6月30日(木曜日)
今年4月にFM802のホームページがリニューアルした。付加機能として各番組に802としてのホームページも追加された。しばらく気づいていなかったのだが、ある日リスナーの方から「ヒロさんの番組のホームページは更新しないのですか?」って質問が来て絶句した。「ボクにはこのホームページがある。それに802のホームページが加わったとしたら2重のホームページになってしまうではないか!」と。そこで考えた。ボク自身のホームページは画像が中心、それなら802の方は徒然に日記のようなものを、それも悔しいので月ー金で毎日書いてやろうと。それから毎朝番組進行中に脂汗を流しながら、時には時間との闘いの中で薄氷を踏む思いで日記を綴り込んで来た。ふと気がつくとそれももうじき3ヶ月目を迎える。その殆どは大方に駄文である。でもボクの毎日のちょっとした気持ちの動きを書き留めていったら膨大な日記になろうとしている。最近番組へのゲストも減少させているのでこちらの日記の更新もままならない。それならこちらしか見ることのない人の為にも、それにも増して将来のボクの為にもその802の日記をこちらにも毎日写し込んでいこうと決心した次第。4月初旬から今朝までの分をここにまとめて掲載しておく。(あまりにも膨大だけど、来月からは毎日の更新になるのでご勘弁を。)
4.7 thu 小雨な朝
しとしととちょいとお湿り。
でもさくらはまだだいじょぶ。
うん、だいじょぶ。
4.8 fri 全部、春。
今朝、ボクが感じた実感。
昨日までの朝の気配はどこかにいきました。
そして空気全部が「ほら、春ですよ」って囁きかけてくれました。
緑も見てみましょう。「新緑」って葉っぱに書かれてますよ。
4.11 mon 花見
8日金曜日は都をどりをおじさん7人で見に行った。
とってもきれいだった。1時間とコンパクトなショーだが、だからこそタイトでインパクトが強かった。
ラジオを制作しているプロ7人が「唸った」。 そして京都の桜をたっぷりと愛でた。
土曜、日曜と2日に渡って自宅そばの桜スポットを散歩した。そめいよしのに包まれて幸せな週末だった。
そしてあたらしい1週間の始まり。
今週はどんな「音符」が時間を埋めてくれるんだろう?
4.12 tue 花冷え
昨日、今日とちょっと肌寒い朝だね。
風邪などひかないようにしたいものだ。
雨模様の湿り気で、ちょいと伸び気味の髪の毛が爆発中。
雨が降ろうが何しようが今日の午後はヘアカットなのだ。
4.13 wed ガオガオ〜特急!
昨日は呑みすぎた。
それもご機嫌に呑みすぎた。
伝統の一戦、阪神巨人は8−1で阪神の勝ち!
だから呑みすぎたけど、ごきげんの朝なのだ。
だから番組もガオガオと飛ばしていくのである。
4.14 thu 新緑
今緑がみずみずしく美しい。
淡さがたまらないんだろうね。
特に御堂筋の銀杏並木。
車を運転しながらでも、歩きながらでも眺めてください。
「息吹き」を感じるはずです、きっと。
4.15 fri キラッキラの金曜日
週末がやってきた。しかもゴージャスなお天気と共に!
今日はお昼までごきげんに飛ばすことにしよう。
そして明日土曜日はいよいよ大阪城野音で6回目のニューブリーズが行われる。
12時開場1時開演で多分午後8時ぐらいまでの長丁場。
でも気鋭の音がいっぱい詰まっている。
当日券も出る予定だす。予定のない人、もしくはどないしようかなって悩んでいた人、ぜひ来てね。
野音で会おうぜ!
4.18 mon 怒涛の週末
ま、何といっても年に一度のニューブリーズ。
今年もたくさんの笑顔と共に無事終了できて喜んでいます。来てくれた皆さん、ありがとう!
来年も更に「いい音、新しい音」をプレゼンしますのでよろしくね。
尚この模様はボクのホームページに詳しくアップしています。
http://www.kabocha.co.jp
4.19 tue つつじ
この暖かさでうちの事務所にある霧島つつじが今にも咲きそうなくらい蕾をふくらませている。
ソメイヨシノの桜ははかなくて幽玄。
でも4月から5月のつつじは勢いを感じるね。
初夏を実感する瞬間です。
しょ〜か、と納得。
4.20 wed 雨
天気予報が見事に当たってしまいましたね。
でもこれも恵みの雨なり。
イライラせずにこんな日もいい日にしていきたいものだ。
4.21 thu 上原投手
昨夜の阪神・巨人戦はもう完璧に上原の作り上げた試合だった。
自分のテンポでストライク先行型の投球をビシビシ決めていく。
我が阪神打線、手も足も出なかった。どんなことをしていても「リズム」ってのが
本当に大切なものだと痛感させてもらい学ばせてもらった。
上原投手、威風堂々の真のエースである。
脱帽。
4.22 fri うきうきの春
週末の始まりがやってきた。
そして1週間後の今日からゴールデン・ウイークが始まる。
心なしか街が、人が弾んでいるような気がする。
4.25 mon 4月最終週のスタート
とは言うものの、今週末にはゴールデンウイークがスタートする。
なんとなくルンルン気分の1週間になりそうだね。
今週もいっぱいのニコニコと会えますように!
