Kabotha Room

● 11月のKabocha Room ●

11月2日(水)広沢タダシ ワンマンライヴ2005 〜流れ星が消えるまでに〜 バナナホール

久々のワンマンに約400人がつめかけた。「おかえりなさい」だよね。MINAMI WHEEL 2005で観たとき、ワンマンライブの出来は何となく予想できたよ。ARTISTも観客も関係者もみんな幸せな笑顔に包まれていました。新曲も披露したライブは基本的に今までの広沢君ペースのライブなのですが、いつもよりパワフルな彼を感じました。見た目も歌い方も「パワフル」というスタイルではない広沢君が大きく写ったのですよ。そう、自信に満ちあふれたステージ。まだまだ大きくなるそ広沢君は!

11月5日(土)VICTOR WOOTEN SOUL CIRCUS TOUR 005  BIG CAT 亀井 俊彦

ベーシスト、ヴィクターウッテンを見に行きました。もちろん神業テクニックを目に焼き付けるのが目的。「凄かった」と言う表現よりも「楽しかった」ライブ。このライブを見に来た観客はほぼ全員が予想以上のライブと評価すると思います。さて、「予想以上のライブ」とは?例えばセットリスト、例えば演出、例えばセッションなどなど。スーパーギタリストやベーシストのライブに行くと観客は演奏テクニックに釘付け状態そして感動と絶句のため息。しかしヴィクターウッテンはテクニック以上にファンク、ソウルを楽しませてくれました。笑いあり、メンバーのソロあり、カバーありで観客を揺らします。予想外であり予想以上に「楽しかった」です。
11月6日(日)The LOVE LIVE TOUR 2005「彩愛」バナナホール 亀井 俊彦

デビュー丸9年。約2年半振りの新作アルバム「彩愛」の全国ツアー。毎回ボーカル平君の声量には驚かされます。2003年に「再会」が多くのリスナーの耳に届き、2004年にはメジャーからベストアルバム。、そして2005年。やっとアルバムが発表できたのではないでしょうか。ロックからバラードまで幅広く聴かせてくれましたが個人的にはアコースティックコーナーが好きでした。理由は2つ。歌詞がしっかり伝わる、そして、コーラスが素晴らしい。このコーラスワークは他と比較するのは失礼なくらい極上のアンサンブル。デビュー9年は中堅になるのかな。でも彼ら3人はいつ見ても初々しいんですけど。これからもTHE LOVE は「愛」を歌い続けます。

11月10日(木)千綿ヒデノリ 『唄会TOUR〜友よ』  心斎橋クワトロ 亀井 俊彦
全国ツアー初日。NEW ALBUM「rule」をリリースして全国プロモーション行脚の日々を送り、ついにこの日が来た。とファンはもちろん、千綿君本人が一番感じたのではないでしょうか。そんな彼の口から出た言葉に共感。「この日のためにリハーサルを繰り返してきた。でも、リハでは出来ない「本番の緊張」と「観客のグルーヴと熱気」。この二つをパワーに換えクワトロを最高の一夜にする。」もちろん100%以上のライブでした。2人のサポートメンバーに支えられ全力で歌いまくった千綿君に後方で観ていた初ライブ(たぶん)の観客からも大きな拍手がステージまで届いていました。この緊張感と熱気がまだまだ千綿ヒデノリを大きくしていきます。押忍!
11月11日(金)FM802 HIRO-T'S MORNING JAM PRESENTS 「LIVE JAM」なんばHATCH  亀井 俊彦
スタッフながら2階席で全編観ました。世界のリズムが堪能出来たのはもちろん、招待された観客もパーカッションとして参加。手拍子だけど、何か情熱的な楽器に聞こえたのは僕だけでしょうか。11月25日(金)9時台にライブ音源が聴ける予定です。このライブが一夜限りなんてほんまにもったいないな。
11月15日(火)HARD-Fi  心斎橋クワトロ 亀井 俊彦

僕がはまっている英国ロックバンド、ハードファイ。初来阪公演は8時にスタート。ほぼ1時間と短めではあったがCD の音だけでは見えない物が色々と見えたライブでした。まず彼らのROCKは英国の伝統的なスタイルを感じました。実際観ていないけどジャムやクラッシュなど当時パンクよりのロックで若者のメッセージを叫ぶスタイルによく似ています。そして単に叫ぶだけでなくメロディーがしっかりしているのも英国ロックならでは。決して演奏やパフォーマンスは上手くないけれど哀愁の叫びやメロディーが心を打ちます。また曲の大半がギターやベースのリフから仕上がってると思われるので乗りやすいのも特徴。これまたロックフェスの目玉になることでしょう。

11月17日(木)OASIS JAPAN TOUR 2005 大阪城ホール 亀井 俊彦

サマーソニック出演、そしてわずか3ヵ月後の単独公演。立ち見も含め満杯状態。野外フェスと屋内単独とは空気間が違うか観客は盛り上がるのですが冷静にリアム&ノエルの歌う姿勢を見つめていました。そして一緒に歌う、歌う、歌う・・・。全校生徒が体育館で校歌を合唱してる聖なる姿を何故か連想。「校歌」のたとえはいまいちですが、OASISの曲、メロディー、歌詞の奥深さ、そして世界を制覇した堂々たるオーラが観客を魅了するのです。名曲「DON'T LOOK BACK IN ANGER」での大合唱はたぶん12月に行われる「一万人の第九」に負けないでしょう。

