんとに充実した金曜の夜であった。

7月14日(月曜日)

たいへんです、今週はやばいです。我が友、Fried Prideの2人、横田あきお、そしてShihoが毎日ボクの番組に生登場して生演奏してくれることになってしまったのです。初日の今日は最新アルバム「Heat Wave」からアースをカバーした「Fantasy」をやってくれた。カバーと言っても確実にフラプラの曲になっていてカバーではないところがすごいのです。もしまだ聞いてないなら明日から金曜日までお聞き逃しなく!

横ちゃんが摩訶不思議なギターを持ってきたので接写した。Godin(ゴダン)というらしい。ギターキッズ用の1ショットです。

7月15日(火曜日)

今日もにぎやかな1日であった。まずは昨日からの流れで同じく9時台にFried Prideの2人がやって来てくれてた。昨日はおいしい鉄板焼きを食べたなどの話しを聞きつつ、今日は「恐ろしい」アレンジのYesterdayをスタジオ・ライブでやってくれた。あのビートルズがフラ・プラにかかると見事に料理されてしまうのであった。すごかった。今日は横ちゃんはクラシックギターを持ってきた。でも知る人ぞ知るの、ラミレスのギターである。恐れ入らなければなるまい。こんな名器は滅多にお目にかかれないのでボクも「アルファンブラ」を軽く弾いてみた。クラシックギターは足の置き台がいるのであるがスタジオには無いために横ちゃんが踏み台役を買って出てくれた。やさしい人である。ボクの指先から流れ出す絶妙のアルペジオに遂にShihoは感極まったようである。

朝6時20分過ぎには昨日の夜、京都のメトロでライブを終えたばかりのSOFFetのGooFとYoYoが寝ずに来てくれた。出たばかりのシングル「南の島へ行きましょう」のプロモーションとは言え寝ずに来てくれるなんてホントうれしいじゃありませんか。だからボクも丁重におもてなしをして、ひっちゃかめっちゃかのインタビューをした。マジ、いいヤツらなんだな、SOFFetって。10月にはクアトロで初のソロライブもあるとのこと。ぜひ応援に行ってやってくださいね。スタジオを去る前に「南の島へ行きましょう」トリオバージョンに挑戦した。たのしかった。ただ放送局ではあるがマイクは何故か2本しか用意出来なかったのでYoYoは生声でのシャウトになった。よく通る声であった。

午後一番には一青窈ちゃんが旧交を温めにボクの事務所まで来てくれた。やっぱ頭の中はきっといろいろ回転してんだろうなっておぼろげに感じた。せっかく来てくれたので少路和伸画伯の絵本を謹呈した。にもかかわらず、ボクの椅子は乗っ取られたのであった。

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