HIRO T'S DIARY
● 1月の日記 ●
1月1日(木曜日)元日

新年明けましておめでとうございます。

いろんなことが起こりすぎた2008年を終え、気持ちも新たに新年のスタートです。今年は丑年。「牛歩」という言葉があります。国会法案の採決を遅らせるためにものすごくゆっくり歩いて投票するのを牛歩戦術などと呼び、あまりイメージ良くありませんが、それでも「牛の歩み」にはどっしりと安定感があります。

何が起こってもおかしくない2009年。

世相の動きに惑わされることなく、いい意味でボクはどっしりと「牛歩」の1年にしようと考えています。

今年もたっぷりよろしくお願いします。

雑感雑記 #973

1月1日(木曜日)

tt 通信

あけましておめでとうございます。

今月17日にボクも3歳になります。寺平家の3男として迎えられて、もう2回目のお正月。特に病気らしい病気もせずにこうやってまた新しい年を迎えられるのでパパもきっと慶んでいると思います。でもそれなら、毎朝午前3時5分に一緒に起きているボクにもうちょっと朝のリンゴのおすそ分けをしてくれてもいいのになあと切実に思うのですが、いかがなものでしょう、みなさん?

とにかく今年も tt 通信をよろしくお願いしますっるみゅーじかる。(嗚呼、パパみたい!)

雑感雑記 #974 (01/02/09記)

「静寂」

都会の喧噪をお正月がすっぽりとラッピング。
国道一号線に車はにいるのだが、「いつもの音」が聞こえない。
やつらは電気自動車のように、ただ静かに目の前を滑っていく。

その静寂も来週月曜日にはまた「幻」に。
しばしの「金の沈黙」を愛でることにしよう。

年末年始14時間連続生放送後の綿の疲れも昨日たった2時間半の午睡で雲散霧消。
「不思議なものだね、からだってヤツは。」と夕方午睡から覚め体の軽さに驚いた。

雑感雑記 #975 (01/05/09記)

「初夢」

「んっ?どんな夢やったんやろう?」
って、悩むぐらいの方が初夢としてはロマンがあっていい。

2日夜から3日朝にかけてボクの見た初夢はあまりにも単純で情けなかった。

どこかとんでもない田舎の温泉旅館。
宿泊を希望しても大浴場が満員だから駄目と断られる。
それはおかしかろうと大浴場を覗いてみたら確かに隙間なくビッシリと人がいた。

湯気を透かして見ると芋の子が数珠つなぎになって芋の子の背中を洗っていた。
里芋だかなんだかもう全身真っ黒の芋の子の姿がおかしくて怒りを通り越しその宿への宿泊を諦めたところで目が覚めた。

ロマンがなさ過ぎたがおかげでカンラカンラと目やにまみれの初笑いができ、ま、それはそれでよしとすることにした初夢明けの朝だった。

雑感雑記 #976 (01/06/09記)

「字」

届いた賀状に返事を書く程度で、年賀状には積極的ではない。
ただ、年に一度全国から届く賀状に知人の近況を知り懐かしくお正月の時間を過ごすのは積極的に好きだ。

都会ではもう全く見ることの無くなった「字」がついた住所。
賀状に返信しようと見た宛名に「字〜、小字〜」の地名を発見しホ〜ッと感嘆符が口をついて出た。

もちろん、今現在も地方にはたんと存在している地名の「字」表記。
しかし、これも早晩市町村統合や区画整理などで徐々に消滅していくのは明白なわけで・・・。

今時の都会の若者たちに「字」を「あざ」と読める子がどれぐらいいるのだろうと感慨深かった。
消え去って欲しくない「日本文化」がここにもひとつあることに気づいた2009年初頭。

雑感雑記 #977 (01/07/09記)

「Babel again」

旨いものを喰ったとき。
珍しいものを喰ったとき。
高価で普段手の届かぬものを喰ったとき。
人は「嗚呼、またあれ喰いてえなあ。」と虚ろな瞳でため息をつく。

旨さの「残り香」ってのは、つまりそのおいしさをなかなか体験できないからこそ「値打ち」を増す。
ましてや、もう二度とその「旨さ」に出会うことがないと分かったときその味の残り香は思い出の中で一層の輝きを増すはず。

ところがそれが、とどまることを知らない技術革新によって再び甦るとしたら?

