HIRO T'S DIARY
● 8月の日記 ●
8月1日(月曜日)「1200円」(802プログラムホームページより)

週末所用で東京に出かけた。
帰りは夕方だったので東京駅で晩ご飯を買った。
丑の日にうなぎを食べなかったのでここは奮発してうなぎご飯ってのを購入。

相当にうまかったのであるが、ただ許せないのは添えられていたお箸。
容器が正方形だったせいもあるのであろうが、通常の割り箸より短かった。極端に短かった。
細いシャーペン2本で飯を喰っている感じでほんとに食べにくかった。

1200円も出したのにこの短さはないのではないかと新横浜を越えたあたりで悔し涙にくれた。
泣くだけ泣いたら眠くなったのでたっぷり寝た。
8月2日(火曜日)「給水塔」(802プログラムホームページより)

夏の醍醐味はやはり花火。
富田林と我が家は直線距離でも20kmくらいはあるであろう。
んが、毎年PL花火の日は家が高台にあるということもありクーラーの効いたリビングから楽しめる。
一番大きい花火で500円玉くらいだけど、それでも楽しめる。

3年くらい前にその直線の間にマンションが建ち、その屋上のひょろっとした給水塔が
丁度成人映画のモザイクのように花火のおいしいところをカバーしてしまうようになった。
角度を少し変えれば見ることができるのでそれで我慢していた。

この1年の間にまた新しいマンションが建って、「今年は無理かも?」って思っていたら
そのマンションはかなりずれた位置に建っていたので何の問題もなかった。
品行方正なマンションと位置づけねばなるまい。

ただ、今年も花火を邪魔する給水塔を持つマンションのすぐ隣りにメチャメチャ背の高い
クレーンが夜目にもはっきりとくろぐろとそびえ立っていた。来年はあのクレーンの場所に
マンションが建ち、そのマンションを「素行不良のマンション」と名付けなければならなくなるのか?

いずれにしても光から数十秒遅れで到達するドド〜〜ンっていう音と共に今年のPL花火も
小さくだけど、しっかり堪能させてもらったのである。
8月3日(水曜日)

馬場俊英。今日シングル「ボーイズ・オン・ザ・ラン」でメジャー再デビューを飾った。そしてその記念日にボクの番組に来てくれた。これで6回目の登場である。しかし、今朝はその中でも一番意味を持つ朝であった。カップリング曲の「スタートライン」をスタジオライブでもやってくれた。ジンとくるものがやはりあった。これから大活躍をしていってほしいと本気で願っている。

帰る前、ボクだけのためにこっそりとスタジオライブをやってくれた。ヤンキー座りで足がしびれたがうれしかった。

8月3日(水曜日)「スタートライン」(802プログラムホームページより)

文字通り何かを始める出発点である。

往々にしてここに至るまでの道程が距離的にも時間的にも長かった人の場合、
ここに立つことがスタートラインではなく「ゴール」と錯覚してしまうことがよくあるようだ。
スタートライン自体が途方もなく遠いところにあったのだから無理もない話ではあるのだが、
でもやはりスタートラインは出発点でしかない。

厳しいくらいのその「自覚」がその後の持久走の「質」を決定づけると信じる。

自身で苦渋の経験をたっぷりと積み、「スタートライン」って曲まで作ってしまった馬場俊英くんが
今朝の番組ゲストである。心からのエールを贈りつつ、彼の持久走が長からんことを祈る。

今週日曜日にボクはFM802のDJオーディション最終審査に立ち会う。
合格者が出ればその新人は多分10月からFM802に登場する。

そしてそれもやはり「スタートライン」であって、決して「ゴール」ではないことは
好むと好まざるとにかかわらず自明である。

8月4日(木曜日)「検査点検」(802プログラムホームページより)

