Kabotha Room

● 2月のKabocha Room ●

2月2日(木)ROCK A HOLIDAY #2 SPIRAL FREE他 梅田HOLIDAY  亀井 俊彦
前月、シングル「絆」をリリースし、今年初大阪ライブとなるスパイラルフリーを見に行きました。ハードロックをベースとした3バンドが登場。先陣切って彼ら5人が疾走するナンバーで観客をロックの世界へ引きずり込んでいきます。さらにドライブ効いたロックを2曲。毎回観ている僕は飛ばしすぎ?ヘビメタバンド?と彼らの展開に唖然。そしてこの後しっかり新曲であり大きなバラード「絆」について語り演奏に入る。ハードロックは疾走も大切やけどちょうど良い谷間にバラードが来ると身体に響くんですよね。そしてラスト1曲合計5曲でステージ終了。構成も展開も時間内に収まり大成功だった彼らはまさしく「プロのアーティスト」になっていました。
2月3日(金)Phat Phunktion & K-106 心斎橋クワトロ 亀井 俊彦
PM7:00。K-106はマイペースで走り出しました。30分の短いセットでしたが後半は会場を盛り上げ存在感を十二分にアピール。ナニワのファンクは見事オープニングアクトを勤めあげPM8:00前、総勢8人編成のジャズ・ファンク/ソウル・グループ、ファット・ファンクション登場。メンバーほとんどがアーティストっぽくないないなあと感じるまま前半30分くらい過ぎ、中盤から後半にかけてはメンバーの汗が飛び散るファンク乱れ打ちに圧倒されました。ほとんどトークもなくやく2時間弾きっぱなしの吹きっぱなしの叩きっぱなし。凄いスタミナです。ファンクバンドはテンポ、歯切れ、メンバー阿吽の呼吸がとても大切。それが2時間ビシバシ決まるとたまりませんな。
2月4日(土)FM802 PRESENTS 「ROOTS 66・DON'T TRUST OVER 40」大阪城ホール 亀井 俊彦

60年に一度訪れる“ひのえうま”の1966年に生まれたアーティストが集うプレミアムライブ。様々な年齢の観客が会場を埋め尽くしていましたが、その年齢によって楽しみ方、感動する場所が違ったのではないかなと終了後思いました。僕は彼らに年齢が近いので若干嫉妬してしまいましたよ。こんなゆかいな同窓会ええなぁ。僕も昔演ってたバンド仲間集めてやってみたいなぁ。ゴダイゴに沢田研二のカバーか、やりたいなぁ。ぶつくさぶつくさ・・・・。それにしても皆さん演奏上手いし、個性がありすぎる。この時代に生まれたアーティストは上手くて当たり前。登竜門ライブハウスなどを経て念願のプロデビュー。そして大活躍。これからも白馬となり走り続けてください。

2月16日(木)おおはた雄一  天神橋フジハラビル  亀井 俊彦
4月15日、大阪城音楽堂で行われるHIRO T'S MORNING JAM PRESENTS "NEW BREEZE"に出演する、おおはた雄一のミニライブ。大正12年の建造物フジハラビルのアンティーク、おおはた君の枯れたギターの音色、語りかけてくるような歌声、時間がゆっくりとゆっくりと流れていきます。音楽を聴く環境はさまざまですが、時間の流れがゆっくり感じ取れるってのは身体に良いもんです。次回は青空、新緑の下で聴くことになります。どんな感じ方ができるのでしょうか。ギターキッズは必見ですよ。
2月16日(木)SOUNDHOLIC REVOLUTION VOL.14  ROCK ROCK 亀井 俊彦
レコード会社主催のHR/HMイベント「SOUNDHOLIC REVOLUTION」に久々参加。の前にBIG CATのライブに立ち寄りました。相川七瀬のバックミュージシャンがすごい!マーティーフリードマン(元メガデス),PATA(元X JAPAN),COOL JOE(元DEAD END ),真矢(元ルナシー)他。彼女のROCKは元々ワイルドなROCKが多いのですが、彼らの演奏が加わるとハードロック独特のうねりが会場に響き渡ります。もちろん曲中にちょこっとずつ彼らの見せ場もあり、「熱いぜ!!」と叫びながら会場を後にしました。

