Kabotha Room

● 4月のKabocha Room ●

4月1日(金)TRAIN " KEEP " A ROLLIN' BIG CAT 亀井 俊彦

「日本のROCK」を生演奏で体感し始めたのが80年台から。それぞれのロックバンド、アーティストは60〜70年台の海外ROCK ARTISTに憧れサウンドはもちろん、衣装も研究し、独自のスタイルで「日本のROCK」としてステージに立つ。カッコイイ!まずは「日本のROCK」の彼らに憧れる。そして僕なりに色々調べ、彼らのルーツを探る。そして音楽知識の幅を増やしていく。そんな僕をROCKの世界に導いてくれたのがラウドネスやアースシェイカー、マリノ、などのハードロックであり、この日、出演した今もカッコイイ直球ROCK'N'ROLLERのメンツであった。開演前に楽屋に立ち寄り感動の初対面。

マークボラン一筋、元マルコシアスバンプの秋間氏率いる「アキマ&ネオス」。秋間氏は興味ある話をたくさんしてくれた。「グラムロック」「マークボラン」「今(流行)の音楽について」「今のメンバー」わずか10分足らずで僕は秋間氏の音楽道にはまってしまった。「音楽に興味をもったあの頃」が今も継続中で時代、環境、流行に流されず、秋間サウンドでROCKし続けている。会う前は緊張した。本当に緊張した。その緊張を数十秒でほぐしてくれたアキマ&ネオスに感謝します。

渋い!「関東にEASY WALKERS」なら「関西にサボイトラッフル」やなと観ながら思った。楽屋で初対面。ジャケ写真から推測すると怖い人達。しかし怖くなかった。見た目で判断してはだめ。おいといて・・彼らの「ROCK」には間違いなくSOULがあった。ど派手なサウンドをだすメンバーには無駄な力は入っていない。ひじょうに軽〜くGROOVE。バッキング、スライド、ハープそれぞれの音がきめ細かい。RYU(VO)は気持ちいいやろな。楽屋でもメンバーはナイスGROOVEな会話で仲良くなれた。

レッドウォーリアーズ木暮”SHAKE"武彦と三国義貴とのユニット深空。僕がバンドをしてたとき、メンバーのひとりがレッズデビュー前からSHAKEとの交流をしていた為、当時ライブにも見に来てもらい紹介してもらったことがある。その後日本を代表するギタリストとなり新たなROCKの歴史をつくった偉大なアーティストとなり現在の深空のユニットの至る。「君はあのバンドの・・」なんと!憶えていてくれたのは感動。木暮”SHAKE"武彦はやはりオーラをはなっていた。まぶしいぜ!

唯一、会って話ができなかったDUST'N'BONES。ZIGGY ,黒夢,BOWWOWなどROCKのキャリアを積み重ねできた猛者が集結。ハードロック、パンク、ロックンロールそしてワイルドなビートが重なり合うとこのようなサウンドになるのだろうか?いや、やはり彼らが築いてきた個々のROCKSPIRITが創り上げたROCK'N'ROLLだと思う。ぜひ海外にも視野を広げて活動して欲しい。あ〜会話したかった!!

4月4日(月) Rie fu   First Live  ”Rie fu fu fu" 心斎橋クワトロ 亀井 俊彦

たぶん、Rie fuは緊張したでしょう。観客も「がんばれ!」の気を送っていました。最初のトークで笑顔になり、声援を受けライブは進行します。Rie fuの魅力は低音、中音、高音の使い分け、英詩と日本詩のバランス、どこか懐かしい香りのメロディ。最初はギター、途中たっぷりピアノを弾きながら歌いました。まだアルバムは1枚しかででいませんが、新曲、未発表曲、カバーなど加え独特な世界に引き込まれた90分でした。「この透き通った声、誰かに似てるな」と考え出した後半。本編が終わりアンコールで披露したカバー曲でついに発見。中低音域がカレンカーペンターにほんとそっくりです。「また夏にはツアーで帰ってきます」に大きな拍手と歓声。素晴らしいファーストライブでした。

