HIRO T'S DIARY
● 2月の日記 ●

2月1日(日曜日)

tt 通信

寒い毎日が続きます。お散歩以外はお家の中で過ごす tt にとってもこの寒さはちょいと辛いのかもしれません。お日さまがほんのちょっぴり差し込んでくるベランダ添いでぼんやりしているとこをパチリっ。

まあ、でも冬でも「い〜ぬはよろこびにわかけまわり」のはずなのに tt の寒がりは超一流かもしれません。日向ぼっこ程度ならきゃ〜い〜もんですが、この子夜ベッドの布団の中奥深くに潜入するのを趣味にしてんです。夜中にパパと tt の間で布団潜り込み作戦と追い出し作戦の火花が散ることもしょっちゅうなんですから・・・困ったもんです。やれやれ。

雑感雑記 #995 (02/02/09記)

「2011」

梅田大阪駅の再開発が2011年に完成するというニュースを見た。
デパートやオフィスフロア、劇場なども内包しアンビリーバボーなサイズ。
どうやらとんでもないマンモス駅になってボクたちの目の前に現れるらしい。

また2011年にはテレビも地デジ放送に完全移行し、とてつもなく便利になるそうだ。
草薙くんが柔らかい笑顔でほとんど毎日画面に登場、その便利さをボクたちに説いてくれている。

そして麻生総理によると2011年には財源確保のために消費税も上がって至極当然なのだとか。

猫も杓子も判で押したように「2011年」がキーワード。
後たった2年で、きっと「ユートピア」が出現すると森羅万象声高に叫び続ける。

2011年になるとどうやら再開発地域も100%の稼働率になり、あれもこれも出来るようになったテレビの便利さをたらふく利用出来るほど人口が増え、経済的に余裕の出てきた庶民が将来の為に税率アップを容認することになるのだそうだ。

今巷に満ち溢れる2011年の「怪」。
後2年、いったい何がどうなっているのやら。

2月3日(火曜日)節分

今月ニューシングルから「ありがと。」がヘビーローテーションになっちゃった植村花菜ちゃんがやって来てくれた。デビューして今年で5年になる川西出身の彼女もやっぱヘビロは本当に嬉しかったようで満面の笑みと共にインタビューは進行した。

スタジオライブは少し前のシングル「あなたのその笑顔はいいヒントになる」をやってくれた。

「俺も歌うまいから聞かせたるわ。」と弾き語りをしたら「あなたのそのコードは何のヒントにもならない」と言い含められた。やれやれ。

今年の彼女の活躍に期待!

雑感雑記 #996 (02/03/09記)

「児玉くん」

どこかかすかに見覚えのある顔が前から笑顔でやってきた。
事務所に帰ろうと南森町の交差点を渡ったところでやってきた。

記憶の糸を40年以上手繰り寄せたとき学生帽に人懐っこい笑顔を浮かべた男の子が現れ、目の前の中年の紳士と重なった。

「児玉くん?」と分かった瞬間、ボクたちは中学時代にワープした。

そう、ボクたちは同じ中学の同級生だったのだ。
ただ、同級生だと思い出せても他の記憶はもうほとんどないボクに比べて児玉くんの記憶はすごかった。

普通は毎年クラス替えなのに、ボクたちは中学3年間を同じクラスで過ごしたこと。
ボクがちょっと好意を抱いていた女子に近づくために児玉くんをとことん当て馬に使ったこと。
ボクが入っていた剣道部に同じクラスの男子がいなかったので児玉くんを強引に勧誘し入部させ一緒に谷町筋の明倫まで竹刀を買いに行ったこと。

違う高校に進学した児玉くんをボクの高校に呼び寄せ、ボクが入っていた硬式テニス部のコートにひっぱり上げ無理やりサービスをさせて「ホームラン」してしまった未経験者児玉くんに「ホームランするぐらいのほうが素質あるねん!」と訳のわかんないコメントをしたこと。

とにかく児玉くんの口から当時の寺平少年の「あるがまま」がザクザクと登場。
結果、寺平くんはあの頃も今も変わらず「ジャイアン」であることがはっきりと判明した。

おなかを抱えて大笑いしながら、今は某ゼネコンの部長さんになっている児玉くんとの交差点での立ち話は寒空の下で体が冷え切るまで続いた。

雑感雑記 #997 (02/04/09記)

「恵方」

今年は東北東だった。
はいはい、まるかぶりましたよ、巻き寿司を恵方向いて。

イメージは平安時代あたりから続いていそうなこの独特の「文化」。
意外に歴史は浅く、どうやら昭和初期に大阪で発祥したんだそうな。
それが今じゃぁ、日本全国津々浦々96%もの認知率だそうで立派なもの。