2年半ぶりに歯石を取りがてら口内チェックをしてもらうのに歯医者を訪ねた。

「暑がり、寒がり、痛がり、痒がり、こそばがり」を自認する堪え性のないボクは 常に歯医者さんでは
「痛いのんだけは止めてください!」と声高に訴える。 主治医はたまたま知り合いの先生なのでボクの
わがままを笑顔で聞いて いつも痛くないように処置してくださる。 ありがたいことだ。

わがままを言い放題言うボクが言うのも面映いのであるが、みなさんの口内チェックはしてますか?
「特に口まわりは痛み出したら治療自体もほんまに痛いよ。早め早めのチェックをしておきましょう。」と
2年半ぶりの検診を受けたボクは心から思ったのでありました。

実は今回のチェックは近いうちに発表するであろうボクの「秘密」にも大きく係わっているのであるが、
その発表までは多分あとしばらくかかると思います。気になってかなん人もいるかも知れないけれど、
今しばらく待っておいてください。 ま、言えない秘密なら書くなよっちゅうもんでもありますが、
ボクにとっては本当に一大事件で 近い内華々しく発表しますのでしばしお待ちを。

決して「ネガティブ」な発表ではなく確実に「ポジティブ」なものなのでご安心を。

8月5日(金曜日)「メニュー」(802プログラムホームページより)

酷暑が続く。
夏バテが心配だ。負けてなんかいらねないもんね。
となると、重要なのは規則正しくバランスのとれた食生活である。

ここで問題になるのは昼食。
基本的に午前3時過ぎに朝食を食べるボクは午前10時にはおなかがペコペコ。
だから午前10時が昼食タイム。ところがこの時間には開いているお店が少なくて
メニューが限定されてしまう。毎朝丸天のうどん、吉野家の豚丼、そしてニッシン・ベーカリーのパン。
この3種類のメニューを行ったり来たりしている。相当に淋しいメニューだよね。

これではいけない、もっとバリエーションをつけねばと思いつつ、今朝も豚丼であった。
でも毎朝スタッフとニコニコ話しながら食う昼食はきっとプラスアルファの「栄養」を
つけてくれていると思うことにしている。
うん、笑顔が一番の栄養さ。

8月8日(月曜日)「やばい出会い」(802プログラムホームページより)

先週の週末は濃かった! いろんな意味で濃かった〜。

そのひとつ。

金曜の夜、バナナホールへバンバンバザールのライブをスタッフと一緒に見に行った。 すんごいたのしいライブだった。あんまり楽しいからビールをクイクイ呑んでしまった。 つまり酔っ払ったってわけだ。

ライブがはねて帰り道、小腹が空いたのでスタッフとチェーン店のラーメン屋に行った。 彼らはその店定番のとんこつラーメンを注文。 ボクは壁にかかっていた「ざるラーメン」が気になってそれを注文。 ざるを食べながら横目で彼らのとんこつを食べる姿勢を見ていたら、 ざるが完璧な失敗だったことに気づいた。 くやしかった。
ほんとはとんこつを追加で注文したいほどだったけど、スタッフの前で大人気ないので それだけはかろうじて止めておいた。

店を出てスタッフとチャリでの帰り道。 「揚子江ラーメン」というお店の前を通った。 スタッフに「この店は旨いんか?」と聞いたら 「あ、ハイ、塩味ですが、これはこれでいけてますよ。」とのこと。

彼と別れて一旦事務所に引き上げる。
静かな事務所にひとりぽつねんとしてると むしょうにさっきの「くやしさ」が蘇ってきた。 だからまたシャッターを開けてチャリでギコギコと怪しい夜の街に こぎだして一人で「揚子江ラーメン」に出撃した。

透明なスープの塩味ラーメンを涙ながらに食べた。 最初はちょっと頼りないかなって思ったんだけど、 一杯のラーメンを喰い終わるころにはその「うすあじ」を たまらなく旨く感じるようになっていた。 日曜日に802に用事で来たときにもたまらないのでまた立ち寄ってしまった。 今日も番組終わりで喰ってしまうかもしれない。(ってか、喰った。8月9日火曜日も喰った。)