4月5日(火)802SPECIAL LIVE  SAKURA SINGS BALLADS  大阪市中央公会堂 亀井 俊彦

お昼に今年初の桜発見!いよいよ春本番やなと実感。夜はSAKURAのバラードを堪能。マドンナ、竹内まりや、久保田利伸などカバーも披露。カバーの選曲は学生時代、ラジオでよく流れていて大好きだった懐かしいヒット曲を選んだそうです。5月25日、このライブがCDリリースされます。全編鳥肌ものの迫力あるライブでした。

4月6日(水)馬場俊英プレゼンツ〜「フクロウの唄〜第七夜」バナナホール 亀井 俊彦
7時ジャストに始まった馬場君主宰の音の宴。この「フクロウの唄」には初参加。トップは5月18日ニューアルバム『Trust』をリリースするA-show。あっという間の3曲でしたが、短時間に観客の心をつかむSOUL魂と和みトークは絶妙。東京発JAJAはソプラノサックスメインのインストバンド。「この人ケニーGや〜!」泣きのフレーズを連発。最後にたっぷり馬場俊英。ワンマンライブとは違いリラックスした雰囲気で演奏を始めます。慣れた観客はトークの間にバンバン割り込んでくる、とてもアットホームなライブでした。新曲「スタートライン」、小渕君(コブクロ)との共作「三つ葉のクローバー」、「しあわせになるために」なんかこの日の僕ははまったな。一番しびれたのが「今日も君が好き」。やっぱりライブはいいな。「今日もかんばろ〜〜!」
4月9日(土)MEGADETH  BLACKMAIL THE UNIVERSE TOUR JAPAN 2005  亀井 俊彦

これが最後となる来日か!さまざまな苦境を乗り越えソロプロジェクトの形をとり復活したデイブムステイン率いるメガデスの日本公演最終日。ZEPP大阪にはほぼ満員となるファンが集まり彼らの名曲、演奏に酔いしれたのです。アグレッシブで難度の高い演奏はスタンディングで波打つ客の動きを止めることもしばしば。もちろん視線はデイブ、グレンのギターに注がれるのです。2時間のライブ終了後、メンバーと会うことが出来たのです。緊張しすぎて心臓が痛くなり、デイブの前では言葉がでませんでした。「死ぬんじゃないぞ!」と笑いながらCDにサイン。数分間でしたが夢に時間を過ごしました。左からショーン(DS),ジェイムス(B),グレン(G)、デイブ(VO,G)です。この公演が最後にはならないよう、そしてまだまだ良い曲をファンに届けるよう祈ってます。

4月11日(月)DESTINY FULFILLED...AND LOVIN'IT TOUR 亀井 俊彦

大きな歓声と歌で盛り上げる女性ファン。「どこ見てんのよ!!」と言われれても仕方がない程の悩殺ダンスに見とれてしまう男性ファン。DESTENY'S CHILDの曲がCDから飛び出すと世界中のファンは今宵大阪城ホールみたいになるのでしょう。音楽を楽しむのはもちろん、衣装、ダンス、演出と見る側はチェックに大変。僕のハイライトは中盤ビヨンセ、ケリー、ミッシェルのソロ。ソロ活動で得た自信がステージの歌声から伝わってきます。そう、歌を真剣に聴いたのはたぶんこの辺りでダンサブルなパートは見とれてしまった僕でした。

4月12日(火)NORAH JONES  JAPAN TOUR 2005  厚生年金大ホール 亀井 俊彦
ライブのチケットを手にしたときから、「この曲、演ってくれるかな」「どんな衣装かな」「サプライズはあるのかな」など当日まで想像がふくらみ続けます。ノラジョーンズの場合、僕はどうしてもピアノ演奏が観たかったのですが座席からは全く見えません。でもノラの声に癒してもらおうと7時過ぎからワクワク、ドキドキ。暗転となりメンバー登場。そこでサプライズ!!ステージ両サイドには大きなスクリーンが!。数台のカメラがノラを中心に映し出します。もちろん鍵盤横にもカメラがあり弾き語りを生とスクリーンのマルチで堪能。この企画はファンにとってうれしかったのではないでしょうか。ノラがピアノに座れば約半数の観客は鍵盤は見えないし、場所によってはおしりしか見えないですから。皆さんはライブ前、いろんな想像してますか?

