HIRO T'S DIARY
● 10月の日記 ●
10月1日(土曜日)

10月になりました。秋がどんどん深まっていきます。この秋もまた1回しかない秋です。たっぷりと楽しみましょう。

ハローウイーンの月でもあるので我が社のエントランスでお客さまをお迎えしている大きなランプです。早朝エントランスホールでぼんやりと光っているのが可愛くて思わずパチリ。

10月3日(月曜日)

「試飲」

土曜日は蓑虫のようにジッとしていた。
日曜日にはからだがとけはじめてきた。
「こんなこっちゃいかん!」と叫んだ。
だからストックがなくなっている「焼酎」を買出す為に焼酎大型量販店に出かけた。

焼酎初心者なのでこんな大きな店は初めて。
ものすごい数の品揃えに足がすくむ。目がチカチカしてきてどうしていいのかさえも分からない。
呼吸困難に陥りそうだった、そのとき「試飲コーナー」を発見。
何名かの人が神妙な顔をして利き酒をしておられる。
さすが大型量販店である。

ボクも混ぜてもらうことにして「アイボン」のカップくらいの大きさのカップを持って
試飲コーナーにすっくと立った。その凛々しい姿に拍手を贈る人は、いなかった。

トクトクとお目当ての焼酎をアイボンカップになみなみと注いで呑もうとした瞬間、
隣のお客さんの視線がボクのカップに突き刺さっているのに気づいた。
「そんなに注いじゃ、ダメだモンネ!もうあんた利き酒できんカンネ!」とその目が語っていた。
あとで知ったのだが、この冷たい目線の事を利き酒の「モンネカンネの法則」というらしい。
(うそです、すみません。わが師、東海林さだお先生の表現をパクッてしまいました。)

注いでしまったものはしょうがないのでグビグビっと一気に呑み干してその銘柄の一升瓶を
購入してそそくさと量販店を後にした。
店を出た途端、顔が赤くなってまた呼吸困難に陥ったので自分の蛮行を反省してこうなったのだと
思おうとした瞬間、単純に酔っ払っていただけなのに気づいた。そんな日曜日だった。
10月3日(月曜日)Part 2.

明後日4枚目のシングル「希望の橋」をリリースするVo Vo Tauから姫こと、Ringちゃんとほんとに久しぶりぶりのBassのPeiくんが来てくれた。シングルやアルバム、そして間もなく出演予定のミナミホイールの話などをたっぷし聞いた。ミナミホイールでは彼らのライブもしっかりと見せてもらう約束まで交わした。

記念撮影ではせっかく2人で来てくれたのにPeiくんが遠慮気味にずり下がったので半分っきゃ写っていないのが残念である。ってのは真っ赤なウソで俺が強引に「半分、半分」とカメラマンにゆってしまったのである。なんで俺っていつもこんなにジャイアンなんだろう?と思ったりもする。でも反省はしない。がはは。

10月4日(火曜日)「秋」
毎朝のフルーツのラインアップも顔つきが変わってきた。

柿はまだ若干シャリシャリとしてるんだけど、「もうすぐ旬ですよ〜」って感じ。 みかんはまだまだすっぱい。これでもかってほどすっぱい。眉間にたっぷりとすっぱい。

そしてここに今朝は無花果も加わった。
小ぶりだけどちゃんとイチジクの味を主張していて、けなげだった。

たわわの秋を感じた朝だった。
10月5日(水曜日)

窓を開けて車を運転するのが気持ちいい季節。帰り道、車の速度に合わせて「カタッ、カタッ、カタカタッ」って変な音が車の右後ろから聞こえてくる。胸騒ぎがして車を幅寄せしてチェックしてみたらキラリと光る図太いネジくんが右後輪に突き刺さっていた。ドキドキしながらそのまま車をガソリン屋さんまで運び込んで修理してもらった。

昔と違ってこんなのが刺さってもすぐパンクにはならないってあたりがすごいよね。ガソリン屋の大将も「パンクほんまになくなりましたなあ。」だって。ボクも6年今の車に乗っていてこれで2度目のパンク。どちらもネジくんにやられてしまっている。不満をどこにネジ込んでやろうかと考えたが相手がネジくんなので無理だった。ネジネジ。

10月6日(木曜日)