ひさびさの「やばい出会い」をしてしまった。
どこかで抑止力を働かせないとズッポリいってしまう可能性が非常に高い。
8月9日(火曜日)「式次第」(802プログラムホームページより)

昨夜衆議院解散が決定された。
その瞬間を生で凝視していた。

紫の袱紗に包まれた解散詔書を載せた黒漆盆が 細田官房長官から差し出されるのを見たとき
日本は 「様式美」の 国であることを痛感し、また それに続く議員からの「万歳」も
今まで聞いたどの万歳よりも 力なく形式的に聞こえた。

戦後60年。今やっと政治が国民のものであるのかどうかが問われる選挙がやってくる。
そして8月6日の広島に続き、今日は長崎に原爆が投下されて60年目の日。
決して、忘れることをしてはならない日でもある。
8月9日(火曜日)

Core of soulの3人、今朝で8回目の登場。先週リリースされたニューシングル「夢乗りRIDERS」の話を聞きながら、いつも通り典型的大阪トークではっちゃけてしまった。でもとにかく元気なのはいいことであり笑顔が素直に輝いているのはステキなことなのである。

記念写真は背の高いもん順にやっつけてみた。ケイスケって186cmもあるんだぜ。俺が182cmだからルイくんが180cmぐらい(?)、で、FUKKOはここではいちばんちっこいけどそれでも170cm近くはあるんでねえかい? みんな結構「牛乳のんでギュッ」だったのだ、きっと。

8月10日(水曜日)「酷暑お見舞い申し上げます。」(802プログラムホームページより)

立秋も通り過ぎたというのに、どうこの暑さ! 残暑どころじゃ、ないざんしょ!
酷暑じゃ、酷暑じゃ、酷暑うさゆりじゃ!
(と、暑さでネジが3本ほど飛ぶヒロさん。)

ところが、季節は確実に動いておるのじゃ。

早朝にごそごそと起きだして朝ごはんを食べてちゃんとお風呂に入って802にやってくるのだが、        
今朝窓を開けっぱなして湯船に浸かっていたら外からかすかに「リ〜リ〜」と虫の音が聞こえてきた。

もう「秋」はそこにいる。

早暁の風景は季節を何よりも敏感に映し出しているのかもしれない。
8月11日(木曜日)「名称」(802プログラムホームページより)
酷暑の中遂にジーンズを放棄、いわゆる半ズボンの生活をしている。 このファッションのときスニーカーには普通の靴下はなぜかそぐわない。 くるぶしまでのソックスがこのファッションには一番上等である。

何足か所持しているが、今朝のそれは洗濯でちょいと縮んでしまい、踵を覆わない。 必死で引っ張り伸ばして、いわゆる「デロンデロン」状態にしてなんとか踵を覆わせてスニーカーに足を押し込む。 しばらくすると靴の中でこのソックスが踵から外れていわゆるめくれ上がる状態になってしまう。 人目をはばかって靴を脱ぎまた「デロンデロン」を繰り返す。 そんな侘しい一日であった。

そしてボクを悩ませるこのソックスの名称をボクは知らない。
8月12日(金曜日)「賞賛」(802プログラムホームページより)
人の褒め言葉はさまざま。
そんな中で最近ボクにとっては最上級と思える褒め言葉をいただいた。

「失礼かもしれませんが、ヒロさんてお金のかからないグルメですね。」だって。 これってボクにとっては間違いなく最上級の賛辞である。 思わず頬がほころんだ。 多分先週の揚子江ラーメン発見記を読まれた感想からきた言葉であろうと推測している。

千日前の釜たけうどん、アメ村外れのニューライトのセイロンライス、法善寺坂町の天丼、 西田辺のミンホウの餃子、出入り橋のきんつば、揚子江ラーメンなどなど、 ワンコインベースのグルメをこれからも必死になって探していこうと思いを新たにした。
8月13−14日(土ー日曜日)「週末」(802プログラムホームページより)

