Kabotha Room

● 12月のKabocha Room ●

12月3日(土)べべチオワンマンライブ『ジャポネイオン』バナナホール 亀井 俊彦
ベベチオ3nd mini Album 『JAPANESE SPOON』が素晴らしい作品となりました。ミナミホイールでは少ししか観れなかったので今回はたっぷりと。従来の2人&リズムボックスと豪華ミュージシャンのサポートによる生バンドを併用してのライブ。VOの早瀬君がFM802HOT 100に「ちよこれいと」がエントリーされ、喜ぶ笑顔が印象的でした。チャートには様々なジャンルの音楽がひしめき合ってますがベベチオの「ちよこれいと」は流行り廃りのない「みんなのうた」的名曲だと思ってます。のんびり、ゆったり感覚のベベチオワールドはせわしない大阪に必要な音楽ジャンルです。
12月9日(金)JUNIOR SENIOR (O.ACT/RAMRIDER) なんばHATCH 亀井 俊彦
今年6月デビュー、11月30日には1ST ALBUMをリリースしたラムライダー。メロディーが印象に残るデジタルポップユニット。わずか30分のステージでしたが生バンド、映像リンクを加えて6曲を披露。今どきのクラブサウンドではない、あの頃のディスコサウンドっぽく、曲の展開やメロディ、歌詞がわかりやすい。なので一度聞くと頭に残ってしまう。ライブ自体はまだまだ改良の余地ありだが今後の注目アーティストのひとつになった。たぶんオムニバスイベントに出るとファンが増え続けるでしょう。

60分1本勝負+アンコール。コンサートが短い!!いや、元々ジュニアシニアの曲は短い!曲数は普通のアーティストと同じくらい14〜15曲くらいは演ってます。これまたJAMIROQUAIに負けない生バンド演奏。おもしろかったのは大きい方の人。リズム感が良いのか悪いのか良くわからないノリで歌っている。ダンスもいまいち。しかし・・・なぜか大きなディスコグルーヴを産み出しているのも大きい方の彼。70年〜80年代のディスコ、ダンスサウンドにはカッコイイダンスのお兄さん!の「僕のイメージ」にはほど遠かったけど1曲目から最後までなぜか笑顔でジュニアシニアのライブを観てた気がします。まことにHAPPYなライブでした。

12月13日(火)INDIGO BLUE  スペシャルプライス\200ライブ  バナナホール 亀井 俊彦
関西出身のRina(VO,G)と北海道出身のKouichi Shirasu(G,CHO,ARRANGE)の2人組インディゴブルー。70年代の洋楽マインド溢れる楽曲をベースにRinaが日本語、英語を使い分け歌う。エエ声やなぁと感心するのもつかの間、Kouichi Shirasuのコーラスとギターがまたエエねん。James Taylor, ,CSN&Y, Joni Mitchell, Bonnie Raitt, Rickie Lee Jones, Bruce Hornsby, という音楽を好み、吸収し、インディゴブルーの音楽が生まれるのです。歌唱力、ハーモニー、ライブ、そしてCD。どれを取っても良質の音楽に仕上がってます。もう一度観てみたいアーティストです。
12月20日(火)Caravan ONEMAN LIVE 2005 “Life is feedback” バナナホール 亀井 俊彦
「メジャーデビューしました。でも、今までのペースで、今までのメンバーでやっていきます。」キャラバンの音楽は旅、放浪、大空、大海原、大自然から創り出されている曲が多く、オーガニックミュージックと呼ばれています。なので、この彼の言葉は何となく彼自身に言い聞かせた言葉に感じました。過密なスケジュール、納期が決まっている曲はキャラバンには似合いません。で、今回大阪発ワンマンライブ。前半緊張のせいか力みも感じましたが、満杯の観客と一体となったとき素晴らしい笑顔を見せ大きなうねりある曲をたっぷり披露してくれました。今年バナナホールはよく通いましたが今年NO.1の動員でした。来年もキャラバンに注目です。
12月22日(木)風味堂 鍵盤エクスタシーVo.2  BIG CAT  亀井 俊彦
デビュー1年が過ぎ、大阪ライブもKNAVE→クワトロ→BIG CATと会場を大きくし順調な成長をしている風味堂。改めて彼らはライブバンド。今回はホーンやパーカッションを加えてのスペシャルライブでしたが3人での演奏もバッチリ決めてくれました。音が分厚いんですね。ロックもバラードも3人の音がバランス良く鳴ってるんです。そして渡君の歌声が気持ちよかった。特にバラードは彼の味が感じ取れます。来年も忙しいそうですよ。そしてまだまだ大きな会場に向かって突進し続けてください。あ〜早くカッチャンとメタル対談したいわ〜。
12月26日(月)HOME MADE 家族 JOIN THE JOYLIVE!!!〜平成十七年度・家族大忘年会〜 なんばHATCH 亀井