「メモ」

せっせと雪隠本(トイレで読むための本たち)を読破していっている。
相当たまってしまっていたのがじょじょに平常値に近づいてきているのがうれしい。

「坊ちゃん」を再読した。そのときに昔の言葉遣いは今のそれと相当に違うものであることを実感。
多分2−3ページにひとつくらいは「ん?」って表現が出てくる。
今悔やまれてならないのはそれをことごとくメモっておかなかったこと。
なぜならそれはそのまま毎日苦渋を舐めている「日記」のネタになるはずだったから。

「惜しいことをした。」と反省してもう一度読み返そうとしたがやはり再度の精読はつらい。
拾い読みの中からピックアップした言葉をいくつか。

「廃せばいいのに」これが(よせばいいのに)なのです。
他にも「極ってる。」で(決まってる)とか、「難有い仕合せ」で(有難い幸せ)なんてあるんだよ。

面白くない? 
ボクはこんな再発見を本当に本当に楽しみました。
「再読」。いいものです。

10月7日(金曜日)Part 1.

夏に続いて千綿ヒデノリ、2度目の登場。でも今日は彼にとってものすごく大切な日。ニュー・アルバム「rule」のリリース日なのである。そんな日に朝の早くからやって来てくれた。嬉しい限りである。前回と同じく多岐に渡る話をした。例えば体脂肪率の話もした。千綿くんは「ひとけた%」だ。くやしくてすねた。勿論それ以外にも音楽の話もした。楽しい朝だった。


また前回同様スタジオライブをしてもらった。ライブが「おっとこ前」なので1曲の予定が2曲になった。相当よかった。だから俺も完コピをしてみた。千綿「友よ」vs.寺平「ど〜もよ」って感じでごきげんだった。
10月7日(金曜日)  「陳腐電話会話不成立編」


リ〜ン、リ〜ン。     (非通知の電話が鳴る。)
カチャ。         (心の準備をして出る。)

「てらひらさんですか?」
   
「ん?なにか?」     (来た、来た、また来たよ。)

「失礼なことを伺いますが、自営でらっしゃいますか?」

「失礼も何も人に質問するまえに名を名乗りたまえ!」

「・・・」      (わ、マニュアルにない反応やし、どないしよ〜。)

「何ならこちらから電話をしてあげるから電話番号を言いなさい!」

ガチャッ!
とまあ、こんな具合に怪しげで不埒な勧誘をしようとした言葉遣いも知らぬ若者は
ボクの前からすごすごと退散していく。

それにしても「てらひら」情報はどこからどんな具合に流出しているのだろう?
  
10月11日(火曜日)「非日常」
滅多にないことだが、大学生の若者が番組を見学に来た。ボクにとってはごく普通の日常が彼にとっては圧倒的に「非日常」であったようだ。

卓前に座って音源を操作しながらDJをするボクに向かって「こんなにいっぱいあるつまみのこと全部分かってるんですか?」と質問してきた。「うん、青いつまみは安全なときに、ほんで黄色いつまみはちょっと危険なときに使うねん。」と優しいボクは余裕の笑みと共に答えを返してあげた。

プラトンもマッツァオになりそうなこの答えを聞いた彼は「それでも地球は回っている。」とつぶやきながらスタジオを後にした。
10月12日(水曜日)

昨日もっそい、気になるニュースがあった。財務省が実施した、国が保管していた金貨の公開オークションで、およそ70年前につくられたものの流通しなかった「幻の20円金貨」が最高1000万円の価格で落札されたというものだ。

コレクターにとっては本当にロマン溢れるものなのだろうなとぼんやり考えた。

1000万円でボクが落札する。そして20円の買い物にこの金貨を使ってしまえたら相当に「おっとこまえ」やろなあと考えようとしたボクの脳みそは震えながらそこで思考を停止した。

できませぬ、やっぱボクにはできませぬ。
(って、落札してから考えろっちゅうの!)