ひたすら黙ってもくもく巻き寿司にかぶりつく光景の滑稽さは、まっ、確かに「いちびり好き」な大阪の香り。

いちびり大好きなボクが欠かすわけもなく昨日もモクモク、モクモク。
で食べる瞬間に「このぶっといの俺は一体何分で喰うの?」って疑問もモクモク。
だからチラッと時計を見てからモクモクをスタート、火曜日なのにモクモクとスタート。

結果 6分!
お茶も飲まず一言も発せず、堂々の6分!
不思議そうにボクの周りをウロウロの tt にも構わずの 6分は見事じゃね?

あ、そうそう、セレブなボクの太巻きは直径約10cmのすんごいのだかんね。
そこんとこのイメージもしっかりよろしく!

しっかし、あごはだるいし、正座のせいで足はしびれまくり。
こいだけしんどい思いしたんだから春も立っちまった今日からはきっといいこと続きじゃろうて。

そ、今日は「立春」。
みんなにやわらかくあたたかい春が来ますように!

雑感雑記 #998 (02/05/09記)

「ずるっ子」

円をイメージし、その円に直径の線を入れてもらいたい。
かなり乱暴な表現だがその円がボクが tt と散歩に行く池で、直径が池にかかる橋である。

この池の外周歩道はさまざまな人たちで溢れている。
常連組に真っ赤なユニフォームも凛々しい少年野球チームがいる。
どこかで試合をしてきた後、解散前に池の広場に集合してランニングをしたりする。
コーチに指名された数人、多分、試合中エラーをしたりポカをしたりした数人が外周を走ってくるように命じられるようだ。

薄暮の夕方、tt とそんな風景に出くわし何気なく散歩を続けていると円周の途中にある橋のところでかなりキョドっている数人の野球少年を見かけた。

彼らは真っ赤なユニフォームを脱ぎ白いTシャツだけになり、ユニフォームをTシャツのおなかの中に入れて体を折り曲げるようにして橋をそろそろと渡りだした。

最初はまったく何をしているのか分からなかったがすぐにそれがコーチにばれずに走る距離を「ショートカット」する方法なのだと気づいた。 つまり円周を1周するかわりに途中の橋を抜けることで例えちょっとでも走る距離を縮めようとする姑息な考え。

tt と二人苦笑いしながら、コーチに見つからぬよう前かがみになりながら抜き足差し足忍び足で橋をそろそろ横断していく少年たちの背中を見送った。

そして「パパにもあんな時代、あってんで。」と tt を見たら顔をそむけられてしまった。 あはは。

2月5日(木曜日)

最新シングル「大切にするからね」をひっさげて風味堂の3人が久しぶりのカムバック。3月には4枚目のアルバム「風味堂4」をリリースの彼らにそこも含めていっぱいいろいろ聞いた。今年は「ライブ!」と力強く宣言して関西では5月6月に「のり一発!ライブ」も予定されているとのこと。ま、今年もガンガンにかっ飛ばしてもらいたいもんだ。

インタビュータイムを含め、オフでも基本ジャイアンなボクを一度逆ジャイアンしたいってことだったのでさせたげた。でもシャッターが降りた瞬間、またボクはいつものジャイアンに戻ったのはいうまでもない。

雑感雑記 #999 (02/06/09記)

「ALWAYS」

チン電通り沿いの3丁目。
昔ながらのお好み焼き屋さんがある。

ボクの学生時代からず〜っとあるお好み焼き屋さんだ。
何十年ぶりに食べに入ってみたが、どこも変わっていなかった。
お好みソースが飛んでページがひっついてしまった漫画本や週間誌。
ドデンと据え置かれた業務用のダイキンエアコンもきっと当時のまま。

おばちゃんに聞いてみたら開業して40年になるそうな。
変わったとこと言えばおばちゃんの顔に40年分のしわが刻まれたことぐらいか。

などと思いながらおいしく典型的大阪お好み焼きを平らげた。
「また来るわ。」と店を出るとき、おばちゃんから今は火曜・水曜・木曜が店の定休日だと聞き、改めて40年の重みを実感。

30台後半で店を始めたとして今はおばちゃんも70台後半。
それでも昭和の時間は変わることなく彼女の回りで悠々自適に時を刻み続けている。

店を出た夕方、チンチンとボクの横を走り去る路面電車が描かれた風景は間違いなく「ALWAYS 3丁目の夕日」だった。

雑感雑記 #1000 (02/09/09記)

「アナウンス」

ガタタンゴトトン、田舎に向かう在来線。
静寂を破り車掌さんのアナウンスが流れ出した。

「3号車6Aの席で白無地封筒に入った現金を拾得致しております。心当たりのお客様は1号車車掌室までお越し下さい。」

読書を中断し、ダンボの耳だったボクの腰が数センチ座席から浮き上がった。
自発的に腰を浮き上がらせておいて、こう言うのもなんだがいったいなんてヤツなんだ、ボクって!