「岐阜県特産の飛騨牛の元祖とされ16年前に死んだ後に冷凍保存されていたオス牛の細胞を使ってクローン牛が誕生していたことが分かりました。より肉質の良い牛の復活につながり注目されそうです。」

今朝届いたニュースにまた現代版「バベルの塔」を感じ苦虫を噛み潰した。

雑感雑記 #978 (01/08/09記)

「温故知新」

「おんこちしん」
平仮名で書くと妙にドキッとするよな。

・・・などというめっちゃオモローな発想でメッセージをくれるリスナーさんがいるので、オラも朝の番組が楽しくってしょうがないというお話し。

「じゃあ、どう返す?」と考える。
せっかくなのでもうちょっとドキッとしたくて四字熟語を、もうひとつ付け加えてみた。

「おんこちしん、一触即発」

ワッ!

雑感雑記 #979 (01/09/09記)

「ルール」

レトロな香りを漂わせて走るチン電が好きだ。(チンチン電車)
そしてそんなチン電を利用出来るエリアに生活圏があることを幸せに思う。

歴史ある乗り物だけにチン電に乗るには独自のルールがある。
今日はお日柄もいいので諸君が赤っ恥をかかぬよう特別にそのあたりをおせえてあげよう。

先ず、降りたい駅のひとつ前の駅を出発した途端に、客室のベルをチンと鳴らして運転手に次の駅で降りる乗客がいる旨を知らせねばならない。

これ、基本中の基本!
まっ、鳴らさなかったからといって駅を飛ばすことはないのだが、厳格なしきたりとしてこの「ベル・チン」は励行されなければならない。 しっかりと覚えておきたまえ。

んっ? ワンマン・バスと一緒やんけ!って?
そゆ人たち、邪魔なので、その線の後ろまで下がってくれたまえ。
んで、うなずいてくれた人たちだけに、このベル・チンで絶対覚えておかねばならないその構造に関してもおせえてあげることにしよう。

それはつまりチン・チン・チンなどという連打が効かないということ。
誰かが1回鳴らしたらその後の人が何度スイッチを押しても次の駅をスタートするまでは絶対に音は鳴らない仕組みになっているのだ。

んっ?これもワンマン・バスと一緒やんけ!って?
はい、あ〜たも邪魔なのでもっと後ろの線のとこまで下がって下がって。

んで、こないだの話なんだけど、チン電に乗っていたわさ。
次で降りるので「ソロソロ、チンしてみっぺ。」と思った瞬間、目に飛び込んできたのがヤングパパにうんしょと持ち上げられて今にもチンを押しそうな3-4歳の男の子。

電車の揺れにめっちゃフラフラしながらもヤングパパ必死。
ほんでマメはもうめっちゃしゃ〜せそうに人差し指をピッと伸ばしてチンの直前。

「あかん、絶対あかんって!あんなちっこいときに人生のおいしい体験したらろくなことないって!」
ハゲシクそう思ったボクは彼の早熟なしゃ〜せ体験を阻止すべく素早くチンしてやろうとしたが彼の人差し指の方が一瞬早かった。

「チ〜〜〜〜〜ンッ!」

ボクがヤングパパに気づかれぬようにマメをおもくそにらみつけてチン電を降りたのはいうまでもない。

雑感雑記 #980 (01/12/09記)

「新年会」

FM802制作陣新年会のお知らせがメールで届いた。
会場になるお店のURLもしっかり記載されて届いた。
アクセスをプリントアウトし準備万端、当日を迎えた。

会場までは地下鉄と徒歩で行くことにし、時間を逆計算。
焦らず騒がず健康的に歩き、見事開始予定の午後6時ジャストに到着。

満面の笑みと共にお店の扉をカランカランと開けると誰もいなかった。
開店したばかりで、他の客も含め見事にほんとにだ〜れもいなかった。

店の奥から出てきたおねえさんがボクを知っているらしく「アッ、ヒロさん!」と驚いてくれた。
「いつも朝聞いてます。」と丁寧に嬉しげに驚いてくれたがボクはそれどこではなく唖然と憮然で阿鼻叫喚。