10月13日(木曜日)

午前3時過ぎにもぞもぞと起き出してシリアルかサンドイッチを食って802へ。午前10時の番組終了時には腹が減る。世間の昼食タイムより早いがボクらは午前10時がお昼の時間だ。チョイスは吉野家、ニッシンベーカリー、丸天家の3つしかないが、全て美味である。

たまにカレーうどんを喰う。慎重に喰う。それでもコシのあるうどんは口に吸い込まれる前に「跳ねる」。そしてボクの綿パンの上にカレーのおつゆを飛ばしてくる。

ボクは叫ぶ。無駄と知りつつゴシゴシを試みる。
んが、綿パンにはカレーのシミが残る。

寂しく笑った後、ボクは明日の選曲にとりかかる。

10月14日(金曜日)

めっきり秋も深まり、パジャマも半袖から長袖に替わった。

右足弁慶エリアの怪我から今日でちょうど1ヶ月。いまだに右足を大きなゴミ袋に突っ込んでシャワーだけの生活が続いている。(先生によると後ひと息、来週半ばにはお風呂にもつかることが出来るようになるらしい。)

んが、このめっきり秋の中やはりボクのニューヨークへの憧れはますます高まっていくばかりである。トホホ。

10月17日(月曜日)

時差

こう見えても取材ってのを受けたりもする。
雑誌を始めとする紙媒体には取材から出版までに相当に 長い時差が存在する。

足の怪我をする前だから、もう一月半ばかり前にある会社の広報誌の取材を受けた。
「はまっているものはなんですか?」って聞かれて、あるスポーツの名を挙げた。

このスポーツ、実は相当に段階的なスポーツでボクは一応「イッチョマエ」ってレベルに達するまでは
番組では言わないでおこうと思っていた。ただ、雑誌の発行まで後2ヶ月ほどあるので
その時のボクは 時差を考えて きっと「イッチョマエ」になっていると確信し、
またきっとその頃には番組でも発表しているだろうと考えて
そのスポーツの名前を明かしてしまったのである。

「好事魔多し」で取材直後に右足の怪我をしてしまい、未だに番組で自慢出来ないレベルに
ボクは甘んじているのだ。 しかし、雑誌の発行を止めることは最早不可能である。
そうなると出来ることはただひとつ!
雑誌が発行される前に先ず自分から少なくともこの日記で発表することだ。

だからこうして発表している。今、発表している、すぐ発表している!

さて、そのスポーツとは?
詳しくはボクのホームページの今日の日記でじっくりと解説しています。ご覧あれ。
(と、FM802のホームページには書いたわけです。)

10月17日(月曜日)


今年、とんでもないスポーツにはまってしまった。
ま、でも時々飛んでしまったりするので正確には「飛んでるスポーツ」なのかもしれないが・・・・

「カイト・ボーディング」

空にばかでかい凧を飛ばしてそれが風をはらむ力で、陸上ならマウンテンボードを走らせ、
水上ならウエイクボードを、また雪上ならスキー・スノーボードなどを滑らせて楽しむスポーツである。

ただこのスポーツ、滑走する前に先ずカイト操作を習熟せねば何も始まらない。
そしてこれが相当の練習時間を必要とする、かなり段階的なスポーツなのである。

 

 

この写真からもなんとなく「でかい」というイメージは涌くだろうけど、カイトは本当にでかい。上のはNASAカイトといって7平方メートル。(4畳半)それに引っ張ってもらってマウンテンボードの練習をしているところ。右のはタクーンカイトといって10平方メートル。(約6畳)特に右はボクの背が1.8mなのに折れ曲がっていても優に身長の2倍以上あるのでそのでかさがわかると思う。これを20m以上の長さのラインでつないで空に飛ばすのである。相当にパワーもかかってスポーツとしてもエキストリーム系に入るであろう。

今年の夏前にカイト・ボーディングを始めた。そして目標は水に入れる気候の間に水上を滑走することであった。予定ではこの時期までにそれが出来るようになって番組でも超自慢モードで発表しているはずであった。ただ1ヶ月前の足の怪我でどうやら今年中に水上に立つのは不可能になったようだ。(やる気満々の人は水が冷たくなってもウエットスーツを着てやるようだし、ボクも現実にセミドライのウエットを持っているのだが、基本的に「チベタイ」のは嫌なので今シーズンは諦めモードなのだ。)だから来年水に入れるようになるまでは陸上でマウンテンボードを習熟しておこうと決心したのである。

本当ならこのレベルでの発表は避けたかったのだが、上の802プログラムホームページにも書いたような事情で急遽発表することになったのである。

危険度の高いスポーツではあるが、ま、とにもかくにも、メチャメチャ「いけてる」スポーツであるのも間違いないし超おもろいスポーツでもありやす。うん。

                        10月18日(火曜日)