白封筒に何の関係もないくせにピクリと反応しちゃいかんじゃろ、やっぱし。

深呼吸して読書に戻ろうとしたが、もう戻ることはできなかった。
目は活字を追っているようでも頭の中では「白い封筒物語」が延々と繰り広げられた。

目的地に着いてやっと我に返ったボクはホームに降り立ち、「チ」と舌打ちをひとつ打ち改札に向かったのであるが、頭の中の「白い封筒物語」がその後どう展開したのかここでは明らかにしないでおく。

雑感雑記 #1001 (02/10/09記)

「満願」

2005年4月7日木曜日から今日までの月曜日から金曜日、1日も欠かすことなく継続してきた雑記も今回で第1001話。

千一夜物語 アラビアンナイトを目標に突っ走ってきて、ここで取りあえずの満願成就。

一旦休息期間に入る。
「逃げる」2月は勝手に逃がして「去る」3月もお好きに去ってもらい、新年度以降また気が向けばのスタンスでと考えている。

だから今度は毎日の「がむしゃら雑記」を卒業して、不定期でもしっかり熟成させた「悠々雑記」で綴っていこうかと考慮中。

ただ、ほぼ丸4年続けた習慣からこの典型的関西人でイラチなボクが逃れることができるのかそれが今とっても興味津々なところで・・・・・・・

もしかしてあなたが今までこの雑記を楽しみに読んでくださっていたのなら心から多謝多謝!

じゃあ、また。

2月16日(月曜日)

今年5月でメジャーデビュー1年になるJAY'EDくんが初めてやって来てくれた。ニュージーランドと日本のハーフで、とってもシャイで温かい好青年。スタジオでは前のシングル「ずっと一緒」をカラオケに合わせて歌ってくれた。いや、とっても柔らかく気持ちよくグルーブさせてくれたのであった。

顔の濃さ勝負ではいい勝負のボクとの記念撮影もやっぱちょっとSHYな雰囲気が素直に出ていていいよね。ぜひみなさんも応援してあげてください。

JAY'EDのパパのお姉さん、つまりおばさんが桂ざこばさんの奥さんというのも興味深いエピソードでござりました。

2月18日(水曜日)

わたなべゆうくん、恒例月参りの日。今朝もギターを抱えてやってきてくれてこれでもう17回目になります。いつものようにステキな音色で2曲演奏してくれました。

オリジナルは「Baby You.」(命名、オレ、オレ!)そしてカバーは「ルパン3世のテーマ」。オリジナルは限りなく優しく、そしてルパンはアッパーなスタッカートな感じでおいしいカバーにしあがっていました。もっそいたのしませてもらいました。

今月はガチでルパン演奏中のゆうくんをスナップしてしまいました。がはは。

2月19日(木曜日)

来月今年の初シングル「奇跡」をリリースする岡野宏典くんがやって来てくれた。1年半前に初登場したときと較べてもインタビューの受け答えもかなり上達!(ま、まだかなり堅いけどね。でもそれは彼が超まじめな証拠でもあるしね。)いつものようにギターも持ち込んでヘビーローテーションだった「レモネード」を熱唱してくれた。

今日はたまたまスタジオに持って行っていたウクレレもあったので岡野くんにウクレレにおけるdimコードの弾き方をレクチャーしてあげた。

帰り際そのお礼にまた自作のクッキーを差し入れてくれた。これがほのかな甘さでやっぱ絶品だったわさ。甘露甘露!

2月23日(月曜日)

高鈴(こうりん)の山本高稲ちゃん(Vo.)とギターのアッキーこと山口彰久くんが何とほぼ5年ぶりに帰ってきてくれた。New Breezeに出演したり、南森町の交差点でバッタリ出会ったりしていたけど、番組はまだこれで3回目。

2年半ぶりにリリースされた3枚目のアルバム「ヒビノウタ」のお話しを聞きながらアルバムから「すこしずつ」をスタジオライブもしてもらった。いつもながらに高稲ちゃんのビブラートの利いた歌声とアッキーの温かいギターワークは絶品だった。

帰りにボクのギターでも高稲ちゃんに歌ってもらったらアッキーに「う〜〜ん、斬新な運指ですね。」と尊敬された。