HIRO T'S DIARY
● 3月の日記 ●

3月1日(日曜日)

tt通信

毎月1日にアップしている tt の画像。当然なんだけど彼は写真なんどにこっから先の興味もなく、つまり毎回カットに行った直後ぐらいになぜかいつもパパに無理矢理パシャパシャされて彼としては迷惑この上ないお話しなわけで、パパも実は恐縮しているんだけどここはひとつtt通信継続の為にと心を鬼にしたフォトセッションを敢行しているってわけで。。。

今月のこのショットは実は今年1月のtt通信のちょっと小首を傾げている写真を撮った時に撮ったものなんだけど、ただひたすら「tt, tt !! ttってば、は〜い、t く〜ん」なんて呼び続けるだけのパパを「っとに、何わめいてんの、パパ?」っときょとんとしたときの顔だったりして、ま、つまり、こうやって撮る記念撮影もなかなかたいへんだってことなのっす。

3月2日(月曜日)

Kくんのどこが好きかと言えばその「人懐っこさ」だろうと思う。今までもあっちこっちで何度も顔を合わせているし、去年は神戸で一緒にライブイベントをしたけれど、実はボクの番組には今回初登場。でももうお互いに気心も知れて加えて彼の人懐っこさもあってもうほんとに楽しい時間が過ぎ去った。18日には3枚目のアルバムTraveling Songをリリースし3月から全国10カ所のライブにも出るというKくん、実は今日がデビュー4周年記念日!

記念日には何かプレゼントせねばなんめぇ。だからDJとしてのボクのポジションを狙っているというKくんにMy Headphoneはやっぱり必要じゃろうということでボクが愛用しているKOSSのヘッドフォンを4周年記念に特別にプレゼントした。すっごく喜んでくれたのでプレゼントし甲斐もあったというもの。

でも同時に「ほんまに猛練習してボクのポジションをかっさらわれたらどないしょ〜?」と内心ビクビクもしていた。あはは。

3月4日(水曜日)

4年前のNew Breezeに出てくれたTapをArtする男、Kazこと熊谷和徳くんが今朝番組にやって来てくれた。今月末28日にオペラ歌手の松井美路子さんと京都嵐山の松尾大社拝殿で世界初になるタップ・オペラのライブをする。そのお知らせの登場。彼は4年前と変わらず柔和だった、でもスタジオで生で刻んでもらったタップのリズムはやっぱ凄かった!28日土曜、時間のある人はぜひこのアートのぶつかり合いを味わって。

フローリングにマイクもセットしたのでKazと一緒にタップしながら記念撮影。「ヒロさん、ゴム底の靴でよくがんばれますねえ。」とKazに柔らかく感心された。あははのは。

3月9日(月曜日)

昨日FM802のスペシャルライブ「卒業写真」に登場した、というよりMCを含めて進行までしちゃった馬場俊英くんが明後日リリースの15枚目のシングル「世界中のアンサー」のプロモーションで戻ってきてくれた。そしてスタジオライブでその「世界中のアンサー」を弾き語ってくれた。

6月のライブの話しなどなどいつも通りゆったりと聞いてスタジオでは温かい時間が通り過ぎた。

ボクよりは相当細身だけどおしゃれなジャケットを着ていた馬場くん。記念撮影のときにこっそりジャケットをひっぺがしてボクのものにしようとしたら意外に気づかれなかったのでビックリした。(って、んなこたなかろ!!)

3月10日(火曜日)

洋楽・邦楽珠玉の名曲10曲を詰め込んだ押尾コータローのアルバム"Tussie Mussie"(タッジーマッジー)が明日リリース。だから当然押尾っちはそのお話しをしにやってきてくれたってわけ。アルバムに詰まったステキな音を聴きながら当然スタジオライブもやってもらった。ライブの曲は当然アルバムにも収められているシンディ・ローパーのタイムアフタータイム。ゆるゆると柔らかくステキなスタジオライブだった。

あまりにもよかったので昔からのよしみでスタジオを出る前にボクのためだけにもう1曲つま弾いてもらった。「んもっ、っとに、ステキ!」とうっとりしてしまった。ん?曲は何だって?それはね、ヒ・ミ・ッツ!