言わずもがなのサマーソニック三昧であった。
今年は2日ともパラパラと雨がくる程度の曇天でいつもよりは数段しのぎやすかった。
とは言うものの、会場から会場へは相当の距離移動になり、やはりへばってしまう。
それでも万華鏡のような音の洪水に身を浸してごきげんな週末だった。

失礼な表現かもしれぬが、疲れからか酒の酔いからか会場でまぐろのように横たわり、
目を閉じて寝ているのか目覚めているのか音楽を聴いている多数の若者たちを
見下ろしながら「平和の飽和」を感じた。

そして今日は終戦60年目の一日である。
8月15日(月曜日)

1週間前にニューヨーク・ブルーノートで初ライブを終えたばかりの我が友、フライド・プライドの横田アキオとSHIHOが早朝のスタジオを訪ねてくれた。やっぱなんかビューヨークをやっつけてきたってゆうenergyが溢れていたね。スタジオライブもえらくパワフルなのをかましてくれた。今回のツアーでは実はボクが陰アナをしてボクの声は2人と共に日本中、そしてニューヨークとかけめぐったのだ。何かを一緒にやり終えた感ってのもいいもんだ。

最後に3人で仲良く肩を組んで記念撮影をしたのだが、早朝のスタジオで諸般の女性的事情もありSHIHOは後ろを向いている。でも彼女も横ちゃんと俺のように精一杯の笑顔である。(見えないけどそうなんです!)

8月16日(火曜日)「イメージ」(802プログラムホームページより)

例えばボクが歩いているのを発見して「ヒロさ〜ん!」って声をかけたときに ニッコリ微笑み返したら        
きっとボクのイメージはすっごくいい人。 たまたま街の騒音に呼び声がかき消されて聞こえずに
そのままスタスタと 歩き去ったとすればボクのイメージは即「すかした野郎」になってしまう。

ニコニコしているボクも別段特にいい人なわけもなく、スタスタ歩き去ったボクも 声が聞こえなかった
という単純な理由があるだけで、すかした野郎でもなんでもなく、 要はボクの人格などをその程度
で判断することは元来不可能なのである。

イメージは斯様に第三者が抱くもので本人の表層部しかとらえていないことが多い ということを
しっかりと留意しておいたほうがよろしかろうと最近とみに思う次第。

9月11日は衆議院選挙の日。

そして今回の選挙はこのすこぶるあやふやな「イメージ」というものに
左右されやすい選挙になる可能性が特に高い。

女性の清廉潔白なイメージ、知名度からのイメージから始まって
「どこでもドアを持っているかもしれない」イメージや、スポーツマンだから フェアプレイの人であろう        
の イメージや、大声で勧善懲悪を叫んでいるイメージまで、 すべてのイメージを払拭し 訴えている
「政策」 から 推量して自分で納得のできる投票をしよう。

知名度とイメージに頼るほどの愚はないと心すべきであろう。

8月17日(水曜日)「初夏・盛夏・晩夏」(802プログラムホームページより)

季節はめまぐるしく移り変わっていく。
人はそれを風景、食べ物などなどで感じとる。

ボクは羽虫(アブラムシらしい)の発生で今年の初夏を感じた。 (5月24日の日記参照)

そして今、ボクは赤とんぼで晩夏を感じている。
時間があれば河川敷などにぜひ。

ただ気になって仕方ないのは夥しすぎるその数。
これで尋常なのか、はたまた異常なのか?
自然界の大仰な変化が何かを示唆しているような気がしてならない。
8月18日(木曜日)「警鐘」(802プログラムホームページより)

