Kabotha Room

● 8月のKabocha Room ●

8月1日(月) ACCEPT 復活JAPAN TOUR 2005  ナンバHATCH  亀井 俊彦

好きなヘビメタアルバムは?と聴かれると必ず挙げる1枚に1983年アクセプトの「レストレス&ワイルド」があります。ジャーマンメタル独特の疾走感がたまりません。一時的な再結成と言われてますがファンにはたまらないライブとなりました。当時の完璧なメンバーとはいきませんでしたがやはり再結成は数々の思い出や名曲がよみがえり嬉しいものです。オープニングナンバーでナンバHATCHの空間は80年代にタイムトリップ。分厚い音、疾走するギターリフ、当時では最高に速かったツインバスドラム、ウド(VO)のハスキーハイトーン・・・全く衰えてません。学生時代に観たアクセプトの光景と見事にリンク。拳を振りあげ大声で歌った2時間でした。

8月4日(木) アンジェラ・アキ MINI LIVE  亀井 俊彦

9月14日シングル「HOME」でデビューするアンジェラ・アキ。ダイナミックなピアノ演奏に髪をなびかせ身体全体で歌う姿は圧巻。オーラを発しながら演奏が終わり小さな会場から大きな拍手。と、前評判通りの大型新人。緊張感のほぐれない数十人の観客は彼女の最初のトークで一気に和らいだのです。なんとめちゃ関西弁(徳島、岡山で15年過ごし、大阪には親戚がいる)。歌っている時とはまるで別人のように今どきのキュートで笑顔の素敵な女の子でした。そして歌に戻るとまたシンガーとしてピアニストとしてオーラを放つのです。紙資料そしてCDでは見えない彼女を一足早く観れてラッキーでした。あなたのふるさと(HOME)はどこですか?心打たれるデビュー曲です。

8月5日(金)バンバンバザール DELUX 『ゴールデン ドンバ劇場ツアー』 バナナホール 亀井 俊彦
8月10日、通算10枚目ニューアルバム『十』をひっさげ、メンバー3人+サポート6人による”デラックス”バージョンライブ。フライデーナイトなので8時スタート。インターバル約15分をはさむ約45分の2ステージ。ワンマンで2部構成のライブって80年代のライブハウスでは結構ありました。僕のよく通っていたバハマや今は無きバーボンハウスなどなど。スタートまでに各テーブルで「お仕事お疲れさん」でクイッ!バンバンのご陽気音楽で前半が終わるとさらにクイッ!クイッ!と加速。後半はバラードを軽く挟みエンディングに向けてバンバンと観客は最高潮へ。アンコールも終わり会場は幸せな余韻で一杯。バンバンデラックスメンバーも!観客も!店員さんも!もちろん僕も!

8月9日(火)SUMMER SONIC 05 今年は・・・  亀井 俊彦

お盆にロックフェス。ご先祖様に日頃の感謝をして手を合わせ、いざ出陣。例年のごとく、暑さと体力との戦いが待っていますが都市型フェスの楽しみ方、ARTISTのパワー、観客のパワーなど直接触れあおうと思っております。今年も無理を承知で公式タイムテーブルに沿ってスケジュールを立ててみました。今年からインテックスは会場か3つになりさらにハードな動きになりそう。そこで移動時間、体力、気力を考えZEPP OSAKAはあきらめようと考えてます。PUFFY,ELLEGARDEN,AI,SOUL'd OUT,M.I.A、BENNIE Kなど豪華ラインナップですがまた観たことのないARTISTを重点的に進む為今回はズバっと切り捨てます。では13日(土)AM11:00からスタート!