4.26 tue JR列車脱線事故
信じられない事故が昨日の朝起こってしまった。
心を痛めながら今朝の番組進行を余儀なくされてしまった。
国鉄時代からJRへと受け継がれてきた世界一正確なダイヤ運行のために
未熟な運転士にまで 課せられ続けてきたさまざまなペナルティが引き起こした人災だとボクは感じた。
定時のダイヤ運行も大切なものだが、それ以前の運転士トレーニングの段階に根元的な問題があったのでは?
JRは即刻の現場教育見直しを図るべきである。
4.27 wed 30年ぶりの声
昨日事務所に帰ってしばらくすると電話が。
「スティーブ、スティーブ」と呼ぶ声。
75年−77年まで過ごしたカナダ時代のボクのニックネームだ。
働いていた会社でお世話になったKenの懐かしい声であった。
30年のギャップが一瞬にして埋まった瞬間だった。
Ken, thanks for your call.
You made my afternoon real happy!
4.28 thu チャリ
御堂筋をふんわりとチャリで南下した。
いや、ほんとに気持ちいいよ。
歩くもよし、チャリもよし。
今、一年で一番ふらりふらりが気持ちいい季節だね。
どう、ゴールデンウイークに都心をふらりふらり?
4.29 fri 俺だけはだいじょうぶ!
車を運転しながら携帯を操作する人のほとんどはきっとそう思ってる。
昨日の帰り道、前を行く軽自動車を運転している男性が左ひざの上に
携帯を置き渋滞の中操作しているではないか!真後ろのボクが運転席が
少し高いのでその様子が手に取るように分かる。そして彼の運転はやはり
「フラフラ」としている。危険極まりない。後ろから1回クラクションを鳴らした。
気づいた彼はやり返すつもりなのか突然急ブレーキをかけた 。
携帯操作が既に危険行為なのに、そんなことはお構いなしの急ブレーキだ。
このようなドライバーがうようよいる現実を目の当たりに見て本当に悲しくなった。
「私だけはだいじょうぶ!」。
そう思っていませんか、あなたも。
5.2 mon なかやすみ
ゴールデンウイークの中休み!
なんとなく中途半端な気配がするのがいけないね。
「うっし!」の気分で今週もかっ飛ばすとするか。
5.3 tue ゆとりの時間
街中がし〜んとしてるのがいいね。
喧騒の街が静寂の街に顔つきを変えるこの時期。
仕事をしながらも俺は好きだ。
5.4 wed 貪欲
働いている人たちもいっぱいいるのも承知しつつ、ゴールデンウイーク狂想曲はたまんない。
仕事をしなければならなくても、コンチクショウのゴールデンウイークの午後を昨日中ノ島で愉しんだ。
(詳細はボクのホームページkabocha.co.jpの日記にて)
強引におバカをたのしむ。
たまには必要かも?