白旗

劇団☆新感線のお芝居「INOUE-KABUKI吉原御免状」を見に行った。
演者さんたちの好演も当たり前なのだが、舞台空間を最大限に利用したセット、
緩むことのないテンポ感、あいた口がふさがらない3時間だった。
ボクは基本的に「あら探し」大好き男。でもそのボクが終演と同時に井上さんたちに降参した。

吉原が題材だけに「妖艶」な演出もところどころにあり、正に「情念のアート」。

基本的に売り切れ公演だそうだが、若干の当日券はでているらしい。
(問い合わせはキョードーまで。)
梅田芸術劇場メインホールで23日まで上演中。

「芝居?知らん、知らん!」ってあなた、試して損はない。太鼓判じゃ、ポンポンポンッ!

ヘビーメタルが大好きだという井上さん、幕あいには出たばかりのCream再結成ライブの音が
会場でガンガン流れていた。これもごきげんだった。

10月19日(水曜日)

「キタ=======ッ!!」

今の季節、窓を開けてのドライブが気持ちいい。
昨日帰宅途中、なにわ筋で信号待ちをしていたら妙な臭いが・・・

「ん?んこ?」

地面にはつぶされた銀杏が柿色の果汁をべっちょりと道路に染み込ませていた。
鼻がひんまがった。バックミラーで顔を見るとそこにはピカソになったボクがいた。
ゲイジツノアキ。

10月19日(水曜日) Part2.

今日ニューシングル「Joy&Pain/好き」をリリースするサンタラの田村キョウコとスーチャンこと砂田和俊が5度目の登場で来てくれた。いつもの通りあ〜たらこ〜たらしつつスタジオライブもありのインタビューを楽しんだ。ミナミホイールにも土曜日に出るのでボクも絶対に見に行くつもりなり。来年1月13日にはクアトロのライブも決定。これも金曜なのでスキーに行かなければ行こうと思っている。サンタラのライブ、みなさんもぜひ!

今朝はおみやげにウクレレを持ってきてくれた。だから去る前にセッションしようとしたらボクが加山雄三さんの「お嫁においで」のサワリしかできないのに気づきセッションは「マボロシ」に終わった。でもボクの手許には2人のサイン入りウクレレが残ったのである。これから猛特訓をして諸君にはいつかヒロTのウクレレ・ビートルズを披露してあげよう。さ、それはいつかな?

10月20日(木曜日)

早暁の怪

早朝の街には相当に奇妙な「風景」が存在する。

ボクのルートにかぶって軽4に乗ったおばさまが毎朝あちらこちらに車を止めて
野良猫たちにたっぷりの餌を「配給」して回っている。ボクの知る限りにおいて
地下鉄2駅分以上のエリアをカバーしているんだから呆れてしまう。

時間が許せば彼女と一度「慈善と偽善」についてたっぷり語り合ってみたい。
まっ、「思想」の一致をみることは金輪際ないだろうが。

 

10月21日(金曜日)

 VIVA! NEW YORK!

毎日帰宅途中、右足弁慶の怪我治療に通って丁度5週間。
先生から治療終了宣言と共にお風呂の許しがでた。欣喜雀躍!!、阿鼻叫喚!!(ん?)

暖かいお風呂にどっぷりとつかることがこんなに「しゃ〜わせ」なことだったとは。
風呂に3日入らずに平気だった高校生時代を想い出して浴槽の中で苦笑した。

長い間お世話になったので医院に「出入り橋の金つば」を差し入れた。
最後のお会計の時、事務員さんに「語源の旅をいつも楽しみにしています。」
と言われ、「知ってはったんや!」とひっくり返るほどビックリした。
でも同時にボクが患者さんの間は知らん顔をしてくれていた優しさを感じた夕刻でもあった。

10月24日(月曜日)

ミナミ・ホイール 2005

なんだかんだで土曜日だけの参加になった。
でも根性を入れてトータル21アーティストのライブを見た。
新しい音に出会う目的なので0.5曲で次の会場にって荒技も飛び出した。