11:00 FIGHTSTAR
UK ROCK
元バステッドメンバー
11:55 BULLET FOR MY          VALENTINE
お気に入りメタルサウンド
11:55 CAESARS
CM SONGで一躍有名
激しいライブと聞いてます。
12:50 NO WARNING
メタルにちかいラウドロッ
ク。
13:10 YELLOWCARD
フロリダ出身POPROCK

13:50 INME
UK ROCK
メロディーが好きです。
14:55 HIM(FINLAND)
10月日本デビュー
注目しています。
15:00 SHUUBI
NEW ALBUMいいです。
初めてライブ観ます。
16:10 BLOC PARTY
UK ROCK 日本ではすでに人気確立。初めて観ます。
17:15 CITIZEN COPE
サーフミュージック系で癒れたいと思います。
17:00 KASABIAN
移動体力温存の為、まだ観ていないMINMIにいくかも。
17:30 PUBLIC ENEMY
これがかっこいい。あの頃の曲してくれるかな?
18:00 WEEZER
「ISLAND IN THE SUN」やってくれるかな?楽しみです。
18:55 THE BLACK CROWES
ブルースロックの大御所。
これは逃すべからず。
18:55 THE LA'S
OASISも絶賛する伝説バンド
しかし、見事かぶってる。
19:30 OASIS
途中から行くと規制で入れなくなるかも!!

こんな感じです。まあ1時間に2ARTIST観れたらと計画しました。しかしソウルドアウトの1日目。THE BLACK CROWESとTHE LA'Sを観ていたらOASISは無理かも。行かれる皆さんは情報収集をマメにね。14日(日)は次回に続く・・・。

8月10日(水)SUMMER SONIC 05 今年は・・・  亀井 俊彦

2日目となる14日(日)午前中、お盆の里帰りを済まし、仕事モードで切り替え。この日も基本はZEPP OSAKA は行きません。BENNIE KやAIは観たいですけどね。夕方からTHE TEARSやECHO AND THE BUNNYMENといったすごいグループも登場しますがDEEP PURPLE,SLIPKNOT,DURAN DURANの流れは僕のハイライトとなります。では無謀な計画表をどうぞ。

12:00 ROOSTER
80'S ROCKの香りプンプン
ヘビロが聞きたい!
13:00 THE DEPARTURE
冬ソニックでは見逃したので今回はじっくりと。
14:00 AIR
車谷君、久々の始動。
激しいギターが聞けるのか!
14:15 BUCKCHERRY
AC/DC,エアロスミス好きは必見です。
16:00 MEW
デンマーク出身 未だに観る機会がなく今回楽しみです。

16:20 DEF TECH
どこまで会場を熱くさせので
しょうか!規制あるかも。

16:25 電グル×スチャダラ
こちらもなかなか観れませんよ 名曲は聞けるのかな?
16:40 DEEP PURPLE
リッチーはいないけど南港で名曲リフが響きわたるぜ!
18:05 SLIPNOT
初めて観る方、圧倒されますよ
激しいライブについてこい!!
18:45 IAN BROWN
ソロもいいけどストーンローゼズの名曲も聞きたいです。

19:10 DURAN DURAN
サマソニで観れるなんてうれしいな。初めて観ます。

19:35 NINE INCH NAILS
いよいよサマソニ大阪も最終コーナー。

どうですか?やっぱり、ROCK/ROCKしてます。行けない人、行かない人もSUMMER SONICのホームページを眺めるといろんな発見があったり、このように無謀な計画表を立ててニヤニヤ想像したり楽しいですよ。後日、奮闘記を綴ります。

8月11日(木)「AKEBOSHI」レコ発ワンマンライブ FLAMINGO THE ARUSHA 亀井 俊彦
今年のNEW BREEZEに出演、6月22日にメジャーデビューを果たした明星のワンマンライブ。チェロ、バイオリンを含む6人編成でアイリッシュとポップスを見事に融合させた音楽を聞かせてくれました。明星の音楽はグルーヴすると言うより、彼のリズムに身をゆだねじっくり歌詞を吟味しながら身体を軽く揺らす感じ。今回は招待がほとんどで最初は彼らの演奏をただじっと見つめる観客が多かったのですが、中盤になると、目を閉じて聞きこむ人、視点がチェロやバイオリン奏者に釘付けになっている人など明星ワールドにどっぷり入り込んで楽しんでいる様子を観ることができました。
8月11日(木)VO VO TAU  「SOUL LOUNGE BAR」心斎橋DROP  亀井 俊彦