5.5 thu 服部緑地
昨日の午後、野外音楽堂で行われている「春一番」を聞きに電車で出かけた。
入り口まで行ったのだが、ひとりぽっちのボクはなぜか敷居が高くて入場出来なかった。
(いわゆるヘタレだったのである。)
野音からこぼれてくる音だけを聞きながら緑地公園を一人で散策した。
ものすごい数の人たちがBBQなどをたのしんでいた。「アッ、ヒロさんや」とも言われずにとぼとぼと散策した。
一番奥にある補助競技場で行われていた社会人女子のタッチフットボールの試合をぼんやりと観戦。
おじいちゃんが近寄ってきて「これは何ですか?」って質問だったので
しばらくルール解説などをしてまた電車で帰ってきた。
こんなとぼとぼもたまにゃあ、いいものだ。
5.6 fri 雨
ゴールデンウイークもひと段落。
そして今日は雨になる。
なんともうまいバランスで自然はお天気をアレンジしてくれたね。
5.9 mon ゆるりゆるり
ゴールデンウイークには関係なく番組を進行していたとはいうものの、
やはり世間のホリデーモードに若干の影響を受けてしまった1週間でした。
だから土曜日日曜日はボクもゆるりゆるりの時間を過ごしてみました。
そして本当の日常が戻ってきた月曜日。シャキッと行きましょう。
5.10 tue 矍鑠
「かくしゃく」と読む。
お年を召した方が溌剌として元気な様を指す表現である。
いつもやっている語源の旅のコーナーで取り上げた言葉だが、ボクは万人周知の表現だと思っていた。
コーナーを終えていろんな人にあたってみるとどうやらいまどきの人たちにはもはや通じない言葉に
なってしまっているようだ。
日本の美しい言葉たち。いつまでも色あせないでいてほしい。
諸君、どんな本でも活字でもいい読書をしよう。いや、しなければならない。
正直に吐露しよう。
矍鑠という漢字、ボクも書けない。
しかし表現だけは熟知している。そして必要があれば漢字辞典をひいてでも書き写す。
イージーにすべてが手に入る現代社会に危機感すら覚えた一日であった。
5.11 wed 絵本
多分自費出版であろうかわいい絵本が届いた。
「アルマジロくん、うみへいく」がタイトル。
なかよしのナメクジくんとコウモリくんのために遠い海に出かけてステキなプレゼントを
持って帰るというほのぼのストーリー。
作者は今病室で酸素マスクを離せない闘病生活を余儀なくされている。
あとがきに「今のわたしは自由に色んなところに行くことができないナメクジくんにちょっと似ています。
でもまわりにやさしいアルマジロくんがたくさんいてくれるのでシアワセです。」とあった。
彼女は毎朝ボクの番組もたのしみに聴いてくれているらしい。
さまざまな環境の中で聞かれているラジオ。「ボクも彼女のアルマジロになれれば。」と思った。
5.12 thu 趣味
人それぞれ趣味があり、それを人に押し付けるものではない。
十分に承知していても、日記を毎日続けるのも至難の技である。
そこで・・・・今日は読書である。
ボクの大好きな作家のひとりに阿刀田高さんがいる。
特に彼のデビュー直後の作品群にはほとばしる才能が叩き込まれている。
彼の作風の真骨頂は主にミステリー短編にあり、日常の何気ない描写が終わろうとする 最後の2−3行に
「背筋が凍りそうな」結末が用意されている。
この阿刀田マジックに汚染されてしまったらもう止まらない。
彼のすべての著書を読破したくなることであろう。
ボクのお奨めの数冊は・・・
「冷蔵庫から愛をこめて」
「1ダースなら恐くない」
「コーヒーブレイク13夜」などがある。
本来はボクの趣味でもある「文庫本」でやっつけていただきたいのであるが、
悲しいことにどうやら絶版になってしまっているらしい。
でもボクのお奨めで興味をもたれたのなら、古本屋さんで探してでも読んでいただきたい。
そしてその感想などもぜひ教えてもらいたいものだ。
5.13 fri 平井堅くん、デビュー10周年の日。
早朝802に到着すると、レコード会社の男の子がボクを今か今かと待ち構えていた。
「こんな朝に一体どないしたん?」とボク。すると、彼はおもむろに平井堅くんの記念楯を
持ち出してきて「これが出来上がりましたのでお届けに来たのです。」と言ってくれた。
記憶が蘇った。
今年1月に平井堅くんがゲストに来てくれた時に最近の4アルバムすべてがミリオンを
ヒットした礼の楯を作ると言い、またそれをボクにも贈呈してくれると言っていたことがあったのだ。
それが何と彼のデビュー10周年の朝に届いたのであった。ものすごくうれしくそして感激した。
堅くんありがとう!
そして夜っぴいてボクを待っていてくれたDef Starレコードのイソザキくん、本当にありがとう!
5.16 mon 週末
何もこれといってすることもなく、フッと目に留まったのが大阪ダービーが行われている
長居スタジアムの横、 球技場で行われる関学京大のアメフトの試合。
アメフトは秋が本格的なシーズンなのでこれは完璧なプレシーズンマッチ。
でも今年の戦力を確かめるには絶好の機会。
チャリでギコギコと午後1時40分開始の試合を観戦に出かけた。
ビール片手に午後4時までさんさん太陽のもと、しっかりとゲームを楽しませてもらった。
結果は34−3で関学圧勝。んが、まだ公式戦まではたっぷりの時間がある。
名門京大の公式戦での復活に心からエールを贈りながら、そして満杯の観客を呑み込んだスタジアムを
横目に見ながら球技場を後にした。
ゆったりとした週末もいいもんだ。
5.17 tue 深緑
御堂筋のイチョウが深緑に変わってきた。
ほんの一月前の日記に「新緑」と書いたばかりなのに。
なにわ筋のイチョウはかろうじて深緑一歩手前にいる。
こうして砂時計は確実に「時」を落としていく。
季節の、人生の移り変わりを見落とさずに歩いていかねば。
5.18 wed 不安
八尾の女性リスナーさんから「携帯が壊れました。不安です。」というメッセージを受け取った。
ボクの語彙にコミュニケーションに対する「不安」はないのでしばし考えてみた。
道具が便利を通り越して「至便」になり「風情」を破壊していってるのではないだろうか?