3月11日(水曜日)

今夜Billboard Live OsakaでライブをするBrian McKnightがやって来てくれた。実は彼は無類のラジオ好きで、現実に今もアメリカ47局ネットの生放送のThe Brian McKnight ShowってのをやっているっちゅうバリバリのDJでもあるのだ。だから実は今朝もFM802のスタジオを借りてボクの番組登場直前までアメリカに向けてオンエアしていたとゆうわけ。

でも10時台にボクの番組に登場して歌を歌ったりクレジットをくれたりほんといろいろやってくれた。いいヤツなのである。明日はボクが彼の番組にゲストとして出て全米に大阪のファンキーさをぶつけることにもなった。

身長190cmを超える巨漢との記念撮影の基本はやっぱ「つま先立ち」でしょ。あはは。

悠々雑記 #001 (03/16/09記)

「とまあ・・・」

「4月1日から新たに再スタートしよっかな?」
なんて2月10日からしばしの惰眠を貪っていたこの雑記なんだけど。。。

予定を約2週間早めて再スタートすることにした。
ただ、今度は毎日続ける「雑感雑記」ではなく、余裕を持ちつつ不定期更新の「悠々雑記」。
つまりちょこちょこ見に来ていただいても同じ雑記のままなんて日が続くことも多々ありそうなのでそこんとこ、よろ。

でもね、最近ちょっと思うことは「毎日」続けていたってのはやっぱすごいことで。
つまりある種の強迫観念でがむしゃらにネタ探しを続けてほんでそれを駄文なんだけど綴り続けることはもうパワー以外のなにものでもなく。

で、そのパワーが文章の「表現力」ってかな、そゆのをチョッピリかもしんないけど磨いてくれていたのかも?なんて今思ったりしてるわけ。

だからここんとこ数週間の「惰眠」がその表現力を錆び付かせていてもご愛嬌ってことでゆるゆるとおつきあいを。

んで、どして再開が2週間早まったのかって?
mixiの寺平コミュがやっとこ1000人を突破したのを記念してってこと。
だから退会者が続出して1000人を下回った暁には今度は無期限冬眠してやろうとこれはこれで毎日虎視眈々のせめぎ合いってのもおもろかろ?

悠々雑記 #002 (03/17/09記)

「間一髪 !!」

早朝本番前802の廊下、後数歩でスタジオというところで左目に異物がゴロリンと飛び込んだ。
それが抜けたまつ毛なのか、空中のゴミなのか全く判らないけどとにかくゴロリンゴロリンと不快極まりない。

大量の目薬をさしてでも、洗い流さねばあまりに気持ち悪くてオンエアなんてできゃ〜しない。

オンエアスタート直前、とりあえずの目薬攻撃で急場をしのいだ。
ところがそれで異物が完璧に流れ去ったわけではなく時々復活しやがるってとこがかなりやっかいな朝。

番組中盤、後10秒で音楽が終わるというときにまたゴロリンゴロリンが始まった。
「しゃべる前に流しとかなえらいこっちゃ!」と大慌てでカバンから目薬を取り出したっぷりさそうと上を向いた瞬間、まだかけている「メガネ」に気づいた。

「アムナイ、アムナイッ!」と、ソートーアムナカッタ。

悠々雑記 #003 (03/18/09記)

「プリップリ」

昨日は晴天、まるごとの春。
超気持ちよく、そして暖かかった〜。

t 君との夕方のお散歩。
周りを桜の木が取り囲む池のある公園。
見上げた桜のつぼみは昨日までのこげ茶色からうぐいす色に変化して、プリップリだった。

たった1日のお日さまと春の暖かさの恵みで自然はガラリと様変わり。

その早さに毎年感嘆する。
こんなに簡単に感嘆してもいいのかってぐらいの感嘆加減。

今日は昨日にも増した「初夏日和」の1日になりそう。
うぐいす色プリップリのつぼみからきっとピンクの花弁が顔を出してることだろう。

ヤンッ、ンッモ、ピンクだがや、ピンク!
でぇりゃあ、はやぁでいかんけど花見の予定もたてにゃ〜いかんがや。

ウヒャヒャのヒャッ!

