Kabotha Room

● 10月のKabocha Room ●

10月4日(月) ALANIS MORISSETTE "SO-CALLED CHAOS JAPAN TOUR 2004"   亀井 俊彦

9月30日、フェスティバルホールに行って来ました。デビュー当時、マドンナ主宰のレーベル、レッチリメンバー参加などの新人盛り上げ内容を媒体原稿で読みながら半信半疑で音源「YOU OUGHTTA KNOW」を聴き衝撃をうげたのが’95年頃。それから約10年弱の間、グラミー賞受賞、4枚のアルバム、WORLD TOURと一流のARTISTの仲間入りを早々としています。初めで観たアラニスのROCK ステージ。本編は曲間のトーク”一切無し”で80分突っ走りました。観客に声をかけたわずかな言葉はアラニスバンドのメンバーの名前、サンキューソーマッチ、アイラヴユーくらい。最近のコンサートでは短いかもしれないが、中だるみもなく曲間もキーボードメインに楽器は休まず次の曲へと進行する見事な構成でした。そして名曲の中で客席と一体化。これぞ元祖ロックコンサートだと思います。

10月6日(水) GLAY ARENA TOUR 2004  " THE FRUSTRATED-EXTREME-"   亀井 俊彦

GLAY EXPO から約2ヵ月。大阪城ホールでは再びメンバー4人とファンの熱気と笑顔が溢れていました。EXPO未体験、GLAY初体験の人も多かったでしょう。しかしTERUは「恥ずかしがらずに楽しもう」と、さらりと気配り。さすがであります。僕もGLAYは数回行ってますが、GLAYと観客の距離間はほんとに近いのです。極端に言えば、自分の為にメンバーひとりひとりがライブを演ってくれてる感覚があるのですよ。公平な立場でライブを見に行く僕が感じるのですから、ファンの心理は相当なものでしょう。豪華なステージ、演出、メンバーがよく見えるスクリーン。すごかった。でも、メンバーと観客のPOWERのぶつかり合い。これが最高に素晴らしかった。

10月7日(木) COIL TOUR 2004 「SINGLES+ 〜神無月名曲鑑賞会〜」 亀井 俊彦

岡本定義、佐藤洋介に加えドラムスのサポートメンバー、そしてローディー兼キーボードのシンプルな編成で行われた名曲連発のライブ。彼らは「SANDWICH」と書かれたTシャツを着て演奏。COILは新レーベル「SANDWICH RECORDS」を立ち上げます。デビューが98年。ヒロさんと深夜「FUNKY JAMS 802」の制作をしていた頃初めてゲストとしてお会いしました。その後ヒモジャムにももちろん登場。とっても「楽器おたく」であり「音楽おたく」の2人ですがとても明るい、楽しい、おもしろい二人組。そんな雰囲気がたっぷり味わえたライブでした。新しい線路に乗り換えたCOILの音楽を再び楽しみにしています。

10月11日(月・祝)HARD ROCK SPECIAL BAND AT ESP MI HALL  亀井 俊彦

HARD ROCK SUMMIT & ESP MI JAPANのタッグによるイベントが行われ招待して頂きました。さて、このSPECIAL BANDは日本のハードロック・メタル最先端を突き進んでいる実力派ばかり。先日デビューしたばかりの天才・男前ギタリスト大村孝佳(左下)、関西出身ガーゴイルのTOSHI(B,左上)、KENTARO (G、上中央),長崎発JURASSICのSHINGO(DR、右上),で関西出身、AIONのNOV(VO、左下)。恥ずかしながらBANDをやっていた頃、ガーゴイルやAIONのNOVは,雲の上の存在ではあるが気軽に会話ができる良き友人でもあったのです。そんなメンツでのライブはモトリー、ドッケン、インペリテリなどを披露。年齢、格、そんな物関係なし。5人は観客以上に楽しんでいたのです。うん!HARD ROCK のムーヴメントはそこまで来ています。終了後、楽屋でのROCK対談や昔話は止まらない・・・。それにしてもみんなカッコええルックスですわ。