ハーハーゼーゼーしながら、本店に電話をかけてもらって全ては判明した。
FM802から徒歩ほんの5分の本店が会場だったのに、ボクの勝手な思い込みでわざわざ遠い遠いミナミの支店にたどり着いていたのだ。

乾いた嗤いと共に電話の向こうの802スタッフに「先に乾杯しといて。すぐ行くから。」と告げおねえさんにも「どもありがと。」と消え入りそうな声で感謝し、とぼとぼと四ツ橋筋でタクシーを拾った。

目尻に浮かぶ悔し涙に夜風がやけに凍みる夜だった。

雑感雑記 #981 (01/13/09記)

「記念品」

ミュージカルRENTを観に行った。
本格的ボーカリストをズラリと揃えて圧巻のミュージカル。
友達でもある米倉利紀、K、SHIHOも出ていて余計に興味津々。

大作なので2部構成、途中で20分間の休憩が入る。
1人で観に行っているので休憩時間も所在なくパンフレットをパラパラ。

すると後ろの座席から「ひょっとしてヒロさん?」と声をかけられる。
「あ、はい。」と返すと「いつも聞いてますよ。 はい、これ!」と何やら指に・・・

「あめちゃん」だった。

大阪のおばちゃんのあめちゃん伝説はやはり本当だったのだ。
めっちゃうれしかったので、舐めずに現物を永久保存することにした。

雑感雑記 #982 (01/14/09記)

「配信」

新聞は政治・経済など今この瞬間伝えなければならない記事だけで構成されてはいない。
ところどころに「今この瞬間」でなくてもいいトピックも掲載されそれが文化の香りと共に新聞に「奥行き」を添えているのだと思う。

大学卒業以来ほぼ35年、音信不通だった知り合いからボクのホームページに「18年前からバンクーバーに住んでいるのだが、在留邦人の為の新聞に君が載っていたのでビックリし、懐かしくなりメールしました。」というメールが届いた。

これにはボクの方がよっぽどビックリ!!
飲もうとしていたコーヒーを自慢の豪華な机の上にぶちまけてしまいえらいことになっちまった。
綺麗綺麗に時間はかかったが机の上も一段落したので彼と懐かしくメールをやりとりし、その新聞のコピーってやつを添付で送ってもらった。

そして納得。

去年10月3日の雑記にも書いたが、あのときの「取材記事」が配信されていたのだった。
そう言えば取材の時「どの新聞にいつ掲載されるというものではありません。」と通信社文化部の記者の方が言っていたような・・・

「それにしても、海まで越えてまうか!」と再度ビックリ。

そしてそのビックリも覚めやらぬ昨日、今度はロスアンジェルスで不思議なことにボクの番組を生で聞いてくださっているリスナーさんがロス・サンディエゴ・ラスベガス・フェニックスで配られている邦人の為のフリーペーパーにボクが載っているとの一筆を添えその現物を郵送してくださった。

バンクーバー新報 2008年12月4日号
Weekly LALALA 2008年12月12日号


これはもうウカウカしていられない。
ボクも遂に国際人の仲間入りをしてしまったのだ。

スピーチの練習をしておかねば!

ハロ、アイアムヒロサン。
ナイスツーミーチュ〜〜。
ユーノーミー、ゥライ? バット、アイドントノーユー、ソーリー。

アイライクビフテキ。
アイライクコーベビーフ、ベターザンアメリカンビーフ。 ソーリー。

エニウエイ・・・

ユーカムトゥオオサカジャパン、ユーヒアミーオンザレイディオ。
ステーションイズエフエム802、リッスンツーミー、オッケー?