ライブ終演直後、サポートメンバーとの元気ショット。BASSのPeiのヘアスタイルが変わったのには驚いたけどとにかくみんな笑顔で楽屋に招待してくれました。イベントのトリを務め、わずか40分(アンコール含む)のライブでしたが熱いラテンナンバーからRyo-Thingの涼しいギターが響く極上バラードまで「VO VO TAU SUMMER SELECTION」をたっぷり感じた内容の濃いステージでした。本編最後には10月にリリースされる「希望の橋」を関西初披露。Ringは曲の想いを伝えてバラードを歌い上げます。HIRO T'S MORNING JAMでは「希望の橋」がまもなく関西発オンエアになります。お楽しみに。しかしVO VO TAUのライブは音が分厚い。シンプルだけど大きなグルーヴをつくるRyo-Thing、Pei、SugarにRingが自由なスタイルで歌う。これって本当に上手くなきゃできませんよね。またゲストにきてくださいね。

8月13日(土)14日(日)SUMMER SONIC 05 OSAKA  亀井 俊彦

大阪・南港は2日間、雲に覆われ一時少量の雨に見舞われましたが、暑さとの闘いも余りなく心地よい野外夏フェスを過ごすことができました。ほぼ予定通りのお目当てARTISTを観戦。土曜日16ARTIST、日曜日12ARTIST。2日目はROOSTERは逃しましたが予定外のZEPPに行きAIのパワフルなライブを観ることができました。今年は昨年会場を盛り上げたR&B,HIPHOPアーティストが更に増えMINMI、DEFTECHなどレゲエベースもほぼ満杯の盛況ぶりでした。もちろんROCKも話題の新人、まだデビューしていない新人から伝説のROCKグループまでたっぷり。常にタイムテーブルと時間と移動の体力との闘いでした。観客一人一人が音楽に囲まれながら自分のスタイルで夏フェスを楽しんでいました。最前列で、後方に座って、寝っ転がって、仲間とビールを飲んで、カップルで寄り添って・・・。これが夏フェスなんですね。ではまた来年。

タイムテーブル&リストバンド。 OPEN AIR STAGE。
ARTIST GOODS売り場。 初日は長蛇の列。
初日。雲の間から夕陽。この後WEEZER登場。 インテックスの大ビジョンでOASIS観戦。
8月17日(水)心斎橋クワトロ→DROPへROCK三昧 亀井俊彦
CREATIVE GROUNDという話題のインディーズロックバンドを集めたオムニバスライブ。3番手に登場したアルコリズムはいつものライブスタイルとは違い立て続けにパンチある曲を聞かす。本来、メロディと雰囲気を重視した起承転結のあるライブを披露するのだが、今回は素晴らしいバンドが揃っているせいか、激しく押してくる。2曲終えた時点でメンバーのテンションは頂点に達していた気がした。そうそう、関西では月1回以上ライブをしているアルコリズムだから、同じ感覚ではない、こんな奇襲攻撃があった方がより魅力的になるのである。

9時前。よかった間に合った。こちらはbabamania 主宰「HOT SUMMER SCHOOL '05」が行われ会場に着くと機材転換中。そっと楽屋に近づくとGENKI(VO)とMARI(VO)が笑顔で迎えてくれた。今年の夏もライブで全国を飛び回ってるらしく彼らのPOWERに改めて脱帽。軽いトークと激励を入れ本番を待った。「SUMMER BOOGIE」でスタート。メンバーはライブを楽しんでいる。なるほど旅の疲れを癒すのはライブなんだな。LOUDな音の塊に興奮をおさえられない状態。はやくも前列のBABA KIDSはGENKIと同じ裸で乱舞。恒例のDAIGO(Ds)のMCでさらに盛り上がり、YUJINのギターリフ炸裂で会場はうねる。9月,10月も大阪にかえってくるぞ!