そんな中、とんでもない男に出くわした。
おおはた雄一。

同じ時間帯で後2組を見る予定だったが、おおはたくんの力量がそれを許さなかった。
足がKnaveに釘付けになってしまい彼のステージを最後までじっくりと見せられてしまった。
CDで既に音は知っていたのだが、彼のパフォーマンスは
緻密に仕上げられたCDの世界を 軽々と超越していた。

またすごい「おとこ」に出会ってしまった。

10月25日(火曜日)

If I were・・・・・・

東京から帰りの新幹線車中。
通路を隔てた座席が4人向き合う形にセットされ、長身痩躯、紅毛碧眼、いかにも
バイヤーって感じの外国の男性2名と銀縁めがねをかけた商社の中間管理職おやじが
向かい合ってドッカと座っている。

その横にはどう見てもこのグループとは関係のないおばさまが1人でひっそりと座られている。

途端にボクの「想像大好き頭脳」はフル回転を始めた。

発車前、指定席券を握り締めて彼女がやって来た時には座席は既にこのレイアウトにされていた。
「・・・?」となったものの何も言えずにおずおずと自分の座席に座った、
もしくは件の中間管理職 おやじに「すみませんが、我々は連れなのでこれで。」とか言われて
「あ、はい」と哀感漂う笑顔と 共に自分の席についたのだろうか。

いずれにしても大阪に着くまで彼女は前の席からにょっきり伸びる足に邪魔をされ
眠ることも出来ずに窮屈な風情であった。おまけに銀縁おやじにいたっては、
「フンフン、ウエル」などと下手っぴな英語を駆使して超ご機嫌さんの笑顔を振りまいている。

眠ろうと努力している彼女を盗み見ると瞼がピクピクしていて全く寝ていない。
(って、それを凝視してるボクも寝ていないのだが。わはは。)

さて、そこで同じシチュエーションがボクに起こったらと考えてみた。
少しくらいの波風が立ったとしても席がこのレイアウトにされていた時点で
「あかんあかん、こんなんあかん!すぐ元に戻して、すぐ、今!」と叫びつつ
「becuz, it's been a hard days night, and I've been working like a dog!」などと猪口才に
付け加えたりして自身の休息を得るために最大限の努力をすることであろう。

何が悲しくて見ず知らずのForeignerの顔を眺めながら、足も伸ばせない2時間半を
強要されなければならないのだろうか!

あなたならどないする?

10月26日(水曜日)

「カチャッ」

「あ、その角で結構です。」と言って車が止まる寸前にタクシーのメーターがあがる。

その悔しさをみんなよく口にするが、ボクにはボクなりの悔しさがありそれは大体こんな感じだ。

カチャッの音と同時に飛び上がり天井に頭をしたたかぶつけ、頭髪が半分がとこ抜け落ち、血走った眼球が片方落ちてタクシーの床を転がり鼓動300を打つ心臓は口から半分はみだし、同時に胃液の混ざった唾液がダラダラと流れ出し、そこに青洟がたっぷりと追い打ちをかける。握り締めた両手の指は深爪にも係わらずガッシリと腿の肉に食い込み足の動脈血がジーンズから滲み出す。しかもそのジーンズには失禁模様も染み出てくる。ひょっとすると、んこも少しくらい出てるかもしれない。

と、そんな大騒ぎをよそにメーターがあがったことを知っているくせに、
しかも心の中で ほくそえんでるくせに、全く気づかなかったふりをしてタクシーのおじいちゃんは
「はい、1460円です。」と80円上がったばかりの値段をしゃ〜しゃ〜とボクに告げる。

ボクは床から拾い上げた眼球を眼窩に押し込みながら精算をして「絶対あの人らは後何ミリ前に
行ったらメーター上がるかを判定するマイクロチップをからだに埋め込んでいる。」と
ぜえぜえしながら青息吐息桃色吐息でタクシーを後にする。

10月27日(木曜日)Part1.

今日は書くことがいっぱいでパート3までに別れる。

先ず、その1がこれ。ぬあんと、ゆずとコブクロに囲まれた俺。実は先週ミナミ・ホイールの初日に行けなかったのは「ゆずxコブクロ初対談」の収録で東京に行ったからなのである。どちらもボクには縁もゆかりも深いアーティストなので対談冒頭から和気あいあいと抱腹絶倒の対談が繰り広げられたのである。

この時の対談がラジオではなくネット上でPodcast802として11月1日から週に1回更新されて11月に5つも配信を楽しんでもらえるのだ。Podcastについて詳しくは802ホームページfunky802.comでしっかり見てね。

とにかくおもろい対談だぜ。うん。

10月27日(木曜日)Part 2.