HOME MADE 家族は誰もが認めるであろうライブユニット。彼らはリズムで魅せてくれます。言葉で感じさせてくれます。そして観客ともリズムや歌詞で遊びまくります。よくよく考えればHOME MADE 家族はハッピーで前向きで元気をもらう曲がたくさんあり、彼らがステージでライブするだけで楽しく観ることが出来ます。しかし、さまざまなライブ経験と研究の結果、現在の個性ある観客とのコラボライブが完成されたのだと感じました。メンバー、ファン、関係者みんなが「家族愛」に包まれた素晴らしいライブでした。またもNEW BREEZE出身からBIG ARTISTの予感!!

12月27日(火)くるりワンマンライブツアー2005 〜はぐれメタル純情派〜  大阪城ホール 亀井
くるりの「大きさ」に感動。大阪城ホールの中央部に5人の機材とモニターアンプそして決して多くない照明。6時半ジャストに始まり淡々と新旧名曲を綴る2時間。くるりのツアーは会場の大きさ関係なく演奏されてきたのでしょう。昨日行ったHOME MADE家族とは180度異なったライブに最初唖然とし、じわじわ「くるりワールド」にはまり込みアンコールでは大きな拍手を送りました。超満員の観客も乗りまくると言うより岸田君の世界をじっくり味わっていました。スタンドからアリーナを眺めると男性の姿も多く今の「くるりの大きさ」を改めて実感したライブでした。
12月29日(木)FM802 WINTER WONDERLIVE=PIANO SONGS= フェスティバルホール 亀井 俊彦
KAN 、SKOOP ON SOMEBODY 、SALT&SUGAR(塩谷 哲&佐藤竹善) , リクオ , 馬場俊英 で綴られた豪華ライブ。2台のピアノがステージ中央に置かれ、それぞれのアーティストが奏でていきます。同じピアノでも弾く人間が替わると音色も変わる。単に強弱やメロディーではなく、アーティストの感情、曲の思い入れが音に現れるのですね。FM802には縁の深いアーティストが集い演奏はもちろん、爆笑トークも炸裂し、ステージはまるで同窓会のように盛り上がっていました。
12月30日(金)FM802“HIROT’S MORNING JAM presents”押尾コータロー One (K)Night Standing Specal with ヒロT
今年もライブをたっぷり観ました。そして締めくくりはなんばHATCHにてフレンドリーでスペシャルな一夜を過ごしました。押尾・初スタンディングライブは先日の全国ツアーと違ったROCKな押尾コータローを観ることが出来ました。ROCKバンドライブ顔負けの拳の数で押尾VS観客の熱いバトルは壮絶でした。本番まで不安と緊張を隠せなかったヒロさんもステージでは楽しそうでコラボも大成功、演奏終了後にはバーカウンターのビールを美味しそうに飲んでいたのが印象的でしたね。なにより押尾ファンの年末パワーには感動しました。このようなアットホームなライブを含め来年もたくさん良質のライブを観まくるぞ!そしてヘビメタ愛好家としてもいろんな情報を伝えていきますのでKIDS諸君は来年もよろしく! 亀井 俊彦
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