Kabotha Room

● 3月のKabocha Room ●

3月1日(火) AVRIL LAVIGNE  BONEZ TOUR 2005 亀井 俊彦
大阪城ホール2DAYSの初日。アリーナの観客数に驚きました。スタンディングでアブリルを待っている観客はいったい何人いたのでしょう。オープニングアクトを務めたブッチウオーカーは熱いライブを見せてアブリルへとバトンを渡します。会場が暗くなると無数のペンライト。ロックコンサートでは初めての光景でした。1時間強と少し短めと思われたライブですが約20曲近く聴かせてくれました。アルバム2枚でこれだけの曲を披露してくれたらファンも堪能したことでしょう。アイドルっぽさもありますが、なんの、太く、力強く、素晴らしい歌唱力を聞かせてくれました。昨年のサマソニよりROCKしていましたよ。ギター以外にもピアノ、ドラムの演奏もするアブリルにSOLD OUTの観客は大きな声援と拍手を送っていました。とにかくかわいかったのです。
3月2日(水)FM802 HELLO! 802 SPECIAL LIVE  ”FUNK LOVE "  亀井 俊彦

HELLO! 802!!春のキャンペーンが始まりましたね。これから暖かくなるにつれてイベント盛りだくさんのFM802を改めてよろしくです。もちろんヒモジャムも「SWINGY STRINGS」「NEW BREEZE」と動きますよ!で、クワトロで行われたファンキーなイベント「FUNK LOVE」。オープニングの伊沢麻未と2番手、先日アルバムをリリースしたPHONESを観ました。まず、4月6日デビューの22才大学生、伊沢麻未。歌がうまいです。今風に言うと「マジでハンパない!」特にバラードの声の伸びには素晴らしいものが感じとれました。続いてPHONESは1曲めからJAZZYでおしゃれなビートで前列観客の心をつかみます。そして2曲目に入るとグルーブが後列まで伝わります。テクニックを見せながらポップ&ファンキーなライブを展開するPHONESは一言!ライブバンドです。

3月3日(木)SOUND HOLIC REVOLUTION NO.9  亀井 俊彦

おっと、強烈なジャケットが並びました。この日は心斎橋「ROCK ROCK」でSOUND HOLIC REVOLUTION というイベントが行われました。これはヘビーメタルを愛するレコード会社4社の担当者が集まり、一般のお客様にHM/HRの素晴らしさを彼ら自らDJ/VJとなり最新のナンバーからオススメ強力バンドまで紹介していく熱い熱いイベントなのです。9回目にして初参加したのですが始めた当初はあまり客が集まらなかったとの事。現在は多くのメタル愛好家がお酒を飲みながらHR/HMを楽しみ、レコード会社の方々が直接、輪に入り熱い談義をかわすのです。2ヵ月に1回のペースで行われているらしいのでHR/HM大好きな方は情報収集とともに大収穫の一夜になりますよ。時にはゲストや豪華プレゼントもあるみたいです。「もー帰るの?」と言われ8時過ぎに店を後にしたメタル小僧でした。

3月7日(月)〜11日(金) FM802 オールリクエストウイーク &  スペシャル DJ

ヒロさん3年振りの休暇ということで、ヒモジャムは3人のパンプキンスタッフと素敵な朝をコーディネイトしてくださった3人の802 女性DJさんで行いました。いつものヒロさん同様、最新のトピック、情報を織り交ぜつつオールリクエストでお届けしましたが、なんなく生放送を作り上げてくさだるDJ陣にはほんと感謝でございました。そしてそれぞれのDJさんに対しての暖かいメッセージとリクエスト本当にありがとうございました。来週はHIRO-T IS BACK!! COMING SOOOOOOOON!