4月16日(土)HIRO-T'S MORNING JAM PRESENTS NEW BREEZE 2005  亀井 俊彦

感動とパワーをもらった一日でした。ヒロさんはじめ多くのスタッフ、3000人のヒモジャムリスナー、そして新進気鋭のア-ティスト、太陽に野外音楽堂。全てが一つになるとこのような熱いイベントになるのですね。NEW BREEZEの模様は5月2日から5月6日までHIRO-T'S MORNING JAMの中で一部ON-AIRされます。さらにHIRO-T&ARTISTの楽屋トークを交え1時間たっぷりとビンタンガーデン(日曜深夜1時)でお届けします。放送日はヒモジャムで近日発表します。

4月17日(日) BABAMANIA(心斎橋DROP) & 大野敬正(バナナホール) 亀井 俊彦

全国ツアー「GREAT GRAND MAGIC TRICK TOUR」初日。何回も足を運んでしまうババマニアのライブ。開演直前DROPに入ると。満員なのだが観客が見えないラインで2組に分かれている。前方は見慣れた熱いファン、後方はドリンク片手に始まりを待っている。たぶん後方は初めて体験する観客でしょう。お決まりのSEが流れ登場するや、新曲をメインにFUNK&ROCKの6連発!あまりのタイトさに鳥肌が・・・何回も観てるのに。GENKIとMARIの声はいきなりトップギアで観客を盛り上げる。前方の観客はジャンプ!後方の観客はニワトリが歩くときの首のようにリズムをとる。「大阪はいつも熱いぜ!」1回目のMCが終わり曲にはいるとさらにヒートアップ。この時点で見えないラインは無くなり後方の観客も1歩ずつ前に。そしてニワトリからジャンプにかわるのである。

約1時間ババマニアを観た後バナナホールへ移動。本格的なライブを観るのが初めてとなる津軽三味線の大野敬正。津軽三味線というとバンバン弾きまくるイメージがあるけど、彼はロック、ファンク、ジャズ、アフリカンなどリズムやビートに合わせて独自のメロディを披露。もちろん見せどころは激しい津軽三味線ですが時にはギターで言うところの「泣きのフレーズ」が入ってくる。だから1曲の中にいろんな情景が浮かんでくるのです。そして弾き方も多彩なスタイルを持ち三味線の基本姿勢(?)からロックで観られる仁王立ちのけぞり弾きまで「魅せる演奏」がライブを盛り上げます。新潟から大阪に来て5年目。ファンも増えているらしくこの日会場は立ち見も出るほど。これからもっともっと飛躍し、日本文化である三味線を通じて心に残る音楽を、そして心に残るライブをよろしく!
4月19日(火)SILENT FORCE / KAMELOT  心斎橋クワトロ 亀井 俊彦
昨年あたりからヘビーメタルの来日公演が増えだした。しかも今回のようにカップリングで極上ライブが堪能できる。マニアとしてはリーズナブルでおいしい。この企画にはメタルブーム再来を築く仕掛け人が存在する。一人ではなく、各レコード会社やプロモーター他の企画制作者がリリースタイミングや日本で理想のカップリングを考え創り上げていく。先日のアングラ/ナイトウイッシュや5月末来日のディオ/スピリチュアルベガーズも同様。ちなみに今回のライブは構想企画1年でこの日を迎えたらしい。会場後方でライブを見つめる仕掛け人。大入りで終始笑顔。想いが観客に伝わったよ!!
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