選挙があぶない。
と言っても、学級委員選出の選挙の話ではなく国政選挙の話だからやっかいだ。

解散から今日でたったの10日。公示の30日までまだ2週間近くもあるというのに、
もはや「政策選挙」をかなぐり捨て「人気投票選挙」に成り下がってしまった。

おかしい。断じておかしい。

2日前の日記でも「イメージ」には気をつけろ!と書いたばかりだが、
そんなことはお構いなしに「人気」選挙対策は突っ走っていく。

このままでは間違いなく「能天気」日本は沈没してしまう。

賢明なる選挙人はそれでも政策を吟味しての1票を投じると信じるが
やっかいなのはそれは全体ではなく選挙人の「ごく一部」に過ぎないかもしれないということ。

人気投票を愉快に感じる人の数が「全体に近い一部」であったとしたらどうなるのであろう。
政治屋たちはそうであると確信してこの「人気投票選挙」を過熱させつつある。
これほどまでに、国を、国民を愚弄していることはない。

この警鐘はさまざまなところで打ち鳴らされてはいる。
が、悲しいことにそれを見聞きする機会が大方の人にはないのが現状。
もしくは見聞きしようとしない人が大方であると置き換えることもできるかもしれない。

民度をあげる努力をしなければ今に大変なことになる。
地球温暖化を防ぐためにみんなが少しずつの努力を積み重ねているように、
先ずはここを見ている人たちが回りの人、それも「人気投票」を愉快と感じる人たちに
声を大にして危機を説くべきときであろう。

ボクも勿論オンエアを通じて「心眼を曇らせるな!」と訴えていくつもりだ。

そしてそのすべてが徒労に終わらぬことを望むばかりである。
(起こりつつある茶番に激してしまい、一気呵成に書きあげ文章が推敲されていないことを謝する。                 
8月19日(金曜日)「俳句の日」(802プログラムホームページより)

今日は「8・1・9」の語呂合わせから俳句の日だそうな。
午前7時台の冒頭でそれを紹介し、即興で2首詠んだ。

「人気者、政治知らずに選挙戦」
「多数決、数をたのめば暴力だ」

なかなかいけてると悦に入っていたら速攻多数のリスナーさんから
「それは川柳で、俳句ではありません!」とありがたい突っ込みがやってきた。

ボクにとっては9月11日に行われるので選挙自体が今年限定の秋の季語なのだが、
どうやらそうもいかぬらしい。

ああ、結構!川柳で大いに結構!

この日記を読んだ人がひとりでも多く政策を吟味して
選挙にでかけてくれればボクはとってもしあわせなのだ。
それにしても「即興にしてはなかなかですなあ」なんて 褒めてくれる人が一人くらいいても
よかったのではなかろうかとも思ったりする朝であった。

グ・ス・ン・・・
8月22日(月曜日)「実験」(802プログラムホームページより)

せかせかと毎日を過ごしている。
だから先週末は目標を立てて実験をしてみた。

崇高な実験のテーマは「怠惰」である。

日曜日一日いかに何もしないでおけるかにチャレンジ。
パジャマも着替えず、ひげもそらずにただひたすら「ボヤ〜」としてみた。
苦痛ではなくアッと言う間に夜が来た。 そして寝た。眠れた。それもぐっすりと。

じゃ、それをしばらく続けてみる?と自問してみた。
答えは「無理っ」であった。
これはホリエモンが選挙に出るのを無理っと 言っていたことより、より真実に近くまた確実である。        

そしてまたせかせかの月曜日が始まった。
やっぱこちらの時間の進み方のほうがボクには合っている。うん。
8月23日(火曜日)

森大輔くん、番組には2回目の登場。明日、彼の1st. アルバム「Opus One」のリリースということでやって来てくれた。前回から半年しか経っていないがとにかく以前よりもっと自信に溢れた森くんがボクの前にいた。エレピを持ち込んでアルバムから「Still」って曲を弾き語ってもらい、エレピをせっかく運び込んだのだから彼のジャズアレンジの「エリーゼの為ならば」ってのもやってもらった。いや、やっぱほんまもんのピアニストだねえ。すごかった。