山添まりさん(月・火担当) 加藤美樹さん(水・木担当) 岡本祐佳さん(金担当)
3月12日(土) ANGRA  VS NIGHTWISH  なんばHATCH   亀井 俊彦
フィンランドで絶大な人気を誇り国内でもデビュー時から話題になっていたナイトウイッシュの初来日公演。メタル界ではゴシックメタル/シンフォニックメタルと呼ばれヨーロッパ諸国では人気の高いメタルジャンルなのです。わかりやすく言うとヘビーメタルサウンドとオペラ歌手の合体したROCK。ごくノーマルなヘビメタを好む僕はライブを観るまで「ゴシックメタル」という摩訶不思議なメタルをあまり受け付けなかったのですがナイトウイッシュのライブを観て一変。まずは本物のオペラを歌う女性シンガー、ターヤは凄い!え〜、オペラは見に行ったことはないのですが声量、声域がハンパではないのです。だからクラシカルなロックがよりダイナミックに伝わってきました。ヘッドバンギングも忘れずオペラ調で歌うターヤさん(美貌です)には脱帽です。
興奮のナイトウイッシュ後はステージセットを丸ごと持ってきた注目度NO.1バンド、ブラジル出身アングラ登場。ギターのキコ(右)は先月ソロアルバムをリリースし新たな音楽の一面も見せています。ライブは・・・というより観客の熱い声援や歌声がジーコジャパンのサポーターみたいにひとつのかたまりとなっていたのが印象的でした。アングラメンバーも負けじと素晴らしいテクニックを披露。ボーカル、エドゥもシャウトの連打。1階観客はナイトウイッシュからアングラばで4時間強たちっぱなし。最近完売の少ないメタルライブに2階も含め1500人強(ほぼ完売)を集めたジョイントライブはまさに夢の対決だったのでは?今後もまだ日本に来日してないアーティストや注目のバンドがこの環境でライブができるようになれば幸せです。メタルよ熱くなれ!!
3月14日(月)DARYL HALL & JHON OATES  JAPAN TOUR 2005 厚生年金大ホール 亀井 俊彦

会場内のBGMはフィリーソウル。観客が軽くBGMにのり二人の登場を今かと笑顔で待機。観客は8割強「プライベートアイズ」「マンイーター」を現体験されている年齢層と思われる。僕と同い年は何人ぐらいいたのでしょう。始まった。感動の1曲目で涙がでそうになった。当然80'Sの名曲。アンコールを除けば名曲80'S、アダルトな90'S、そしてこれも最近リリースした彼らのルーツとなるカバー曲(60'S & 70'S)がみごとに混ざり合ったライブ構成そしてアドリブが飛び交う見事なバンド編成。たぶん最近の曲を知らないであろう観客もダリルのフィリーソウルグルーヴに少しずつまっていくのが観客の揺れで感じ取ることができた。ますます渋くなるダリルと髭を剃って若くなった感じのオーツ。まだまだ彼らの音楽そしてライブが楽しめそうです。

3月17日(木)「熱烈歓迎802」GREEN DAY JAPAN TOUR 2005 大阪城ホール 亀井 俊彦

FM802,95年4月のヘビーローテーションが名曲「BASKET CASE」。となるとGREEN DAYは日本で10年以上人気を保っている。いや、それどころか昨年サマーソニックのトリを務め、今、大阪城ホールを完売状況にするパワーはまだまだファンが増え続けているに間違いない!「GREEN DAYは曲も短いし1時間ちょいかな」と思ったらたっぷり2時間弱。しかし僕の予想はまったくはずれていたのではなく実質曲としては1時間くらい。ではなせ2時間近くも・・・。メンバーによるパフォーマンスがあちらこちらに登場。これが楽しい。コール&レスポンスは当たり前、かぶり物での演奏、ステージから水鉄砲、挙げ句の果てはギター、べース、ドラムの演奏者を募りステージに上げGREEN DAYの演奏をさせる。遊び心たっぷりのGREEN DAYはライブ、そしてファンの壺をよく知っています。お見事!

3月21日(月)BEGIN 15周年記念公園 万博公園 東の広場  亀井 俊彦
記憶に残る素晴らしいコンサートでした。自然の演出は当日本番までわかりません。空、雲、風、気温、全てBEGINの味方でした。15周年という区切りのライブではありましたが、肩の張った緊張感もなくアットホームな雰囲気でした。何より素晴らしかったのは終演後9000人以上も入った会場にほとんどゴミが落ちてなかった事。帰路につくたくさんの笑顔が印象的でした。
3月21日(月)ALCORHYTHM  TOUR PROOF 2005  心斎橋DROP  亀井 俊彦

大阪のインディーズバンド「アルコリズム」がアルバム「PROOF」をリリースして1月後半から全国ツアーを開始。そしてセミファイナルとなるライブがDROPで行われました。初めて知ったのが03年のミナミホイール。Yusuke(VO)に興味をもち彼に接触。彼自身が創り上げる激しいROCKからピアノを奏でるバラードまで幅広い音楽性はライブで多彩な表現力を生み出します。「アルコリズム・ライブ」の目玉のひとつでしょう。ワンマンバンドなのか?ライブを観るとYusuke以上に熱くなっているメンバーが歯切れのよいサウンドをぶちかましていました。京阪神のライブハウスではまだオムニバスライブが多いとの事です。「ALCORHYTHM」をみかけたらじっくり聞いて観てやって下さい。今回ツアーファイナルは4月2日(土)難波ロケッツです。