直接会って話さずとも携帯は常に誰かと即物的につながっている。このラインが途絶えた途端、
人は「不安」を感じるようになるのであろうと推測した。
手紙の持っていた情緒的つながりを忘れないようにしたいものだ。
「便りのないのは元気な証拠」。
この表現が消え去らないでいることを欲してやまない。
5.19 thu そもさん、説破!
と言っても禅問答の話をしようというのではない。
もっとくだけてセ・パ交流戦の話なり。
毎晩ビール片手に観戦しながら「おひょひょ〜」と好プレイに奇声を発している。
いろいろすったもんだあった去年のプロ野球。そこから捻り出されたひとつのアイデアであるこの交流戦。
まだ運営などで改善の余地もあるのかもしれないが、なかなかたのしいものである。
やっぱ、伝統の継承の中にも怠らない「工夫」というのが常に必要だということを
示唆してくれたいい例なのかもしれない。
さてさて、ここらで「ビール、おかわりっす!」
5.20 fri 便秘薬
今朝あるリスナーさんからこんなメッセージが届いた。
「前々から思っていて投稿するべきかどうか迷っていたのですが、
やっぱり投稿することにしました。ヒロさんの声を聴くと便意を催すのです。
だから月曜から金曜まではお通じも快調なのですが、土・日は便秘になってしまいます。」だって!
俺もいろんな人の生活に貢献出来てシアワセを噛み締めた朝であった。
5.23 mon 備忘録
早いはなしが「メモ」である。
802のホームページが新しくなってこんな日記などというものが機能に付け加わった。
画像などをつけたダイアリーはボクのホームページに綴っているので
ある意味この日記は重複することになる。 んが、しかし、そんな単純な理由でせっかく加わったこの機能を
「空白」のままおいておくのは悔しいじゃありませんか!
毎日冗長に時間を過ごさない限り、その日その日にそれなりのトピックがきっとあるはず。
だからここには画像は滅多についてこないけれど、それでも月ー金の朝に徒然にこの日記ならではの
ボクの雑感を綴ることを続けている。
んが、賢明なる諸兄も経験からお判りであろうが、それを続けることは実に至難の業である。
ボクも実は毎朝、塗炭の思いで縷々これを書き綴っている。
週末、今朝の「日記」にぴったりのトピックが閃いた。
んが、今朝起きてみるとその「トピック」を忘れ去っていた。それこそ見事に消えてなくなっていた。
802に向かってくる車中でも運転しながら身悶えてみたのだが、金輪際あの「トピック」が
蘇ってくることはなかった。慙愧に耐えない!
「備忘録」の重要性を噛み締めた朝であった。
5.24 tue 羽虫
お気づきかな?
この時期、非常に小さな羽虫のようなものが空中をたっぷりと浮遊していることを。
初夏、生きとし生けるものすべてが一番その活動を高める時期でもある。
たわわに茂った樹木の葉からも樹液が降り注いでいる。その恩恵を受けつつ羽虫の
空中浮遊も始まるのであろう。昔から変わらぬ生命の輪廻が繰り返されている。
自然界の輪廻転生、今地球を牛耳っている人間のエゴで壊滅させるようなことがあってはならない。
ただ羽虫の発生率が昔に比して格段に増しているような気もしてならない。
これも積み上げられてきた地球温暖化の成せる業なのか。
自転車で走っているときにこの羽虫と思える物体が目に飛び込んできて取れなくて往生した。
それも一度二度ではないのが気になる。
単純にボクの目玉が人のそれより2−3倍でかいのが理由であればいいのだが。
5.25 wed 右往左往
街を歩いていると就職活動中とおぼしき学生諸君と頻繁にすれ違う。
男子学生は既に社会人になっているおじさまたちと変わらぬスーツ姿なので、
それがまだ体に馴染まぬ風情であってもそう目立たぬが、女子学生のそれはみんなハンで押したような黒、
もしくはグレーのジャケット、タイトスカートの普段街ではあまり目にしない、いでたちで一目瞭然。
会社訪問の時期としてはまだ余裕があるのか、もしくはそろそろ終焉を迎えているのか門外漢には知る由もない。
しかし、彼らの顔はその服装同様、一様に強張っているように見受けられる。
安穏として就職活動に臨めというのは酷に過ぎるかもしれない。
しかし、彼らの表情、歩く速度などを眺めていると少なくとも「深呼吸でもしてごらん。」
と老婆心ながら思ってしまう。
ひとりでも多くの学生くんに「プロへの道」が開かれることを祈る。
しかし、それにしても・・・
奇をてらった服装で就職活動に臨んだりするのは論外で、最低限のマナーは守るのは当然であるが、
あのハンで押したようなリクルートスーツを暗に強要し続けている「日本の組織」全体にもそろそろ
変化を期待したい。
5.26 thu 機械
冷静に考えてみると、(別に冷静にならなくても)ボクたちはありとあらゆる機械に囲まれて生活している。
家電製品も然り。購入後大体10年前後でガタがきて故障ってのが大方のストーリー。
ま、家電製品あたりは「ああ、壊れてもうたぁ」で済む話。
ところがこれが「走る凶器」車になると話は変わってくる。走行中の故障など決して起こってはならないこと。
だから通常の車検以外にも定期点検の時期というのがある。ボクの愛車も1年点検の時期が来て2日間ほど
