HIRO T'S DIARY
● 8月の日記 ●

8月1日(土曜日)

tt 通信

夏の太陽がアスファルトを猛烈に熱くします。と、tt の肉球がやけどしてしまうかもしれません。だから夏の間の夕方のお散歩は木立が地道を覆い隠している池の周りの散歩だけにすることにしました。だから池までの移動手段は自転車です。

超ビビリのttなのでどうなるかと思っていたけど、結構バイク・ライドがお気にのようで毎日とってもうれしそうにチョコンとお座りを楽しんでいます。だから走っているときに「tt !」って呼びかけて、振り返る時の至福の表情もパチリ!と押さえておきました。

ビビリだけど、自由も欲しかろうと池の周囲のお散歩と自動車がほとんど通らない道を歩くときはリード無しの take a walk に挑戦しています。もうほとんどのときはボクの右横にピッタリとくっついてハッハ、ハッハと同じ歩調で歩きます。んで、ちょっと早足になりすぎて5mも離れようものならすぐに振り返ってトットットと戻ってきます。

こうやってボクたち親子は暑い夏の盛りも平和な夕方のお散歩を楽しんでいるってわけです。ハイ。

8月3日(月曜日)

実に13年ぶりのアルバムInteractiveを今月リリースする佐藤竹善と塩谷哲のユニットSALT&SUGARが2人揃ってとしては初めてボクの番組に登場してくれた。朝も早いのに昨日は呑まなかったという竹善はもうつやつやしていて絶好調!ユニットの活動もアウトドアフェスに積極的に参加したり自分たちのツアーも9月から予定されていてとってもアクティブ。

この分では今月末28日神戸メリケンパークオリエンタルホテルでのイベントライブLive Harbor Flavorではまた一緒に歌っちゃう勢いでハッチャケルことになりそうだ。うん、楽しみ!みなさんもよければぜひ神戸でちょい悪おやじ3人のステキなイベントライブにお越しあれ!待ってます。

悠々雑記 #034 (08/03/09記)

「吉田さん」

野球中継の解説にもさまざまのパターンがある。
「怒り型」、「だんまり型」、「訳知り型」(ま、知ってはるからそれでいいんだけど。)などなど。

そんな中、ボクはバッターのカウントがツー・スリーになったときに「さあ、次が勝負ですよ!」と言っちまう吉田さんが好きだ。次が勝負なのは当たり前なんだけど元阪神監督吉田義男さんが嬉々として言うてはるその感じがもっそい好きなのだ。

ビックリするほど当然なこと言いはって、「は〜っ?」って思うことでもなんでも吉田さんなら許せてしまう。
好々爺そのものの吉田さん、いつまでもお元気で「飄々型」解説を続けてくださいますように。

8月5日(水曜日)

本日メジャー9枚目のアルバム「Eternal Chain」をリリースした押尾コータローがまたやって来てくれた。リリース日の登場もほぼ恒例でまたはっちゃけトークあんどスタジオライブのたのしい時間になった。

9月15日16日2daysのNHK大阪ホール・ライブから全国ツアーもスタート。生の今の押尾っちをみなさんもぜひ。

ギターが新しくなっていたのでヘッドを見ると「NGC」となっていたのでてっきり「日本ギター倶楽部」の作品かと思ったらなんとナッシュビル・ギター・センターって何となく本格的な名前のギターだった。ちょっとだけ恐れ入ってあげた。あは。

悠々雑記 #035 (08/06/09記)

「#ピッ#」

留守番電話が普及し始めたころ、応答メッセージに凝りまくった。
さも「生」対応のような応答をし、「ピーッ」の後の相手のおどおどした留守録を聞きながらウヒャヒャと喜んだものだ。

固定電話が縄文の過去に置き去りにされてしまった現代、通信はことごとく携帯電話に取って代わられそれが業腹でならない。

事務所に戻ると留守電が入っている。
用件の後には、ほぼ必ず 『ピッ』 て音が入っている。
そしてその後、電話の向こうでジ〜ッと何らかの指示メッセージを待つ気配が続く。

待ち時間は人によって様々。
だが切る直前に必ず「あ、これ携帯と違うかったんや!」と首をすくめている気配が濃密に漂い、それが痛快におもしろい。

未だ携帯を持たぬボクは、その様子を数回リピートで再生しながら「ザマミロッ!」とほくそえむことを日課にしているとってもいい人なのである。

8月6日(木曜日)