悠々雑記 #004 (03/19/09記)

「むかえびと」

春はストライキの季節でもある。
朝から全日空のパイロットストライキで全137便が欠航というニュースが飛び込んできた。
夕刻、外遊を終えた親族を関空に出迎えそのまま九州便に乗り継がせる任務があるボクの心は千々に乱れた。

海外からの到着便名だけは辛うじて覚えているものの乗り継ぎ便名まで覚えてはいなかったからだ。
これは一大事!急激に増加した心拍数をとりあえず「救心」で押さえ旅行代理店に即刻メールで連絡をした。

以下そのやりとりをほぼ原文のまま。

「大変です。多分知らないでしょうが、ニュース最前線にいるボクは知っているのです。全日空が今日ストに入ります。ボクの親族の乗る便に影響が出る可能性大なのです。どしたらいいんでしょう?ハ〜ハ〜ゼ〜ゼ〜。んま、とにかく出来るだけ早くその便名をメールで返してください。というのは多分ご存知ないでしょうが、ボクは今から業務試写に出かけなくてはならなくてほんまに忙しいからなのです。ボクはいつも忙しいのですが、今日はそゆわけでとりわけ忙しいのです。だから留守の間にちゃんとメール返しておいてくださいね。ちゃんとですよ、ほんとによろしくおねがいしますね。」

あたふたと試写から帰ってきて早速のメールチェック。返事は当然届いていた。

「ご利用便はJALですが、なにか?」
「あっ・・」

悠々雑記 #005 (03/20/09記)

「スキマ」

天気予報によると春分の日はお昼まで雨。
ところが午前4時50分家を出ると雨はピタリと止み道路も乾き始めていた。
道路の濡れ乾きこそが車の汚れ具合に大きな影響を及ぼす要因であるのは周知の通り。
ピカピカに洗車した直後だっただけに舌なめずりをしながら「ラッキー!」と事務所に向かった。

事務所のガレージにピカピカの車をいれオフィスで早朝のメール整理をスタート。

するとどうだ!窓の外でバケツがひっくり返った。
ビールを呑みすぎた酔いどれ親父の小用みたくジャボジャボジャボジャボ途切れなく・・・

音を聞きながら「雨雲の隙間を抜けたのだ!」と、こぶしを握り締め小さくガッツポーズ。

「春に三日の晴れなし」
どうせすぐに泥にまみれることになることにも気づかず事務所に乾いた笑いを響かせたボクはやっぱ小市民。

でもそれでいいのだ!
だってあの行基さんも昔おっしゃたのだ!
「嬉しきことは素直に喜べばよろし」って。

ん?そんなの聞いたことないって?
おかしいなあ、言いはったってなろたような気ぃすんねんけどなあ・・・

悠々雑記 #006 (03/23/09記)

「爆ぜる」

ポップコーンをつくるとき、まだ火にかけ数秒なのにパンパンッとはぜてしまう団体行動のできないセッカチな豆が必ず何粒かいる。

桜っちゅう花もポップコーンだね、どうも。
これから満開に向かって一斉に咲こうってときに足並み乱してポッポコ咲いちゃうそそっかしいのがやっぱいる。

んで、咲いちまった以上もう後戻りはできないからそのまま枝にぶらさがってる「絵」がまたなんとなくおかしくってね。

「確かにおらちょっとあわてちまったけんどさ、できりゃあみんなもそろそろ咲いてけれ!」なんてゆってるようで赤面中のセッカチくんがいとおかし。

じんわり咲くというよりパチンと弾けるように咲く桜。
満開までもうあとちょっと。

3月24日(火曜日)

「ソロ・ピアノ=ソロ・ソルト」をリリースしたばかりの塩谷哲がほぼ5年ぶりに登場。こんだけのキャリアで初のソロ作品にはビックリだけど、つまりそれはピアノって楽器の奥深さを物語るものでじっくりと自慢の「料理」に熟成してお出しするのに時間がかかったのだとか。それにしても極上の仕上がりになっているのでピアノインストもぜひあなたのライブラリーに加えてくださいまし。

帰る前にアップライトでもグランドでもない新型の白鍵しかない「ラウンドピアノ」をちょいとSALTに聴かせてあげたらボクの超絶テクニックに恐れ入ってくれたようだ。ま、つまり、「将は将を知る」と言ったところだろう。うおっほん!