8月24日(水)千綿ヒデノリ インストアライブ 
仕事を終え、チャリンコで『ヴァージンメガストア梅田店』 へ直行。インストアライブとは良いプロモーションの場ではありますが、観ている人は流動的で、ある意味アーティストの修行の場でもあるなと感じてしまいました。スピーカーからフロアに響く歌声とギターの音で不特定多数のお客様を立ち止まらすことは至難の業であります。そんな厳しい環境の中、千綿君の1曲が流れる人の足を止めました。曲は「祈り」。続いて8月3日リリースの「友よ」が始まりさらに観客は増え、ついに千綿君の姿が背伸びをしても見えにくい状態になっていました。思ったこと、感じたことを素直な言葉で表現。それが悲しい表情であったり、楽しい表情であったり、怒りの表情であったり。11月10日、心斎橋クワトロでのワンマンライブではどんなドラマが生まれるのか今から楽しみです。
8月25日(木)ストリートダンス・ミュージカル 「夏の夜の夢」 HEP HALL
HEP HALL主催のエンターテインメント「THEATRE 14」。14日間格安のチケットでお芝居が観れる「お得」で「本格的」な夢の空間を企画されています。関西で活躍している劇団員やダンサーが繰り広げる恋のファンタジー&ミュージック。そして関西風お笑い。近距離で役者さんと目が合うと、緊張して目をそらすのはやはり芝居体験初心者だからでしょうか。しかしストーリーが進むにつれてなぜか自分が芝居の中に入りこんでいます。終演後、映画で観た残像とはまた違うリアルな情景が数々と浮かび上がりました。芝居経験の無い方、2000円で3時間楽しめます。笑えます。感動します。9月4日まで公演中。
8月26日(金)大きな箱から小さな箱へ。お腹一杯ライブ  亀井 俊彦

ロックロックこんにちは!Ver. Episode-Q”the day ACT tomorrow"DAY

4時間以上のライブとなった「ロックロックこんにちは」初の大阪城ホール。サプライズゲストの平井堅にはびっくりしました。スピッツ&奥田民生&平井堅の豪華コラボレーションは、ヒートアップした大阪城ホールをさらに盛り上げます。緊張した平井堅が歌う「君が思い出になる前に」草野、平井、奥田のアンプラグドでは「さすらい」を素敵なハーモニーで披露、そして草野、奥田のギターでしっとり歌う「思いがかさなるその前に」。観てる側は夢心地。ステージでは緊張感とおもしろい雰囲気に包まれました。


「七色見聞録VOL.11」梅田RAIN DOGS

恒例のオールナイトライブ。夕食を済ませ会場に着いたのが10時頃。すでにラリーパパ&カーネギーママの柔らかいサウンドがRAIN DOGSの観客を揺らしています。小さなステージに6人、ほとんどPAを通さない生の楽器の音が伝わるレアなライブでした。その後に登場したのが8月17日NEW ALBUM「DAYS OF WONDER」をリリースしたK-106。ラリパパカネママ(6人)を上回る7人はとにかくじっとしていない。ステージ、IFフロア、さらに階段登って2Fフロアまで動き回る。さすがストリート出身だけあって動き回っていてもリズムは崩れず常にFUNKY。ライブバンドです。10月2日(日)バナナホールでワンマンライブありますよ。

8月30日(火) ケツメイシ 女将さん!!もうこんなに入ってますけど、よろしいんでしょうかFES 平成17年
ケツメイシ初体験。ツアータイトルが変です。でもライブ観て納得。そう、ちょっとエッチな4人組お兄さんが繰り広げるライブは音楽&トーク&映像&演出が見事にミックスされたパーティーナイト。でもバカ騒ぎだけのライブではないのがケツメイシ。聞かせる名曲達(まだツアーが終わってないので曲名は伏せます)ではしっかりと歌詞(メッセージ)を伝えていました。両極端の姿を見せてくれたケツメイシ兄さんに改めて音楽の接し方、楽しみ方を学んだような気がします。観客も素晴らしかったな。タオルやうちわ片手に最前列からスタンド最後部まで「一糸乱れぬ」ノリは爽快でした。8月最後のライブ。良い「夏の思い出」になりました。
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