4月23日(土曜日)
きっちりと狙い撃たれたようにかなり激しい雨の降る中今年で12回目を迎えるNew Breezeが恒例になった大阪城野外音楽堂で午後1時にスタートしました。開場の12時から1時間はこれも恒例になったわたなべゆうくんの柔らかいギターの音色がお客さんをお出迎え。今年はパーカッションサポートもありより音の広がりを感じさせてくれました。
野音に花開いた色とりどりの雨合羽の風景。いつもの年よりは人数も少ないとはいうものそれでもボクのオープニングMCの「気合いで行こう!」の雄叫びに皆さん「エエヨォ!」って応えてくれてNew
Breezeがスタート!
トップバッターは5人組みロック・バンド、serial TV drama ! デジカメ写真にもはっきり映るえげつない雨の中ステージを縦横無尽に駆け回りガッツのステージを見せてくれました。
M1 オオカミ M2 桃源郷エイリアン M3 ユニコーンの角
そして今年のサプライズ・ゲストは石切参道商店街からやって来てくれた全国ゆるキャラ投票でも堂々6位に輝く「いしきりんちゃん」!ちょうど今日CDデビューもするということで愛らしく登場。各バンドのセットチェンジの時には舞台下で参加したリスナーさんとの記念撮影にも応じてくれることになりました。
ステージ2番手は去年のミナミ・ホイールでたまたま見て気に入ってしまった4人組みのダンスロックバンド、Camel Chair
! ほんとに音数の多いロックで盛り上げてくれました。
M1 未来像 M2 Glimmer M3 Otherhand M4 Overflow
3番手は今も宮崎在住、高校3年生になったばかりでまだ17歳の井手綾香ちゃん。17歳とは思えないぐらいの本格派ボーカリストで緊張しているとはいうものの堂々のステージを見せてくれました。(サポートピアノは小林建樹くん)
M1 あのね M2 HOME M3 雲の向こう
セットチェンジの間ボクもいしきりんちゃんと一緒にテントでリスナーさんとの記念撮影も楽しみました。
ステージ変わってはカルマセーキ。彼らも去年のミナミ・ホイールでギターくんからCDを手渡されてその音が気に入って今年のラインアップに加わってもらいました。ステージではギター弦が切れてしまうというハプニングもあったもののがんばってステージを切り抜けました。
M1 フェスティヴァル・デイ M2 もぬけの殻 M3 バラード M4 計画
そしてmoumoonの2人がバンドを従えてステージに。ヴォーカルYUKAちゃんは雨のマイナスイオンを感じて、そして楽しむために裸足でステージをヒラヒラと舞いながらこれぞ「ポップ」というステージを魅せてくれました。ギターの柾(まさき)くんはいつも穏やかに微笑んでいます。
M1 Sunshine Girl M2 moonlight M3 Do you remember? M4
YAY
FM802ヘビーローテーションにもなったNIKIIEは茨城出身。感情たっぷりに素直で伸びやかな声でステージをつとめてくれました。ただ今回の震災で実家が半壊という被害も受けそのせいもあるのでしょうかステージを終えた直後に感極まりちょっと泣いちゃいました。でも本当に素敵なステージでした。
M1 春夏秋冬 M2 紫陽花 M3 HIDE & SEEK
7番手はギター弾き語りの星野源くん。ボクは今日が初対面。でも素直にすてきにいい奴でした。歌にも叩き込まれてビンビン感じるのは彼は本当の「言葉好き」だということ。言葉は難しいものだけど、だから面白い。そこを見事に表現する彼の器量に1日で惚れました。
M1 歌を歌うときは M2 老夫婦 M3 くせのうた M4 ブランコ M5 くだらないの中に
最新アルバム「Torch」を聞いた瞬間に、ブレスまでが音符に変わってしまう魅力に一発でノックアウトされた樹里からんさん。サポートピアノ一台にまとわりつくボーカルでオリジナル・ラブの接吻からスタンダードまで魅せて聴かせてくれました。
M1 接吻 M2 Ti Amo M3 ミスター・サマータイム M4 オーバー・ザ・レインボー
5年前に出てくれたIndigo blueが今回2度目の登場。最新アルバムShorelyを聴いて5年以上の熟成を感じて2度目の登場になった彼ら、Rinaのボーカルをがっしり受け止めるKouのギター。たった2人なのにフルバンドを凌駕するグルーブを感じさせてくれました。
M1 My wish M2 Breathe M3 星屑カーニバル M4 風のかおり
そしてこちらも2度目の登場、Saigenji 。ギターたった1本なのに、なんなんだ、そのリズム感は!!!!とため息が出るような強烈なリズムを聴かせるステージはもう圧巻。お客さんも雨に打たれてからだは冷え切ってるのにそのリズムを楽しんでいました。
M1 Another wind M2 弧動 M3 Music Junkie M4 時の空
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そして今年のNew Breezeの11番目のトリは東日本大震災を福島県いわき市で被災したシンガー、菅波ひろみさん。歌うことで心を伝えようと、そしてその凛とした姿勢で被災地に自らエールを贈ろうということで参加してくれました。
ずっと降り続く雨のあまりの寒さに会場を後にした人が多い中、それでも会場に最後までいたリスナーさんたちと心をひとつにする素晴らしいステージを魅せてくれました。
ボクはBoyzと呼んでいましたがサポートバンドの連中もいいヤツらでした。
圧倒的なパワー溢れるステージに感謝です。
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M1 It's good to me, It's good to you M2 Put your hands up M3
Back to my roots M4 Love M5憂なり喜なり
最後の菅波ひろみさんのあたりでやっと降り止んだ雨。丸々1日の雨は参加した人たちのからだを冷え切らせました。でも最後まで残ってくれた人たちの「心」には絶対に温かいものが溢れたはずだと信じています。
クロージングMCを終え、ボクはすぐ退出口で帰っていくみなさん、ひとりひとりと握手を交わしながら義援金を募りました。ほとんどの人の手がかじかんでいましたが、風邪をひいたりされないことを祈っています。
今年こんな悪天候の中でも参加してくれたみなさん、本当にありがとう!
そして積極的に参加してくれてみんなに笑顔をプレゼントしてくれたいしきりんちゃん、アリガト!