ドック入りをしていた。昨日点検も無事終わり愛車を受け取って帰途についた。
点検を終えたボクの愛車は愛くるしくボクを受け入れてスムーズな走行をみせてくれた。
ガレージに車を入れ、「ありがとね」と車体をスリスリしてあげたのは言うまでもない。
ともすれば見過ごしがちな「日々の安全点検」。ちゃんと励行しましょうね。
今回のドック入りでありがたいことに代車を手配してもらって乗っていたのであるが、
なぜ代車ってあんなに乗りにくいんだろうね。たった2日間いなかっただけなのに自分の車の
ありがたみも痛感した次第である。
5.27 fri 冷茶漬け
夕食のときにあまりごはんは食べずにもっぱらビールをグビグビいきながらおかずをやっつけている。
過日、ほろ酔い気分で「ごちそうさま」を言った時ふと横を見ると家人が熱いごはんの上に
細切れ塩こんぶを乗せ、そこに冷たいお茶をかけてサクサクとやっている。
実にうまそうである。
一杯所望してボクもやっつけてみた。 いや、そのうまいこと。
これから湿気満載のやるせない夏がやってくる。
夏バテ気味かな?って思うようなことがあったら、あなたもいかが?
きっと 「プッフエ〜うめえ!」と一人ごちられることであろう。
5.30 mon 嗜好
学生時代から20歳代にかけて「風呂」が嫌いだった。
特に学生時代など4日も風呂に入らずに平気だった。
部屋にこもる臭気にも平気で母には相当に迷惑をかけたものだった。
日曜日、昼前に風呂に入りその後の軽い散策を終え家に戻るや否や外気の湿気のせいで軽く汗ばんだ体を
シャワーにあてながら「人間の嗜好というものは年輪と共に相当に変化するものなんだなあ。」と
感慨を新たにした。
青春、それは取りも直さずどれほど「乱暴」でいられるかということなのかと風呂で苦笑するボクがいた。
5.31 tue 耐久
ルマン24時間耐久レースとか鈴鹿8耐とかいろいろな耐久ものはあるのだが、
これはあくまでも機械の耐久性を誇示するためのもの。生身のからだで試してみるものではない。
毎朝午前3時5分に起床し、午後9時には就寝するというある意味ストイックな生活を長らく続けている。
金曜日の放送が終わるとその呪縛からリリースされる週末がやってくる。
とは言うものの、まとまった時間を取ってそれこそバカンスにうつつをぬかすこともままならぬ。
先週金曜日近しき人たちと共に午後2時から中国伝来数字順列組み合わせゲームに打ち興じた。
ふと気がつくと午前3時半になろうとしている。起床時間から考えてもなんと「24時間以上」
覚醒状況を続けたことになる。
さすがに自分というマシーンの限界を感じてこの日の耐久レースをお開きにし、
欲も得もなくベッドに倒れこんだ。
楽しい余暇を過ぎ去る時間のスピードはやはり相当のものである。
しかし徒に耐久レースを自分に課すものではないと実感した金曜日でもあった。
みなさんもくれぐれも自重されたし。(って、全く説得力ないよな〜〜〜。)
6.1 wed 衣替え
夏本番を前に今日は衣替え。
学生の制服も軽やかになって街に溢れることであろう。
ボクが今現在興味津々なのが、「クール・ビズ」。
政治家さんたちの省エネルックである。
閣僚級は全員ノーネクタイ姿だそうな。
一体どんなファッションが見られるのだろうね。
多分政治なみの「一流」ファッションだろうと期待している。ウヒヒ。
6.2 thu 砂を噛む
ここんとこ忙しくて髪の毛がボーボー状況であった。
唐突に予約を入れてカットに行くことを決めた。
静かな部屋にハサミの音だけがシャキシャキと響く。
睡眠時間が毎日やや少なめの俺にはこの単調な音は酷なものである。
ウツラウツラからしっかりと睡眠体勢に入ってしまった。
気持ち良く眠ること数十分。
「はい、あがりました。」の声に目覚め、そして前面の鏡の中にある自分の頭髪を凝視する。
「ああ、なかなかさっぱり夏バージョンにしあがっていますねえ。」
時間軸を後戻りできない以上これ以外の言葉を発することは無益であろう。
帰り道のチャリンコをこぎながら、ごはんの中に入っていたちっこい石を噛んだ思いだった。
6.3 fri トレンド
ひとつのことが気になりだすと、それがとことん気になる。
プロ野球で主審のストライク・コールが気になりだした。
昔は亀さんのお腹のような分厚いフロントプロテクターを付けストライクのたびにそのまま右手を
高々と上げ「スットラィ〜ク〜!」とコールされていたはずだが、どうも最近はそうではないらしい。
投手に対して90度になってのコールがトレンドのようだ。
しかしその所作ひとつひとつにも個々人々の創意工夫が見えて、いとおかし。
基本的には1塁側に向かってするようになったこのコール。人によっては右バッターの時には
よりアピールを強めるために1塁側、それもダッグアウト内に向かって強烈に、左バッターの時には
全くその逆にストライクコールをかまされる方もいる。ここまで来るともう殆ど腹がよじれる思いでもある。
余りにも楽しいので早くピッチャーにストライクを入れてもらいたくってしょうがない。
このトレンド、ある意味ではプロ野球選手がバリー・ボンズに憧れてやっているルーズソックスみたいな
イメージのパンツを眺めているより余程楽しい。
6.6 mon あと1週間!