「酔眼野球見物総括話」

祝千葉野球団完全勝利及日本制覇脱帽感心贈快哉心底。
相対阪神選手及関係諸氏切歯扼腕残念無念。

中央集団待時間超長阪神不利、選手運動機能及感覚微妙減衰、一方太平洋集団再戦制度有利。
加千葉球団三十一年来優勝精神力多大。千葉球団気力勝対阪神球団。
阪神来季捲土重来日本一奪取宣言。
最後全員御苦労様。一年間多謝。

寺平脳内歯車若干飛散、今朝不機嫌多少。

10月27日(木曜日)Part 3.

ラウル・ミドンがやって来てくれた。日本デビューアルバム「State of Mind」が今月5日にリリースされたばかり。彼の音には2ヶ月くらい前に触れてそれからボクはぞっこんであった。そのラブコールが幸いしてボクの番組への登場となったのだが、柔らかい印象の好紳士であった。

スタジオライブは State of Mind をやってくれたのだが、体中の毛穴が全開するくらい凄かった。「もう、いつまででもライブしていて!」って言いたくなるくらいであった。今回はコンベンションライブだけでの来日だけど本当のライブで来るときにはマジでかぶりつきで見に行く。

握手をした手は柔らかく優しかった。

10月28日(金曜日)Part 1.

俺のうさぎBro.の佐藤竹善が1年ぶりにやって来た。ちょっと前にインフルエンザを患ったという竹善であったが、それでも今朝も2人でいろいろかっ飛ばした。相当にかっ飛ばした。

ま、最新アルバム「Okura」の話も勿論たっぷりしたのであるが、ここではアルバム名「オクラ」の由来は書かない。機会があれば直接聞いてください。11月末にはライブもスタートして大阪には1月25日26日2daysでフェスティバルホールが予定されている。

運動系の話もして次回やって来てくれるまでに800m泳げるようになってくると誓ってくれた。はて、さて??ま、何はともあれ another 抱腹絶倒の朝であった。

10月28日(金曜日)Part 2.  「おっすし〜〜〜〜〜っ!」

「銀のさら」って宅配のお寿司がある。
以前ハッピーファンで紹介するためにお試し喰いをしているのを見て
「チョー、ウラヤマシー」と叫んだら「じゃ、ヒロさんも紹介する?」とボクにも声がかかった。
午前10時からのイエスタメモリーズの間におおとろをフィーチャーした新製品「宴」ってのを
5人前差し入れてもらった。信じられないくらいうまかった。ほんとに幸せな朝だった。
だから今朝はみなさんには写真でその幸せをおすそ分けしよう!ウヒヒ。

 

10月31日(月曜日)

「秋風情」
午後6時になるとどっぷりと日が暮れる。
「家」の温かさがいつもにも増して恋しくなり家路を急ぐ季節。

空に凛と浮かぶ月は正に秋の風情。

今朝802に入る直前見た月は糸のように細い月であった。
秋の澄んだ空気の中で見る月はまた格別。

満月には満月の良さがあるが、糸の月には「妖気」すら感じ吸い込まれるように見入ってしまう。
チャリンコを止めしばし息を呑んだ。

そして「今日もあったかい放送をしなければ!」とキリッとした目になり
ついでに洟をズルリとすすって802に入った。

10月31日(月曜日)

森山直太朗、24回目の登場。今朝は来月16日リリースのシングル「風花」のプロモ来阪だったけど、素直にそれだけをさせるボクでなない。土曜日の平安神宮のライブの話などにも当然触れはしたが、同時にマラションの話やその他阿呆な話などもてんこ盛りに楽しんだ。久しぶりの逢瀬であったが変わらぬ直太朗であった。年末からまたたっぷりのライブ三昧になるとのこと、からだが資本なんで自愛せよと心から思った。

とそんな殊勝なことを書きつつ帰り際の記念撮影では「いがみ合う」2人なのであった。本当に顔が歪んでいるのがすごいね。わは。

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