確かにすごかったが、ボクの「アバンギャルド・猫ふんじゃった」も相当なものなのでオンエア終わりで連弾を特訓してみた。あれほどのピアニストでもこの腕の交差は初めてであったらしい。どうやらまたいい経験をさせてあげたようで満足の朝であった。

8月23日(火曜日)「そうや、そうや!」(802プログラムホームページより)

今朝新聞読んでておもたんやけどね、 なんぼ言うても直らへん携帯電話の電源を切るってやつね。        
あれ、ひょっとしたら病院とか電車内では自動的に電源が 切れるシステムにする検討を始めるねんて。         

やれ、やれ〜、やったったらええねん!

自動車については書いてへんかってんけど、 こんだけ技術が進んでるんやから自動車も乗った瞬間に
電源が切れるようにしたらええのに!ってほんまにおもたわ。

自動電源切断システムってゆうんやって。
勿論緊急時の連絡は?とか解決せなあかん問題点もあるらしいねんけどね。

でもそんな荒療治せな、どないしようもないってほんまに人間って生き物は
さびしくない?かなしくない?はずかしくない?

どない思う?

まあ、えらそうなことゆうてるけど、ボクの携帯持たへん理由のひとつに ボクも同じように
弱い人間やってわかってるちゅうのんもあんねんなあ、正直なところ。

確かに人の「弱さ」はわかってるねんけど、やっぱ病院や電車や車の運転中は 携帯なんて
ハンズフリーでも なんでもするもんやないで、やっぱし。
8月24日(水曜日)「天才」(802プログラムホームページより)

我が家のPCはVINTAGEの香り漂うMac Cube。

使用中のメールソフト「アウトルック」が壊れた。
「ルールが壊れているようです。」という表示だけをだしてだんまりを決め込んだ。
ちょっと叩いてみたりしたがうんともすんとも言わない。強情な野郎だ。

「うっし、そっちがそうならこっちにも考えがある!」と電話を握り締めて
知り合いのスーパー電脳くんにトラブルシューティングを乞う。
そして先月のカレンダーを32分の1に切ったメモに彼が電話越しに 唱える呪文を書き連ねる。
自分で見ても象形文字にしか見えない。 電話を切ってボクにしか読めない呪文紙でリペアを開始する。       

既存のアウトルックを一旦ゴミ箱に安置。
新しいアウトルックをダウンロード。
そのアウトルックにゴミ箱のアウトルックの壊れている「ルール」以外のデータを入れる。
その後アウトルックユーザーのデータを再度一人ずつ最初から打ち込んでリペア完了!

「インストール」「ダウンロード」はおろか「ドラッグ」や「コピペ」すら知らずに
右往左往していた時代が、既にセピア色に懐かしい。

ひょっとするとボクは電脳の天才なのかもしれない。

噂を聞きつけてビル・ゲイツさんが「夜逃げ」の準備を始めたそうだ。
君子危うきに近寄らず。賢明なる判断と言わねばならないであろう。

愉快愉快。
8月25日(木曜日)
メジャーデビュー前からのつき合いになる河口恭吾くんがやって来てくれた。昨日シングル「私のすべて」を、そして9月にはニューアルバム「風と落ち葉の季節に」をリリース、完全アコースティックライブもホールライブも控えていて大忙しの河口くん。スタジオライブも3月に出来たばかりの有満ギターでやってくれた。ステキなライブだったが、やはり有満ギターの温かい音色も相当に魅力的なのだ。糸巻きも最新式だし、ヒール部分も若干削りだしていて高音部がスムーズに弾けそうなギターなのだ。だからやっぱり彼が帰る前にギターの取り合いになった。ってか、元から彼のものだし、横取りしようとするボクが最低なヤツなんだが最低でもなんでも欲しかったのでしょうがないじゃないか!ま、結局は失敗したのだが。ざんねん!