シーユースーン。

どだろ、こんなもんで?

雑感雑記 #983 (01/15/09記)

「のぼり」

近所のはなし。

一戸建ての家が売りに出ている。
ず〜っと前から売りに出ている。
んがっ! 買い手はまだつかない。

その空き家には売り家を表示するノボリが数本。
そしてヒラヒラと風に揺れるそのノボリには「好評販売中」の文字が・・・

販売は好評なのに幟はいつまでもハタハタと。
むず痒い、とても。

雑感雑記 #984 (01/16/09記)

「効率」

真骨頂の大阪人であると自負している。
だから常に諸事万端、如何に効率よく事を運ぶかに腐心する。

風邪のシーズン。
FM802にはうがい薬の出る機械がトイレ前のお茶場に設置されている。
風邪気味の人も多いので予防も兼ねて番組中にも何度かうがいをする。
便利な機械だけど、そこから出るうがい薬はガゴガゴすると口からかなり泡が出るのが難点だ。

こないだオンエア中1曲かけている間に事を済まそうとお茶場でうがい薬を口に含み、トイレで小用を足した。

これは時間を効率よく最大限にセーブ出来る処置で、「でかした!」と言っても過言ではないだろう。

用を足しつつ上を向いてガゴガゴしたら口から泡が溢れ出て、小用依然継続中だったボクは七転八倒にパニクった。

効率化を目指すのもほどほどにせんと、あっちゃこっちゃ大変なことになるっちゅうことを身を以て今頃学習するボクはとっても困ったおじさんだった。

1月19日(月曜日)

Billboard Live Osakaで今日までライブのグラミー賞3部門ノミネートのTake 6からAlvin(左)とJoey(右)が3年ぶりに戻ってきてくれた。今回は6人全員ではなかったけどそれでもこれで89年の初回から数えてもう通算6回目の登場になる。最新アルバム The Standard の話しをいろいろ聞きながら、もうめっちゃたのしい時間を一緒に過ごした。

彼らもボーカル一筋二十数年のキャリアを持っているけど、でもボクのボーカル力の凄さはまだ知らなかったので今回遂にボクのひとりアカペラをかましてあげた。「Whao! ナンテスッゲ〜ボーカリストナンダ!」って2人とも腰を抜かすほど驚いていた。

でも、それでも Take 6に入らないか?とは誘ってくれなかった。なぜだろう?

雑感雑記 #985 (01/19/06記)

「Movie Preview」

良質な映画の2時間は瞬時に過ぎ去る。
退屈な映画のそれはどんなに高名な俳優が演じていても拷問になる。

番組で紹介出来ればと可能な限り業務試写には出かけている。
この間、強引に時間を捻出してまで見に行った映画は後者の方だった。
前半は辛うじて鑑賞に堪えたが、後半に向かっての陳腐なストーリー展開には絶句。

そうすると映画以外のものが、気になる気になる。

左前席に座っているパイナップル頭の男の髪の毛が画面左下をチラチラ・チラチラ。

「何をいきって業界ぶっとんじゃ!セサミストリートのバートやあるまいしそのパイナップル頭、何とかしろ!」と猛烈にハサミでチョキチョキ刈りたくなる。

かと思えば風邪をひいているのであろう、狭い試写室でゴホゴホ咳を続けるおっさんがいる。
虚ろな目でスクリーンを眺めながら「もしこれでボクが風邪をひいたら自分のせいやからな!」と画面で熱演中の主演男優を睨みつけた。

良質な映画を見つけるのも、これでなかなかの「業」なのである。

雑感雑記 #986 (01/20/09記)

「目線」

万一君がアカデミークラスの映画俳優になったとしたら?
って、まず、んなことないだろうけど、まま、万が一のハナシ。
この雑記を「読んでおいてよかった〜っ!」ときっとボクに感謝するであろう必殺技を一応おせえといたげよう。