来週月曜日からの2週間、喧騒のスペシャルウイークスがやってくる。
年に2回あるこのお祭り騒ぎ。ボクの番組も恒例のオール・タイム・フェイバリッツで綴る。
ま、とにもかくにも朝からの数時間を歌いっぱなしになること必至!のど飴でも用意して思いっきり
歌いまくってたのしんでくださいね。アーティストからの激レアグッズなどもタイムサービスで
連発しますからね。
そして、も・ち・ろ・ん、今年のFM802ミート・ザ・ワールド・ビート2005へ行くための
キーワードもたっぷりと散りばめてお届けします。朝の慌しい時間帯、ちょっぴりしか聞けない人もおっけだよ。
朝はボクの番組と過ごせばよしってことね。
毎日がお祭りなら感性も鈍化するけど、年にたった2回だけのお祭り。
ここはギンギンに歌いまくってたっぷりと楽しんでください。
おいらも音楽を送り続けながらたっぷりたのしませてもらいます。
一緒にガッツ〜〜ンといってくださいね。これで夏バテも吹っ飛ばせるはず。
6.7 tue 紫陽花
ふと気がつくと紫陽花がもうスタンバイ完了している。
まだ小さな花のかたまりだが、これが梅雨本番になると大きな手鞠になる。
唯一認めることができる梅雨の風情だ。
今年も梅雨はもう目の前。
6.8wed 時速360km
JR東日本が世界最速を目指す新幹線車両「ファステック」を完成したと新聞にあった。
単純計算で大阪・東京間が1時間強で結ばれることになるのか。
車窓から見える景色を愛でる時間、読書の時間、もしくは軽くまどろむ時間、
このような旅の風情をことごとく奪い去って列車はひた走る。
とどまることを知らないサービスの過剰供与。
そして利用者はこの「便利」を貪り食う。
一例として交通手段を挙げてみたが、現代の我々の周りにはこのような便利がうようよと漂っている。
未来を志向することのない脆弱な人間たちは「肥満化」を続けることにしか
最早生きながらえる術を持たぬのであろうか。
6.9 thu 祝日本蹴球團世界杯出場決定!