8月25日(木曜日)「言葉」(802プログラムホームページより)

恥ずかしながらラジオで喋り続けて20年。
間違いを犯すことも多々あるが、一応「言葉」に関しては相当のプロであると自負している。

言葉にはいい意味でも悪い意味でも「色気」がある。これがキャリアで得た実感。

ビジネストークを展開するときには「白黒」をはっきりとさせる単語が
ちりばめられている方がビジネスの醍醐味も色気も増す。

ヒューマントークの場合は相手の受け止め方も考慮して「白黒」単語を避けながら
文章を綴るのが一体によろしかろう。そこには必ずしっとりとした「色気」が漂うものである。
(英語ではなかなか出せない色気ってのが日本語のこのあたりにあるんです。)

例え話しを。

「ニーズ」という言葉がある。
ビジネス単語としては秀逸な言葉である。

んが、男女2人の間で各々の精神的に欲するものが相違するときにそれを総括して 「ニーズが違う」と        
やっちゃうとラップトップの蓋をバタンと閉じて一発システム終了の 様相を呈してしまう。
言葉の持つ悪い色気の端的な例示である。

ボクの稚拙な表現力で通じたかどうか甚だ心もとないが「言葉の色気」を 常に意識していると
表現力が必ず瑞々しくなると信じて今朝は「言の葉雑感」などを認めた次第。

8月26日(金曜日)「CHOREOGRAPHER」(802プログラムホームページより)

めちゃめちゃ読みにくいけど「コリオグラファー」と発音して「振付師」のことである。

ボクも音楽業界の人であるとアピールするためにちょっと薀蓄を披露すると 80年代に
スマッシュヒットを連発したポーラ・アブドゥルはもともと あのジャネット・ジャクソンの
Choreographerだったりしたのですよ。 (どう?ちょっと業界っぽい?)

日本でもマツケンサンバの真島茂樹さんやKABA.ちゃんあたりが誰にでもすぐ踊れそうな
わかりやすい 振り付けをしていて今とっても旬な振付師さんであるのは周知の通り。

分かりやすくアピールできることってのがきっとプロの振付師の基本なのだろう。

極東のある国、ヒッポン、が国政選挙をすることになったらしい。
こんなところでも活躍するのが正に「振付師」だそうな。

「先生、国民にアピールするためには立派な政策も必要っちゃ必要なんですがね、 それよりやっぱり
わかりやすい動き、子供にも大人にも一発で分かってもらえる アクションなんかも取り入れて今風の
選挙を戦われる方がお洒落ってもんでげす。」

「ふむ、なかなか斬新な切り口に聞こえるのじゃが、具体的にどうせよと言うのじゃ?
わしたちはあまり動きの複雑なのも苦手じゃて。」

「いや、まあ、すこぶる簡単でげす。今回あっしが目をつけたのはスポーツ。 それも今一番ナウい
サッカーなんでげす。先生方が会見をされるときに一列に並んで 先ず前で右手をみんなで添えます。
そして代表の号令で「チーム、ヒッポン!」と コールして右手を高々と空に突き上げるわけでげす。
いかがでございやしょう。」

「・・・・・」

「わ、わかりました、それではちょいとリハーサルでもいたしやしょ。
   そう、そう、右手を重ねて添えて、せ〜のでチーム、ヒッポン!!
       あ、先生、左手は腰に添えられるとより力強く見えてよさそでげす。
           あ、それからそれから笑顔を忘れずに!
                写真のフラッシュが終わるまでスマイル、スマイル!
                          はい、はい、笑顔だけは絶対に忘れずに!」

そして選挙公示前のテレビで連日「チーム、ヒッポン!」の掛け声、 そしてその後の凍りついた笑顔、
加えてサポーターよろしく「ヒッポン、チャチャチャ」の 手拍子が繰り返される光景が流されたらしい。

茶の間でその光景を目にした多くのヒッポン国民が政治を憂えたであろうことは想像に難くない。
ところでこの「政治振付師」には果たして報酬が支払われたのであろうか?興味の尽きないところではある。