 

11月21日(月)JAMIROQUAI  THE DYNAMITE TOUR  厚生年金大ホール 亀井 俊彦

ライブは「打ち込み」(メモリーされた音源)ではありませんでした。90%以上生演奏。ダンスナンバーの多いアーティストは「打ち込み」が多くバックミュージシャンもその音源に合わせて演奏されます。音は分厚いが無機質でアドリブがなかなかきかない。見た目はおじさん風のバックミュージシャン5人が強烈な演奏を披露。あの「CANNED HEAT」あの「COSMIC GIRL」「LITTLE L」がCDと同じ音色で完璧再現。終演までの1時間40分、16ビートメインにアップビートを刻み続ける演奏に鳥肌。ジャミロクアイのライブにおける「こだわり」なのでしょう。「打ち込み」とは違う身体で刻むビートはやはり本物の音楽でした。Jay Kay最高にFUNKYやったで!

11月23日(水)安藤裕子 LIVE 〜DO YOU LIKE ME 2005〜 バナナホール 亀井 俊彦
一度観たかった、気になるアーティスト安藤裕子。大阪初登場、SOLD OUT LIVE。オープニングから数曲観ました。「雰囲気」を様々な角度で感じさせる女性で「歌う雰囲気」「話す雰囲気」「それぞれの曲の雰囲気」など一緒の空間に居ると彼女色の空気に変わってしまう不思議な感覚になってしまいます。最新シングル「さみしがり屋の言葉達」はチャートにも顔を出すヒットとなりましたが、他の曲達も安藤裕子の「雰囲気」が詰まっていて耳に残ります。次回は4/22(土) 大阪BIG CATにて。
11月23日(水)MOTLEY CRUE CARNIVAL OF SINS TOUR 大阪城ホール 亀井 俊彦

会場入りが7時過ぎ。後半戦から参戦。ステージは昔ながらのサーカス小屋でモトリークルーの名曲に合わせて美女数人が天井からぶらさがった縄やリング、カーテンを使いサルティンバンコのような演技を披露するのです。どちらかというと演奏よりも目がいってしまう程の本格的なサーカス。さらに美女ダンサーや炎を吐く小さな男も登場。これは単にオリジナルメンバー復活ビジネスライブではない極上のエンタテイメントロックショーでした。さらにうれしかったのはAC/DC以来の大音量とパワフルな演奏そして大量の炎。ただの悪ガキ軍団ではなく演奏が上手い。やっぱりメタルはこうでなきゃね。

11月25日(金)ROOSTER  JAPAN TOUR 2005  なんばHATCH 亀井 俊彦
8割以上の女性ファンが一階スタンディングを埋め尽くし、始まるや否や黄色い声援がサラウンドに飛び交う。その歓声をかき消す王道ロックを聞かせてくれたルースター。ルックスもライブも極上品。彼らは決して流行の音楽をやっいる連中ではない。クラッシックロックの臭いがプンプンする。ちなみに最近新作をリリースしたダークネスもそう、AC/DCやQUEEN、AEROSMITHなど王道ロックを研究し、彼らの音楽に取り入れている。今の人気におぼれることなく次世代に伝える伝説のロックバンドになって欲しいルースター。ちなみに彼らは平均年齢20才前半のバンドです40才前後のロック好きが観たら感動する音作りになっとります。だから僕も感動したライブでした。
11月28日(月)GAMMA RAY「Majestic Japanese Tour 」 心斎橋クワトロ 亀井 俊彦
得意ジャンル「ジャーマンメタル」のうれしいライブハウス公演。ガンマレイはメタル愛好家では好き嫌い問わず国内で人気があるのです。なぜか?それはここ10数年に渡り人気の高いメロディック・スピードメタルを確立させたカイハンセンの存在です。カイはハロウィンの中心人物で一躍ジャーマンメタルを世界に広めました。そんなカイハンセン率いるガンマレイが近距離で観れるのは夢のよう。あまりの近距離でまるで僕の為に演奏してくれてるみたい。超満員になったクアトロはわずか2〜3曲で熱気ムンムン状態。スピードに遅れぬように拳を突き上げヘッドバンギング。いいね〜。ロン毛、変形メタル使用ギター、高速ツインドラム、天井突き破る高音シャウト。すんません、熱くなりました。最新アルバム「マジェスティック」はそんなアルバムです。
11月30日(水)ACT AGAINST AIDS 2005 LIVE IN OSAKA  大阪城ホール 亀井 俊彦
「若者を中心にHIV感染が増え続けています」今年も同じニュースが流れ、そして世界エイズデーが今年もやって来る。ステージから投げかけられたメッセージは大小問わず全て受け止めます。そして楽しい音楽をたっぷり吸収。毎年「正しい知識」は「難しい事」ではないと、このイベントで教わります。来年は良いニュースが聞けますように。
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