主演映画が空前の大ヒット。
記者会見には何百人の記者とカメラマン。
手順として先ず粛々と記者会見が行われその後一斉にフォトセッション。

あなたの立つステージ前では百台を超えるカメラが横一列に並んであなたを狙う。
どのカメラマンも当然自分のレンズにあなたの目線が欲しいから「ハイッ、こっちお願いしま〜す。」「コッチ、コッチ!」とステージ下から怒号にも似た声が飛んでくる。

でもいきなりアカデミークラスになっちゃったあ〜たはまだ素人同然。
あちらこちらから一斉に飛んでくるかけ声にいい子ぶろうとしても応えきれず舞台で立ちすくみ失禁しちゃったとこで夢から覚めるのがせいぜいのオチ。

ところがこんなときにでも威風堂々と百台を超えるカメラと対決出来る方法を今回はタダで伝授したげるってわけ。

タダだぜ、タダ!どうしてボクって、こんなにいい人なの?

横一列に並ぶカメラマンの後ろに何か目印、んま、棒でもプラカードでもいいんだけど、を持ったスタッフに立ってもらいその人にカメラマンの後ろを右から左に歩いてもらうだけでいいの。あなたはその目印を視界に入れながらその前にあるカメラにだけ思いっきりの笑顔と共に目線をあげるってわけ。右から左に歩き終わったスタッフが、今度は左から右に戻ってくる。その一往復でそれぞれのカメラには笑顔をもらえる2チャンスが与えられるってわけで、つまりその1往復を終えれば無事百台以上のカメラとのフォトセッションがたったの2−3分で終了するってわけ。

2チャンスももらっておきながらあなたの満面の笑顔を切り取ることの出来なかったカメラマンにはまだまだ未熟者だわな〜的なあしらいでそのフォトセッションを終え、忙しいあなたは次の会見場に風のように去って行くってシナリオ。
いい?ちゃんと覚えた?

むっちゃかっこいいフォトセッション運びじゃろ?
ある記者会見で司会をさせてもらったとき、現実に魅せつけられたすご技を今回は伝授したげたってわけ。

まさかのときにはぜひお使いあれ。
って、ほんまにまさかの坂んときやけどね・・・

1月20日(火曜日)

先週水曜日カナダ・オーストラリアに次いで日本でもデビューアルバム"Sunseed"をリリースしたばかりのHayley Salesちゃんが来てくれた。ヒッピーの音楽家だったという両親に育てられた彼女は生まれてずっとシンガーをしているイメージ。アルバムからWhat you wantって曲をスタジオライブしてくれたんだけど、その歌声にSoulからにじみ出るナチュラルグルーブを感じた。本物だね。いやあ、ぜひほんまにたんとのみなさんに知ってアーティストでありました。

今はカナダのバンクーバーアイランド在住という彼女、ボクもカナダ表現の英語でしばしのインタビューを楽しませてもらった。夏にはライブで帰ってくるとのこと。これは見に行かねば!

雑感雑記 #987 (01/21/09記)

「仰天」

日本時間本日未明、第44代アメリカ合衆国大統領が誕生した。
就任式直後からバラク・オバマ氏の双肩には途方もない「期待感」が地球の重さでのしかかる。

ボクもその歴史的一瞬を記憶に残そうと同時中継の画面を凝視。

そしてひっくり返った。
なんなのだ、あれは??

2人の女性が担当していた「同時通訳」。
強いられる極度の緊張感からだろう、数分毎に交代しながら通訳を続けている。

アポロ11号が月に行ったときの西山千さんにもおったまげたが、あの頃のボクはまだ英語に成熟する前だったのでぼんやりとした驚きでしかなかった。

んがっ、今回の衝撃はまったく違った。

アングリしながらもそのすばらしい才能に思わず「グヤジ〜デスッ!」とザブングルしてしまった。
だから「負けてなるものか!」とシャドーボクシングならぬ、シャドー同時通訳を試みたがあんなのできるわけねえっ!