3月25日(水曜日)

先週スタジオ盤とライブ盤の2枚組アルバム「ココロノウタ」をリリースした夏川りみちゃんがゲストに来てくれた。ずっと前から当然知っているしオンエアも何度もしているんだけど、会うのは今朝が初めての彼女。でもそんな「初めまして」感は会った瞬間からなかった。とってもにこにこと陽性なりみちゃんとの時間はもっそいたのしかった。

彼女が帰る前に思わずボソッと言わずもがなのことまで言ってしまった。「歌、ほんまにうまいよね〜。」って。ってか、ほんまにそう言ってしまうほどの彼女の歌声、ニューアルバムでぜひ。

3月26日(木曜日)

わたなべゆうくん月参りの日。今朝はオリジナルは「三日月ブランコ」そしてカバーは「崖の上のポニョ」をスタジオライブで演奏してくれた。オリジナルは6月完成予定のアルバムに収められる予定のステキな3拍子の曲だった。ポニョはとっても可愛い仕上がりだったけど、ゆうくん曰く「鬼難しい」曲らしい。でもほんとに可愛くてステキだった。

今年のNEW BREEZEでもまたみなさんをお出迎えするウエルカム・ミュージックを担当してもらうことになった。4月25日は早めに野音に行って彼にポニョをリクエストしてみてください。明後日にはNEW BREEZEのチケット1枚2000円で一般発売になります。ぜひ音楽好きのお友達に購入して見に来るように言いふらしてくださいね。よろしく。


ゆうくんのギターの指さばきはホントになめらかだ。その秘密の一端は指の潤滑スプレーにもある。彼の小道具箱に「FINGER EASE」のようなのを発見したのでコッソリむしり取ってやった。でも後で見るとそれは「SMOOTH FINGER」という類似品だった。ガクッ!

悠々雑記 #007 (3/30/09記)

「観劇」

週末東京までお芝居を観に行った。
お芝居を見るだけでわざわざ東京へ。
これはもう全くもって文化的行動と言わズバなるまい。スビズバー♪

満員のシアター、芝居が今正に始まろうかというそのとき!
携帯マナーモードのバイブのような音がブ〜〜ンッと非常に近いところから聞こえてきた。

「ゴラッ!誰や、ホンマ!あんだけ携帯の電源切れっちゅうとるやろが!」と正義漢寺平はギョロリと周りの連中を睨み付ける。

ところが、まわりはみんなシラッと知らん顔の「東京人」を継続中。
「これやから、東京の人間はやっぱあかんわ。」とガックリ首を垂れた。
すると、旅行かばんを無理やり押し込んだボクの座席下からそのノイズが聞こえているじゃないか。

しばらく何がなんだかまったく分からずに頭の中で「???」が続く。
そしてそれがボクの電気シェーバーからの音だと気づいた瞬間、冷や汗が体中からにじみ出てきた。
きっとおしくらまんじゅうの洗面ポーチの中で目薬くんあたりがシェーバーのスイッチをポチッと押しちまったんだろう。

ほんでこゆときは必ずそうなんだけど、焦れば焦るほどシェーバーまでの距離は果てしなく遠い。
加えて前の席のおねえさんが振り返り「これだから関西人はうるさくてしょうがございませんこと。」的視線を投げかけてきたりするもんだからますます焦った。 (ま、これ単に被害妄想なだけなんだけど・・・)

そして、やっとこスイッチをオフにできたとき芝居の開始を告げるジューダスプリーストが静かにフェイドインしてきた。