来週ニューシングル「Halation」をリリースする秦基博くんがやって来てくれた。これで番組には3度目、前回からは1年4ヶ月ぶりの登場になる。

デビューから3年になる秦くん、濃密な時間を過ごした結果であろう受け答えの内容・表情にもしっかとした自信を感じた。いやあ、もう正に好青年なのであった。ねえ、松井さん?「ッ」ってお返事も最高に楽しかった。無茶ぶり千本ノックもしっかと受け止めてくれた秦くんの新曲はこの夏の高校野球でもしっかりと耳にすることでしょう。

最後はHalationのポスターの「やるせない目」でパチリ!
ハタキュンもどっか向いちゃってるけど俺なんて「目どこ?」だもんね。あは。

悠々雑記 #036 (08/10/09記)

「cargo pants」

ものを安く買ったとき、すぐその値段を自慢してしまうのが大阪人のあかんとこだそうで。

こないだ白の綿カーゴパンツを買った。
足のあっちゃこっちゃにちっこいポッケがたんとついていてとってもかわいいパンツ。

ボクはお出かけのときできれば手荷物を持ちたくない人。
だが、持ち物を最低限に抑えても鍵、シャッターリモコン、いくばくかのお金、名刺、免許証、めがね、目薬などはどうしても持ち歩かなくてはならない。

かばんは大げさだし、セカンドバッグはパンチのおっちゃんみたいで絶対持ちたくない。だからお出かけのたびにボクはいつも悩ましく悶々としていた。

そんなボクんとこにやってきたのがこのカーゴパンツくん。
こまごまとした必須携帯品目のすべてをちっこいポッケに呑み込んで平然としてその様は正に救世主。


だから彼はこの夏のボクの相棒になった。
どこに行くにも何でも呑み込んでお供してくれて大活躍。

んでさ、しかもさ、こんなすごいヤツなのにさあ、その値段ときたらさあ・・・・・
わ〜、あかんあかん。

悠々雑記 #037 (08/17/09記)

「窮屈時間」

圧倒的に女性の観客が多いのが最近のお芝居事情。
週末出かけたお芝居、開演前の若やいだ雰囲気に「ん?平均年齢かなり若いかも?」と場内を見回そうと思った矢先の出来事。

ボクの真後ろの座席で待つ彼のとこに遅れてやってきたお姐さんがかなり大きな声で言い放った一言がボクのうなじに突き刺さった。

「ヒロ寺平、おったわ。普通に歩いとったわ。」

これはもうまったくもって首をすくめるしかない一言だった。
しばらくの間ボクの首周りには鞭打ちの”エア”コルセットがはまった。

それから後もなんやかんやボクの話題が出ているんだけど硬直状態のボクにはもう何も聞こえてこない。

数分の硬直で呼吸困難になりそうになったときにどうやらお姐さん、ボクに気づいたようだ。

声が急にトーンダウンし、ヒソヒソ声に変わる。
そして聞こえてきた言葉が、「サ・イ・ア・ク〜ッ」。

「いやいや、そんなこと言われても。」と”エア”コルセットをしたまま思わず振り返りそうになったときお芝居が始まった・・・・・

8月18日(火曜日)

12年ぶりのシングル「夢をアリガトウ」を明日リリースしちゃう原由子さんが7年ぶりのプロモーションで大阪に来ちゃったので大わらわな朝。だって、7年ぶりでかなりの緊張なんて聞いちゃったもんだからおらも一緒にあたふたあたふたな感じ。

んがっ!シングルカップリングの「潮風のエトランゼ」が原坊が愛してやまない愛犬黒ちゃんの歌と知り、おらの親ばか魂に火がついちゃってそっからトイプばなしで持ちきりって閉まったインタビューだった。

黒ちゃん、うっとこの tt よりちょっぴり年下の女の子と聞いたので tt のガールフレンドになっちゃくれんかのと親ばかパパは思ったりした朝でありやした。

悠々雑記 #038 (08/19/09記)

「うみ」

午前5時。
がらんとした貸し切りの谷町筋を車で事務所に向かう。

そろそろ明けようとする晴れ渡った東の空に三日月が浮かぶ。

淡い水色の空の海に上を向いて浮かぶ細い細い三日月はベネチアのゴンドラ。
すぐ横には寝起きがあまりに暑く、たまらず淡い水色の海にザンブと飛び込んだばかりの金星が寄り添う。