2人それぞれの癖があるようだが、それでもオバマ氏に2−3単語遅れで通訳を続けている。
なんや、あれはっ!ボクなんか新しい単語を聞いたらその2つ前なんてその瞬間にきれいさっぱり消えてまうんやで。

腹が立つのでもっかいおもくそひっくり返ってやった。
ボクの対抗策は「ひっくり返り」のワザのみであった。
そしてそんなワザしかない自分がほんとに悲しい朝だった。

1月21日(水曜日)

3月に3枚目のミニアルバムリリースの多和田えみちゃんが帰ってきてくれた。今回のアルバム Sweet Soul Love は本当に揺れている。いい具合に揺れている。あんまり気持ちいいのでゲストに来てくれた10時台に5曲全曲オンエアしてしまった。ぜひたくさんのみなさんにも聞いてもらいたいアルバムである。

今朝もニコニコとたのしい時間を過ごして帰る直前に「オンエアでは言えなかったけど、ちょっと早いですけど・・」と言いながらバレンタインチョコをちょこっとプレゼントしてくれた。ありがたく幸せだったので、しばらく神棚に祀っておこうかと考えている。あは。

雑感雑記 #988 (01/22/09記)

「tool」

再度考えたくなった。

小・中学校に携帯を持ち込まないようにさせようと去年橋下大阪府知事が早々とぶちあげ、今朝のニュースではそれをフォローするように文部科学省もやっと重い腰を上げネットいじめ防止などのためにも携帯電話持ち込み原則禁止の方針を決めたとあった。

橋下発言の後、四方八方で議論が起きている。
大方は橋下発言に批判的な意見のようでそれがどうにもやるせない。
「安全」の為にという言葉が免罪符のように独り歩きし、それがいたたまれない。

小・中学生の児童・生徒なんていう狭い世界じゃなく、結局今の時代み〜んなが「携帯依存症」なのじゃないかと強く思う。

携帯電話も人の知恵が生み出した秀逸な「道具」であることは認める。

しかし、道具は人間が使いこなしてこその道具。
だから人間は徹頭徹尾道具の前に位置して然るべき。
つまり主従関係で言えば人間が当然の主人であるということ。

しかし今の携帯世代は確実にたかが「道具」である携帯にかしずき追従するのみ。
昨今の「携帯文化」を傍観しつつ、人間は「道具の奴隷」に成り下がっていいのか!と再び三度問いかけたくなった。

道具として使いこなせる自信がないから、そしてこいつはきっとボクの前を歩き出すだろうからボクは携帯電話を所持しようとしない。

1月22日(木曜日)

明後日19歳になるという今月の802ヘビーローテーションアーティスト、阿部真央ちゃんがFM802初登場で来てくれた。

昨日メジャーデビューしたばかりだというのに物怖じすることなくボクの変化球系インタビューしも自然体でテキパキと応答してくれて大器の片鱗をガンガン感じた。「応援すっからね、しんけんがんばりんさい。」と心から思った。

ライブの風情はギターをかき鳴らしてワイルドなあべまちゃんだが普段はどう見てもおしとやかな乙女な感じ。この「静」とあの「動」のギャップが彼女の魅力なんだろうなとも思った。

みなさんも応援しんけんよろしゅう〜。

雑感雑記 #989 (1/23/09記)

「当事者」

たっぷり迷惑なはずなのにちょっとした社会事象の当事者になっちまって喜んじゃうってことない?

ボク、それあった。 ほんで喜んだ。 んっ?なんのことって?
ちょっと前に社会保険庁から出された「年金特別便」の一部が梅田駅内に2ヶ月以上残留した「事件」あったの覚えてる?

ボク、あれの当事者になっちゃったの。
つまり2ヶ月もの間年金特別便を受け取れずにやきもきさせられたの。
ってか、ホントはそれが届いていないことにも気づいてなかったんだけどね。あはっ。

ところが郵便事業株式会社から詫び状のようなプリントが特別便に添えられて配達されてきたとき、心ん中でニンマリ。


ちょっと晴れがましい気持ちでニンマリ。
2ヶ月も放置されたら迷惑っちゃ迷惑な話しなのだけど、でも社会で話題の当事者になれた、その、つまり「選ばれた者」感覚がちょっぴり嬉しかったってこと。

ええ、ええ、ボク、どんなことにもミーハーですがなにか?