10月15日(金)ALICIA KEYS JAPAN TOUR 2004  フェスティバルホール 亀井 俊彦

新人でグラミー賞をい5部門獲得。歌唱力、ピアノ演奏、DANCEが上手く、さらに美貌。大阪では初公演で超満員。女性ファンが7〜8割であちこちからアリシアに向けて声が飛ぶ。オープニングから3曲はFUNKYチューンでダンスを披露。彼女のイメージは「ピアノの前でバラード」が強いので、動き回るアリシアに感動。いよいよピアノの前に来る。落ち着いた演奏で会場が静まりかえり、終わると大きな拍手の嵐。まだ、20台前半にもかかわらず、SOUL をすでに自分の物にしている。そんなアリシアをよく観察すると、歌い方がスティービーワンダーのふしまわしになんとなくだが似ていた感じもする。と思いきや、カバーメドレーでしっかり「HIGHER GROUND」を熱唱。今回は前列で観たかったな。

10月22(金)23(土)24(日) 80215SPECIAL MINAMI WHEEL 2004  亀井 俊彦

今年は金曜日9アーティスト、土曜日15アーティスト、日曜日12アーティスト、合計36アーティストを観まくりました。だいたい1時間に2アーティストを目標にして予定表を作りいざミナミへ。規制で観れないアーティストも多々ありましたが、これもMINAMI WHEELのおもしろさ。時間配分と前後アーティストの確認と移動時間、頭と体をフルに使う3日間。まずは会場の雰囲気を写しました。最近は各ライブハウスのスタッフが個性的で会場に入る瞬間から楽しめます。

堀江KNAVEは2回行きました。 規制中のBIG CAT 機材チェンジのクワトロ風景

で、初めて観て印象に残ったアーティストはリバプール「キャバンクラブ」をはじめヨーロッパツアーの経験を持つ実力派5人組WORLD DEFENSE LOVES。多彩なリズムと幻想的なメロディーがはまってしまいました。さらにはまったのはランディーローズVという憧れのギターを摩訶不思議に弾きこなすギタリストに釘付けでした。10月14日にメジャーデビューしたばかりの世理奈は声に惚れました。ちょっと懐かしい香りのソフトなメロディーはジ〜ンときますよ。で、スリムでダンディーでダーティーでブルージーな4人組ザ★キャバレー。9月にリリースしたアルバム「工場の月」が気に入りライブ来場へ。あと3分遅かったら規制で入れないところでした。マジ、ライブバンドです。CD以上のサウンドが会場を熱くさせていました。。

関西出身世界発信5人組。 歌声、心にしみました。 スーパーワイルドロック!!

別格として、先日ヒモジャムに来てくれたBABAMANIA、毎回ライブには足を運ぶTHC!!、11月20日にHOME COMING LIVEに出演してくれる馬場俊英さんは素晴らしいライブでした。また規制のかかったJACKSON VIBEやフジファブリックは会場全体が熱かった。もう人気爆発状態。

で、最後に個人的に感動し、楽屋や物販所まで押し掛けてメンバーとPHOTOを撮って頂きました2アーティストです。

初日に出演、GRAND COLOR STONE。長いインディーズを経て9月18日に「最高の瞬間」でメジャーデビュー。PIANOがメインのロックバンドで大阪ハッピーロックを奏でる4人はみんな目立ちたがり屋。楽曲もトークもたぶん自分が一番目立つとそれぞれ思ってるのだろう。実際素晴らしいパフォーマンスをみせてくれるので納得!ちょっとセンチな歌詞の中にもハッピー気分を与えてくれるのはお見事。一度観るとやみつきになる可能性大です。おっと、ここでハードロックファンに吉報!ドラムのダイサク君は風味堂のかっちゃんみたいにツーバスサウンドを炸裂してくれます。これから要注意のバンドです。

3日目クワトロで入場規制(満員御礼)になったK-106。9月22日にNEW ALBUM「SING IT OUT!」をリリースし、ますますFUNKYでゴキゲンになっていく彼らのライブはとても楽しいのです。彼らの手にかかると業界人、音楽関係者も首がニワトリみたいにリズムを刻み、体が動いてしまう。でも一番楽しんでるのはステージ上のメンバーではないでしょうか。メンバーの笑顔とリズムがクワトロ最後方に感染していくのです。昨年に続き今年も元気なショット!おっと、中央でひとり後ろ姿は元PUMPKINのベーシスト森君です。やはり今年も顔出しの夢は叶いませんでした。でもK-106最高です!

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