息を呑む美しさの天体絵画は、ごく稀に早朝の人にだけに開かれる宝石箱。

8月19日(水曜日)

大阪市役所で高さ7.2メートル、つまりもんのすっごくでっかいロボットの展示が始まったって新聞記事にあった。名前は「ジャイアント・トらやん」ってもっそい大阪フレーバーな名前で、「水都大阪2009」の期間中、市役所玄関ホールに展示なんだって。事務所からチャリチャリで5分じゃん!だから行ってきたよ、市役所に。

ボクの身長182cmで、でっかいわけさ。でもトらやんのひざよりちょっと高い程度。下から見上げたトらやんはほんまにほんまにでっかかったわ。

市役所だからもちろん誰だって入られるのでユーたちも見て来ちゃいなよ。ぶひっ。

8月22日(土曜日)

水都大阪2009、本日開幕!

じゃあ、視察じゃろ!ってことで午後の中之島に出撃。中央公会堂エリアは午前中に行われていたであろう記念式典の後片づけが始まっていた。人気のないきれいに整備された川岸で先ず記念の一枚をパチリ!

そして昨日天満橋の上から見てその可愛さがめっちゃ気に入ったオランダからのアートで高さ9.5メートルという巨大なラバーダックちゃんを間近で見ようと汗をたっぷりかきながら八軒屋浜までチャリで行ったらラバーダックちゃんがしぼんでしまっていた。

アララッ!の汗の午後だった。

 

悠々雑記 #039 (08/24/09記)

「にほひ」

鼻はかなり利くほうだ。

オフィスで午後の仕事をしているとき左肩あたりからかぐわしい香りが・・・。
なじみの香りではなく、だから「ナンジャッ、このニオイは?」とあたりを見回し鼻をクンクン、クンクン。
お茶を持ってきてくれたスタッフに「君、なんか香水つけてるか?」と詰問し、彼女を戸惑わせても結論は出ない。

帰宅し夕食前の入浴。
シャンプー後のコンディショナーを手に取ったとき午後のオフィスの匂いが・・・
つまり最近使い出したコンディショナーの香りにボクがまだ馴染んでいなかっただけっつこと。アハハ。

犬もビックリするほどの鼻の利き具合。
「犬並み家の一族」に加えてもらおうと決心した。

8月26日(水曜日)

ギタリスト・わたなべゆう、月一登場の朝。コツコツやって来たお陰でなんと9月12日に万博で行われる「風に吹かれて2009」のオープニング音楽担当も決まったんだって!行かれるみなさんはあの広大な芝生広場でゆうくんのすてきなギターの調べに癒されてくださいな。

今朝のスタジオライブ、オリジナルは「想い出の場所」、そしてカバーは九ちゃんの「見上げてごらん、夜の星を」をやってくれた。カバーが柔らかくあまりにステキだったので2人で空の星を眺めてみたら天井のシミしか見えなかった。とほほ。

8月28日(金曜日)

神戸メリケンパークオリエンタルホテルで3回目になるHiro T's Morning Jam presents Live Harbor Flavorがあった。今回はメインが佐藤竹善、ゲストに塩谷哲、そして超スペシャルゲストにボクという構成。(アハッ)

竹善ソロパートがあり、塩谷哲も迎えてボクとのトークコーナーで抱腹絶倒!(写真左)その後、一緒にThe Beatles "Day Tripper"まで歌っちゃって大幅に押しを出すがボクは超スペシャルゲストなので気にせず進行(写真右)、ほんでSALTのピアノソロパートがあり、ほんで、実はボクはSALTの生ライブ初めてだったのでおしっこをちびるほどその「スゴサ」に感激してほんとにちょっとちびってしまった。その後、SALT & SUGARとしてのすてきなライブでこのイベントは大団円。

(今ボクのデジカメ、性能悪くて写真ボケボケでごめん!)

そしてライブの後、神戸の夜はこの男3人組と共に深々と更けていったのさ。

それにしても会場になった神戸メリケンパークオリエンタルホテルは都会の中の本当のリゾートホテルだと今回も実感したのであります。海に突き出す形で立っているホテルはつまり270度が海に囲まれていてどの部屋からも最高のオーシャンビュー。しかも各部屋についているベランダがますますリゾート気分を味あわせてくれます。自分にご褒美でちょっとした贅沢をというとき花丸つきでお勧めいたしやす。いや、これほんまの話。ボクもほんまにリラックスさせてもらいました。