1月26日(月曜日)

2009年のわたなべゆうくんの月参りも今日がその初日。今年はオリジナル1曲とカバー曲1曲の計2曲を毎月スタジオライブで聴かせてもらうことになっている。今朝はオリジナルは「あさひいろのカーテン」を、そしてカバーは「The Water is wide」をやってくれた。今年も変わりない温かい音色で楽しませてくれそうだ。

記念撮影の時お尻のポケットに何やら入っているので見てみたら、な、なんと、お財布じゃん!ちょっと失敬してウヒャヒャと喜んでいたら「ひも付き財布」でゆうくんにすぐ気づかれてしまい、「もう少し大人になってくださいね。」と軽くたしなめられた。あ、はい。

雑感雑記 #990 (1/26/09記)

「あんがいおまる一座」

かなり不思議な名前の演劇集団からお芝居の案内が届いた。
しかも演じる劇場名が「石炭倉庫」とこれも相当に珍しい名前。

ボクのオフ日である土日に公演が予定されていてタイミングはドンピシャ。
好奇心満載のボクは「行くしかないだろう」マインドで弁天町すぐそばの劇場を目指した。

たどり着いた「石炭倉庫」はほんまに安治川沿いの倉庫街の中にひっそりと佇んでいた。
案内を乞うて潜り込んだ劇場は奥行きのあるフロアの四方を手作りの黒布で覆い30人で満席という按配。
ワンフロアの劇場スペースはステージが見えやすいようにと客席の方がひな壇になり高低差をつけている。

演目はエンタツ・アチャコ笑話物語「煙突とあちょん」。
昭和初期から第二次世界大戦を終え復興を始めるあたりまでの波乱の日本にひたすら「笑い」を提供し続けた2人の漫才師・コメディアン、横山エンタツ・花菱アチャコの半生を比較的忠実に辿るストーリー。

狭く細長い高低のない舞台の「奥行き」を最大限に活かした進行、ストップモーションで余韻を感じさせながら暗転を多用するなど「小劇場」ならではの工夫創意が全編に溢れ1時間50分のお芝居をたっぷりと楽しめた。

同人集団の香りが多分にする劇団であったがそれぞれの「素朴な演技」が、舞台で演じられている「昭和」にたっぷりの味を付け加えていた。

また、十数人の演者さんに混じって通行人の犬の散歩で登場する劇団所属のモコモコの小型犬も尻尾をふりふり最高にいい味をだしていた。


ちなみに大阪ミナミのワッハホールで30日金曜日午後6時、31日土曜日午後1時の公演も予定されているので興味ある人は今日の日記のさまざまなキーワードでググッてみてくだされ。

雑感雑記 #991 (01/27/09記)

「タイトル買い」

活字大好きで本はよく読む方だと自負している。
でも時々上には上があることを思い知らされ、涙する。

昨春訪れた京都の「がけ書房」で面白いタイトルの本に出くわした。

椎名誠著 「活字のサーカス」
文筆家であると同時に世界各地を股にかける冒険家としても知られる椎名さんの略歴はここでは不要であろう。


なんと言っても本のタイトルが、かっ飛んでいる。
興味津々でタイトル買い、そして思い知らされた。
ボクなんてまだまだ「本」を読んでいないことを・・・

この人、「鬼」のように本を読んでいる。
そしてそれを見事に自分自身の心の引き出しに入れ分類し適材適所で引っ張り出してきて、一発かます。

いや、もう参った。白旗である。
活字がサーカスしているこの本、活字大好きと自認している人にお勧めしておこう。

そしてボクと同じように「嗚呼、わたしゃ、まだまだだった〜!」と思い知らされればよろし。

雑感雑記 #992 (01/28/09記)