8月29日(月曜日)「やっさな週末やっさわ。」(802プログラムホームページより)

充実の週末を過ごせた。
その中心は土曜日万博のやっさ05。 6回目だというのに恥ずかしながら初めての参加。
スタートが夕方4時ということもあり、残暑とは言え まだ真夏の暑さを残す陽射しもやや柔らかく
ステキな午後を演出している。

折り畳み椅子を持ち込んで大きな木の下の日陰でゆるゆると ウルフルズの熱いロックを楽しんだ。
トータスがMCで言うまで忘れていたが、 彼は髪の毛を切って断然男っぷりがあがった。
恒例のやっさ。夏を締めくくるには恰好のイベントであろう。

たっぷりの英気を養ってまた新しい1週間の始まりだ。
今週はどんな時間に出会えるのであろう。
わくわくと楽しみなり。
8月29日(月曜日)

The Funk Master - Mr. Maceo Parker !!

今朝のお客さまである。4年半ぶり2度目の登場。彼は今日から水曜日まで大阪ブルーノートでライブ。最新アルバムもごきげんな仕上がりになっていて、話を聞きながらボクも本当に行きたくなってきた。んが、しかしながら、彼のライブは平日真っ只中。毎日午前3時5分起きのボクにとってはやっぱり行くことは出来ないライブ。ほんまにほんまに行きたいけど涙を呑むことにした。行かれるみなさんはごきげんなファンクリズムに身を委ねて楽しんでらっしゃいね。感想は聞かせてくれなくても結構です。

記念撮影では「シャドーサックス」をしてみたが、「おう、若いのん!うまいやんけ!」と誉めてくれた。そう、彼から見たら俺はまだまだ「若いのん」なのだ。

8月30日(火曜日)「意訳」(802プログラムホームページより)

Anything happens for reason.

簡単そうなんだけど、訳すのはちょっとやっかい。そこでExciteの翻訳に頼ってみた。
「何でも理由で起こります。」う〜〜ん、ますますわかんない。

訳すのが本当に難しいこんな表現って英語にも日本語にもたくさんあるんだよね。
簡単に「因果応報」とやってしまうと少し乱暴に過ぎるし、
まあ、「無意味なできごとはない。」とこんなところだろうか。
もしくはもう一歩進んで「この世に偶然は無い」とかね。

いつも読むのを楽しみにしていたサイトがこの言葉を載せてからもう一月近く更新されていない。
更新されないという、何も起こらないことに何らかの理由というものがあるのかなどと ピタリと動かない
画面を眺めながら実に推理小説を読んでいる気分の毎日である。

更新されれば 「Anything」より 「Everithing 」の方がいいのではとインプットもしてあげられるのにな。       

そして今日衆議院選挙が公示される。
12日間の論戦をしっかりと吟味して投票に行こう。
国が進む方向は誰がなんと言おうとも最終的には投票という民意が決定付けるのであるから。

Anything happens for reason.
「何でも理由で起こります。」とこんな変な日本にならないことを願うばかり。
8月31日(水曜日)「夢」(802プログラムホームページより)

あわただしい「夢」であった。
あまりにあわただしくて「夢」の途中で目覚めてしまった。

深夜、あと40分で起床しなければならないのにのどが渇いていたのでキッチンまで行き 水を飲んだ。
おしっこもした。 「35分しか寝られへん!」と不機嫌になったが、寝た。

3分後(イメージ)にベルが鳴りやがった。 目覚ましを投げてやろうかと思った。

「夢」の内容は悲しいほど単純。
どこかの女性候補の選挙事務所に押しかけてマニフェストにはない肉声を
聞かせてほしいとかけあっているボクが汗をかいていただけのもの。

しかし、公示日の夜にそんな夢を見るなんてボクってほんと選挙に律儀な男なんじゃなかろうか と
目頭が熱くなった。
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