今回はサウンドホリック、キング、ロードランナー、トイズファクトリーが参加。各担当者が約30分の持ち時間で最新音楽や貴重音源、貴重映像を交えて、DJトーク風に進行します。会場となったBAR ROCK ROCK は全席埋まりこのイベントも定着してきたようです。今後も2ヵ月に1度は開催する予定らしいのでメタル愛好家は一度参戦してみては。詳しい情報はサウンドホリックのホームページで入手してください。

2月18日(土)ゆず 体育館ツアー2006「リボン」 大阪城ホール 亀井 俊彦

今年で10年目を迎えるゆず。昨年2枚のベストアルバムリリースを節目とし、今年「りぼん」を発表。節目と言ってもゆずの音楽に大きな変化は見られないし、ライブも楽しかったです。今回のライブで感じたのはゆずが発信するメッセージの大きさでした。「LOVE&PEACE」そして「LIFE(人生)」。決して押しつけがましいメッセージではなく2人の歌声、映像、楽しい演出によって大人から子供まで自然に伝わっていったライブだと思います。「もうすぐ30才」を歌うゆず。これも彼らにとっては一つの節目ですね。たぶんゆずの30代も今とかわらないでしょう。まだまだステージ駆け回る素晴らしいライブを見せてください。

2月21日(火)東京事変 DOMESTIC! Virgin LINE 大阪城ホール 亀井 俊彦

浮雲(G)、伊澤(KEY)が加入しての大阪初公演。独特の世界観を持つ東京事変のアルバムがどのようにステージで表現されるのか期待は高まるばかり。暗転後さらっとステージに5人が登場。そしてしっとりと演奏が始まる。摩訶不思議な色気を振りまく椎名林檎。感動したのは前半戦、彼女を取り巻く数々の照明達。達とは、電動で可動するライトではなく、なんと男性スタッフ員。歌う林檎の後方でミラーボールを持つ男性、強力ライト(刑務所の見張り塔にある感じのライト)を動かす男性、その強力ライトを反射板で受け取り林檎に光をあてる男性。彼らの創り出す光線はステージ上のメンバーそして観客を別世界に誘うのでした。圧巻。考えた人は本当に凄いですよ。

2月26日(日)HELLOWEEN & PRIMAL FEAR  ZEPP OSAKA 亀井 俊彦
ジャーマンパワーが炸裂したハロウィン&プライマルフィアのライブ。「これがヘビメタです。」の基本形となる高域シャウト、高速ギターソロ、隙間もなくたたき続けるツインバスドラム。そして、メタルキッズのヘッドバンギングに大合唱。満杯の会場は約3時間沸き続けました。ドイツという国は文化なのか彼らのメタルスピリッツなのか今も王道メタルを貫き通し、熱いライブをみせてくれます。若手メタルバンドも充実し、来日公演も増えてきた。日本ならではのジョイントライブも美味しい企画。楽しみが増え続けます。
2月28日(火)EXETREME THE DOJO Vol.15 BIG CAT 亀井 俊彦
へビーメタルで最も過激かつ究極の高速演奏をきかせる分野「スラッシュ」。メタリカ、メガデス、アンスラックス、スレイヤーなどが代表格。そして今回参戦したエクソダスもベイエリア・スラッシュの筆頭格であり数々の名作を残しています。今回も新作をひっさげの来日ですが新旧取り混ぜた選曲で往年のファンから最近知ったであろう若者まで虜にしていきます。何故にここまで高速なのか?ギター弾いてる手首は痛くないのか?そこまで首ふってクラクラしないのか?スラッシュはアートですな。彼らを含め数バンドによるオムニバスライブでしたが安定した演奏に格の違いを見せつけた王道ライブでした。
2月28日(火)OSAKA POP SQUEEZE!! 心斎橋クワトロ 亀井 俊彦
TRIPLANE、堂島孝平、スムルースが出演した楽しい雰囲気のライブイベント。BIG CATを後にして9時前に到着するとスムルース登場。彼らのライブはいつでも気持ちをHAPPYにさせてくれます。ファンはもちろん、初めてみる人も、落ち込んでるときに見てもHAPPYにしてくれそうな魔法を持っています。何よりもメンバーが自然体で終始HAPPYな笑顔を振りまきます。4月15日、HIRO-T'S MORNING JAM PRESENTS NEW BREEZEにも出演します。どんなHAPPYを振りまいてくれるのでしょうか。先行予約は3月3日(金)FRIDAY MORNING JAMで各時間帯行います。
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