いや、まあ、とにもかくにもめでたい。
これで来年のワールドカップも一喜一憂しながらの観戦を楽しめるのだ。
日本代表メンバーもまだ予選の試合が残されているとはいうものの、ひとまず本当におつかれさまでした。
それにしても印象的だったのはサポーターたちの熱い声援。
日本国内は当たり前であるが、現地タイに飛んでスタジアムの外で熱い声援を送っていた
サポーターたちには頭が下がる思いである。TVの画面を通じて応援の音が聞こえてきたのは
ある種感動ものでもあった。
厭世観漂う今やる気のなさがまかり通る中、これだけ打ち込めるものを見つけることができるのは
本当にしあわせなこと。心から快哉を捧げたい。
6.10 fri 起床
毎朝午前3時5分に目覚ましが鳴る。
じょじょにウオームアップして午前6時には一応ボクなりに爽やかな声で「おはようございます。」をコールする。
誰だって朝は辛いもの。
リスナーのみなさんから「朝起きる秘訣はなんですか?」という質問をよく受ける。
今日は金曜日。週末の始まりということで今回特別にボクの秘技をここでだけ披露しよう。
起床するときに一言、メッチャ悔しそうに「ッキショ〜ッ!」と心の中で大きく叫んで起きれば・・・・
やはり眠い自分を発見するだけなのだ。
学問に王道がないように、起床道にもどうやら王道はなさそうだね。
一緒にもがきましょう、それしかありません。わはは。
6.13 mon ラグビー
スポーツ観戦はたのしいもの。
昨日は地元近くの長居スタジアムでラグビー国際親善試合、日本代表対アイルランド代表戦を見に行った。
今までも花園まで観戦に出かけたこともあるラグビーなのだが、どうもルールがいまいち分かりにくい。
そこで今回は同志社大学ラグビー部卒の802ウッチーに来てもらった。
そして前半後半としっかり説明をしてもらった。
やっぱり分からなかった。
彼曰く「習うより慣れろ!」。
これからも大畑選手の活躍を応援するためにまたせっせとスタジアムに通うことにしよう。
6.14 tue 旬
夏間近の今、水茄子がうまい。
これでビールをやっつけると、必ず酔っ払う。
わはは。
6.15 wed ペーパーレス
802でも少し前からリクエストなどのペーパーレス化が進んでいる。
プリンター用紙、ファックス紙など正確な数字は分からないが経費は膨大なものであった。
リスナーさんからのメッセージ、リクエストなどは今は2台のノートパソコンで見事に処理できるようになった。
デジタル化の特筆できる長所であろう。
今はスペシャルウイークス真っ最中。
プレゼント応募、リクエストなどで入ってくる量は半端ではない。
毎朝パソコンの画面を見つめつつ、目がチカチカしてしょうがない。半笑いの日々なり。
6.16 thu 主観VS客観
一人称の思うこと考えることが主観。
客観はその思い、考えに対して二人称、三人称の持つ意見。
一人称の発言によく「客観的に考えて云々」とあったりするが、それはあくまで「的」であり、
一人称には客観はないと強く認識することが肝要である。
自分でよくやったと思えることでも客観は往々にしてそうではない反応を示したりするものである。
そしてその思いもよらない反応に直面して「主観」はより深い学習をすることになる。
ま、だから「人生」ってやつはおもろいもんなんだけどね。
主観である自身を常に俯瞰できるようになればそれが悟り。まだまだ道は遠い。
そして、今、ボクという「主観」は「客観」と真っ向から向かい合っている。
6.17 fri 鏡
鏡に映る自分の顔を眺めたとき「うん、まんざらでもないな」と思ったりする。
これ、大間違い。
どうやら人間ってさ、鏡の中の自分でも見たくないところは自分の目にはぼやかして
見たいところだけを誇張してしまうものらしい。困ったもんです。
光学的には確かに客観的に像を写しているんだけど、そんな鏡を相手にしても「主観」ってのは
大暴れをしてしまうものらしい。
とってもわかりやすい「主観VS客観」ばなしでございました。
さてさて、ボクも鏡なんぞを覗き込んでキリッと引き締まった凛々しい口元を見つめてみるとするかな。
最後にこの発想はボクのオリジナルではなく心の師と勝手に仰いでいる故伊丹十三先生が
1975年に上梓された「再び女たちよ!」に収められている「うぬぼれかがみ」から
拝借させていただいたアイデアであることも付記しておく。
6.20 mon あの頃の涙
中高一貫の女子校のバトン部の発表を見に行った。
高校3年生にとってはクラブ活動にピリオドを打つ最後の発表会。
猛練習で臨んだであろう発表会も1時間弱ですべての演目が消化される。
最後の演技が終わり、3年生の代表がご挨拶。
お世話になった先生、家族、そして何よりもついてきてくれた後輩たちに謝辞を述べる。
万感胸に迫るのであろう、途中に泣き出してしまった。
それを客席から見つめながら自身の涙を抑えるのに必死であった。
きっと自分の「あの頃の涙」が重なるからなのだろうが、どうも涙腺が弱くなって困ったものだ。
6.21 tue 暴力
さまざまなタイプの暴力がある。
そしてこれはかなり片寄った意見かもしれぬが、全く以って「電話」も暴力ではないかと感じる次第。
架ける相手先がどのような状況かなど一切お構いなしに電話はギャンギャンがなりたてる。
どなたであったかは失念したが、ボクがやはり心の師と尊敬するある作家は電話の黎明期には
電話の前に書を認め「いついつの何時ごろに電話を差し上げてもよろしかろうか?」と相手先に
お伺いをたてたものであると喝破されていた。
ここに戻ろうなどと懐古趣味に走る気持ちは毛頭ないが、現代社会というものはこの電話を一例として
すべからく傍若無人がまかり通っていることだけは間違いないような気もする。
6.22 wed 一心不乱
茶の間での野球観戦をたのしんでいる。
ときおりスタンドで応援するファンの顔がアップで抜かれる。
球団を問わずみんな一様に声を張り上げて一心不乱に応援している。
見ていてほほえましく感じる瞬間だ。
迷いなく何かに打ち込む姿勢はやはり爽快である。
一心不乱になれる何か、持っていますか?