「mixi 1」

超隠れmixiでこっそりミクシ・サーフィン。
ニヤニヤ、ワハハとボクの「足あと」にもまったく気づかれず右往左往遊んでいる。

ボクんことを書いてくださってる公開日記を「ふむふむ」と勉強させてもらったり、「わっちゃ〜、あれ見られとったんや!」と赤面したり。

そんな日記を見つける手段は?
当然検索に決まってんじゃん、健作くん。

で、発見した。
日記にボクじゃない「ヒロT」さんがひんぱんに登場するってことを。
しかもどうやらグラムロック系のパンクロックバンドのメンバーらしい。

ズラリと並ぶボクがらみの日記の中にところどころいるもう一人の「ヒロT」さんがらみの日記もこの際読んじゃってる。

と、こちらの「ヒロT」さんはどうやらベーシストでバンドの中でも結構の人気者のようで。
「ベーシストも悪くないなあ。」と、うっとりしていたらその「ヒロT」さんは女性だっちゅことも発見しちまった。

「グッ!」

ベースをブンッブンって鳴らすぐらいならなんとかなるかもしれないが越えられない壁を発見したので、もひとりの「ヒロT」さんにエールを贈りつつおじさんは退散することを決めたっちゅハナシ。

雑感雑記 #993 (01/29/09記)

「mixi 2」

あんまり意識はしていなんだけど、どうやらボクはしょっちゅう駄洒落をかましてるらしい。
人からそれを指摘されるたびに「ウソデショー、ソレ? ボク、シンジランナイ。」と笑い飛ばしていた。

mixi の中にありがたいことにボクのコミュニティってのがある。
ボクのことをいつも「笑って許して」くれる善意の人々が集う場所だ。

ぼんやりトピックを見ているとすんごいの発見した。
☆★☆ヒロTダジャレ・ギャグコレクション☆★☆ だって!

「んな、アホな!! コレクションするほど言うてませんって!」と開いてみると・・・・・
ズラズラズラ〜〜〜ッと日付けを打ち、そう言えばボクが発した覚えのある言葉たちが並んでいる。

せっかくなのでまとめ読みをしてみたら、わろてもた。
ボクって意外に面白い人だったようだ。 あははのは。

雑感雑記 #994 (01/30/09記)

「mixi 3」

オンエアのある日、つまり月曜から金曜まで毎日雑記を書き出してこれが第994話。
アラビアンナイト、千一夜物語にちなみ第1001話まできたら一旦「小休止」と決めたのが去年5月6日に書いた記念すべき第802話のあたり。

後7回、雑文を綴ればその日がやってくる。
振り返れば臥薪嘗胆、塗炭の苦しみの中での「継続」だった。
ただお陰で些細なことでもそこから「雑文」をひねり出すワザのようなものが身についたと、今はあの「苦しみ」に感謝も。

大団円の日が刻一刻と近づいてくるとさすがに感慨深く、実に様々な思いが去来する。
「突然休止もあれやしなあ、何か願をかけてみようか。」と目を付けたのが mixi のボクのコミュニティ 「ヒロ寺平 - HIRO T's 24h JAM -」の参加人数。

時々眺めているコミュ人数が802人をヒットしたときは素直に嬉しかった。
だから、もし、この人数が順調に伸びて雑記が1001回を迎える前に1000人をヒットしたら「継続もありかな?」なんて考えていた。

ところがこれが進まん、進まん。
結局今現在945人とまことに微妙な数字。

と、まあ、そのあたりに軽く触れて mixi シリーズ全3話完結っちゅことでチャン♪チャンッ♪

1月30日(金曜日)

My soul sis, Leyonaがレーベル移籍第一弾アルバム「Melody」をひっさげてやって来てくれた。全5曲、極上の仕上がりなのでこれはもう必ずあなたのCDライブラリーに加えないと今年をしゃ〜せに過ごせないぐらいの勢いっす。3月にはアルバムリリース記念ライブもあるのでそれも押さえといた方がええんでねえのって勢いっす、アゲイン!

2009年のキャッチフレーズも何か小気味いいのを発していたLeyona!今年はデビュー10周年ってこともあるので、いつにも増してがんばっていただくことに致しませう!うん、それがいい、それがいい。