3月22日(火) FM802×大阪BLUE NOTE SPECIAL " ONE MORE NIGHT " 亀井 俊彦

BLUE NOTE。移転して初めて行きました。以前の場所でもライブを観たのは1回だけ(しかも10年以上前)。今回のコラボ企画でブルーノート初体験の方が多かったんではないでしょうか。僕も短い時間でしたが音楽以外にも楽しめました。普通のコンサートでは味わえないシート(高くて足がつかない)、かわいいワイングラス(隣の人の注文品)、料理(周りを見まわすだけ)、係員のサービス(預けてた100円傘を丁寧に渡してくれた。はずかった。)、なによりアーティストが身近に感じてしまう空間は最高でした。上質の音楽と共に最高の思い出づくり、いかがですか?

3月25日(金)HIRO-T'S MORNING JAM PRESENTS 「SWINGY STRINGS」 IMPホール 亀井 俊彦

ほんま、勉強させてもらいました。ギターは色、材質、形は異なってもギター構造の基本形は全て同じ。なのにスピーカーから出てくるギターの音色は十人十色。それぞれの創り出すサウンド、曲、テクニックに僕の目は半分以上、仕事やライブの楽しみを忘れ、昔のギター小僧に戻り指(奏法)ばかり追いかけていました。ギター小僧が憧れる「目を閉じて弾く」「ツインでの、ハモリやユニゾン」「変則チューニング」と。10000を越えた応募総数。ほとんどのリスナーが行けなかったのですがLIVE音源はヒモジャムでON-AIRされるので聞き逃さないようにしてください。そしてギター歴を持つあなた、久しぶりにチャラリ〜ンと弾いてみませんか。

3月27日(日) YUMING VIVA! 6×7 TOUR 2004〜2005  フェスティバルホール 亀井 俊彦
6月にも再び「YUMING VIVA! 6×7 TOUR 」で関西に戻ってくるので詳しいことは言えませんがユーミンがライブで残した言葉をいくつか。「センチメンタルでノスタルジックな世界」「レトロな雰囲気」「ショートフィルムを意識して考えた」「過去のライブの内容を忘れる事があっても毎回違う会場の空気は忘れません。」どうですか?今、「VIVA! 6×7」で伝えたいユーミンワールドはとってもおしゃれで大人です。6月もほぼ完売と聞きました。チケットを取った方は今からワクワクしてください。
3月28日(月) MATT BIANCO JAPAN TOUR 2005  なんばHATCH  亀井 俊彦

HIRO-Tが番組ゲストで迎えた来日ARTISTでたぶんTOP3に入るのがMATT BIANCOのマークライリー(VO)さん。とてもシャイな方で「この人が情熱ラテンリズムを創り出しフロントで歌ってるの?」とスタジオに来られるたびに思ってました。昨年、バーシア(VO)、ダニーホワイト(KEY)のオリジナルメンバーに戻りアルバム「MATT'S MOOD」をリリース。そして9人のミュージシャンを引き連れて待望の来日公演。マークさんの熱いステージはゲスト時のマークとは全然違う人になっていました。ラテン、ボサ、サンバ、マンボのダンスビートに足をステップさせながら歌う姿はキマッテます!前半は「MATT'S MOOD」をメインに、そして後半は初期のヒットチューン、そしてバーシアのソロ時代のヒット曲も披露。なんばHATCHはひと足早い春の陽気に包まれました。

3月30日(水)ウルフルズ 05 TOUR  SURVIVE!  厚生年金大ホール 亀井 俊彦
めっちゃROCKでめっちゃSOULでめっちゃアホアホなウルフルズの全国ツアーが始まりました。さすが地元だけあってライブは「ウルフルズVS観客」の壮絶なバトル。早くアルバム「9」のライブを観せたかったウルフルズに対し、この日を待ち望んでいたファン。お互いの空気がバシバシぶつかり合ったライブでした。「初日は緊張するわ」とメンバーは言うものの、地元で初日を迎えた喜びをかみしめ楽しんでいる姿に見えました。今更ですけど、トータス松本の歌詞は前向きで背中をドンと押してくれます。ライブではアドリブでソウルフルなメロに乗せてみんなに語りかけます。その一言一言に大きな拍手。そしてアホアホ全開のステージ。やっぱりウルフルズは関西の宝物です。
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