「ないねん。」って言わずに探してみようぜ。
あるって、きっと!
6.23 thu プロ野球観戦雑記
昨日、一昨日の阪神・中日戦を見て再確認したこと。
やはり井川くんの髪の毛は長い。
そして確実に川上くんのキャップはちょっとだけ、ずれている。
投手関係でまとめてみた。
6.24 fri 昨日の瞬間はあしたに続いている。
滅多なことでCMに心動かされることはない。
んが、しかし・・・・
一流の人にスポットを当てその足跡を振り返る形で淡々と綴られるFUJI FILMのこのCMには
毎回感銘を受けている。 企業が訴求するものをちゃんと受け手に伝えながら、
ついでに「感銘」までも 与えてしまうCMはそうそうあるものではない。
「良質CM」followerが益々出てくることを願うばかり。
6.27 mon インタビュー
ちょいと専門的になるかも。
ボクの番組にゲストで来られるアーティストは必ず生で登場してもらっている。
(過去に録音で対処したのはGeorge BensonとJanet Jacksonぐらいである。)
理由は至極簡単。「生」の臨場感を徹底的に尊重したいから。
録音にしてしまうと、さも生で登場しているようにふるまったとしてもそこには必ずぎこちなさが発生する。
それよりも尺調整のために「編集」という作業も介在してしまいこれがますます「生」感を希釈していく。
そしてボクはそれを嫌う。
「編集」という作業をもう少し突っ込んでみてみると例えばテレビという媒体。
ニュースになる取材もことごとく編集作業の後にオンエアされる。送出サイドの都合により
編集された素材をそのままに受け止めてしまうことには留意が必要である。「ん?」「待てよ」と思える
受け手としての余裕を持てるようにならねばならない。
ところがこれが「紙媒体」になると記される情報はことごとく記事を認める記者のフィルターに
左右されるものになる。例えばインタビューを受けたりしたとき、事前に内容を知る唯一の手段は
記事が上梓される前のチェックと呼ばれるものであるが、これは実際には事実関係の確認程度のものになり、
記事を書いた記者の文体のニュアンスを変えることは残念ながらもはや不可能なのである。
「何言うとんねんや!」ってな感じかもしれないが、最近ボクが経験し実感したことを徒然に綴ってみた次第。
6.28 tue 高松塚古墳
文化庁はこれから10年以上かけて極彩色の壁画劣化が進む高松塚古墳の修復を決定した。
千数百年の時を超え古来の文化を温存する姿勢、高く評価すべきであろう。
ただ一方現代社会では生活慣習、言語など極彩色に彩られた日本文化は数十年、
いや数年、それ以下の単位で劣化し続けている。
高松塚古墳の修復完了時にどれほど由来の日本文化が残っているのであろうかとふと思った朝であった。
6.29 wed プロ野球お茶の間観戦雑感 Part 2
門田さんは「柔らかくそして辛らつ」。
佐々木さんは「元気に快活」。
有田さんは「ちょいと恐いイメージ」。
昨日気づいたのは江夏さんのちょっとした癖。
「〜〜ですよね、え〜え〜。」と必ず自分の解説を納得されている。
一緒に繰り返して悦に入った夜であった。
そして福本さんはやっぱり「たのしく味がある」。
関西であるからして阪神タイガース寄りなのは否めないが今日は野球評論家さんたちでまとめてみた。
6.30 thu 地の利
駅まで5分のところに住む。とても便利。
スーパーがすぐ隣り。好都合この上ない。
時差のあるスポーツ生中継。夜明けに起きる人は生で観戦出来て、正しくこれも「地の利」。
今朝ブラジルvs.アルゼンチンのコンフェデ杯決勝を生で見た。
いや、しかし、ダイジェストで見るのとは違いやはり圧倒的な迫力である。
4−1でブラジルが勝利した試合の前半の2ゴールまでを生で見て後ろ髪を引かれる思いで家を後にした。
中途半端ではあるが、やはり「生」の躍動感はたまんない。
1年後にはいよいよドイツでワールドカップが開催される。
「地の利」を活かしてしっかりと生で観戦させてもらうことにしよう。
たまに遅刻するかもしんないけど、そんときは許してつかぁさい。
なんつってもワールドカップだかんね。わはは。
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とまあ、FM802のプログラムホームページで4月初旬からつけだした日記を全文ここにまとめてみて今月はおしまい。明日からはこちらの日記にも毎日アップしていくつもりです。これでボクのホームページもDiaryの機能を持つことになりました。
めでたし、めでたし!
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