Kabotha Room

● 3月のKabocha Room ●

3月1日(水)OLIVIA NEWTON-JOHN JAPAN TOUR フェスティバルホール 亀井 俊彦
「グリース」がヒットしたのは1978年。映画館で観たのを鮮明に覚えてます。オリビアを知ったのもこの映画からでした。「そよ風の誘惑」「サマーナイツ」「ザナドゥ」「フィジカル」いつの時代も世界中に愛された名曲が惜しげもなく目の前で披露されていきます。うっとり聴きながら思い出す学生時代の部屋のポスターや下敷きに挟んだ音楽誌の写真の切り取り。ノーランズ、シーナイーストン、オリビアニュートンジョンなどなど。ラジオで特集があると5分前にラジカセの前に座り2本の指で録音の準備。A面からB面へ裏返すタイミングが難しい。良き音楽の思い出に連れ戻してくれたオリビアに感謝します。
3月5日(日)大野敬正 『JK SOUL〜さくら前線上昇中〜』 バナナホール
久々のワンマンライブ。「気」の入った緊張感あるライブを今回もみせてくれました。津軽三味線とさまざまな音楽ジャンルとの融合を大阪の地でJK SOULのメンバーと共に創り上げ今もチャレンジし続けています。3月17日から米・オースティンで開催されるサウス・バイ・サウスウエスト2006出演が決定し、その後全米数カ所をサーキットする予定らしいです。ファンキーかつワイルドな津軽三味線よ!広大なアメリカ大陸に響け!そして音楽を満喫して来てください。
3月9日(木)80'S DANCE POP SUMMIT  大阪国際会議場メインホール 亀井 俊彦

80'S HITSと言えど、現役バリバリで活躍し続けている4組のアーティストが綴る夢のコラボレーションライブ。1曲目から観客総立ち、サビの大合唱が印象的だったマイケル・フォーチュナティ。ダンス、衣装、演出、全てを楽しませてくれたシニータ。ロックで聴かせてくれたベリンダカーライルはGo Go'sのナンバーも披露。そして大トリ、17年振りとなるリック・アストリーの登場で会場はまさにダンスフロアー状態になりました。80'Sの名曲達はどの曲も憶えやすく、乗りやすいんですね。これまた思い出のMTV時代へタイムスリップした一夜となりました。

3月15日(水)スキマスイッチ TOUR '06“空創トリップ” 大阪国際会議場メインホール 亀井 俊彦

前回観たのが昨年10月“全力少年”ツアー。わずか5ヵ月でまたまた全国ツアー。大橋君の声と常田君のピアノワークはもはやオーラがでています。特にミッドテンポやバラードはCDとはひと味もふた味も違った濃厚な渋みが感じ取れました。僕が座っていたすぐそばに照明担当の2人が卓上タッチパネルやスライドヴォリュームをリズムに乗りながら巧みに操っていました。この指の動作でスキマスイッチの曲がさらに感動を与えてくれます。ライブ後半、僕の目は照明担当とスキマスイッチのライブを行ったり来たり。ステージに立つプロとツアーを支えるプロの息合ったライブに熱いものを感じた夜でした。

3月17日(金)THC!! 全国ツアー " TOUR HAS COME!! "  心斎橋クワトロ 亀井 俊彦
昨年メジャー1stアルバム「TIME HAS COME!!」をリリース。そして久々の大阪公演。大阪初ワンマンライブなので見どころたっぷり。インディ時代の作品から最新作そして新曲まで聴くことができ、KAI(VO)のソロやKANA(VO)&RITZ (RAP)のかわいいユニットも披露。対バンライブでは観れないメンバー個々の個性豊かな姿が映し出されたステージでした。ラウドロック、HIP HOP、バラード、ラップ、レゲエ・・・全てのジャンルを上手く生演奏で料理し、フロントボーカル男女3人がタイトに入れ替わりTHCの作品となります。CDでは見えないメンバーの動き。ライブで観ると圧巻ですよ。
3月17日(金)竹仲絵里 南堀江KNAVE  亀井 俊彦
今回はバンド形式で豊富な音色や心地よいソロもあり、普段聞けないアップテンポナンバーも披露した竹仲絵里。 ギターを持って弾くスタイルとなって何年たったのでしょうか。風格を感じさせるライブでした。歌い方や弾き方に余計な力みが入らない自然体の演奏はスーッと耳に入り胸に響いてきます。ここに至るまで何百、何千と弾き語りをしてきたのでしょう。そして理想の「竹仲絵里の弾き語り」に近づいてきたのではないかなと思いました。

3月18日(土)HIM JAPAN TOUR  心斎橋クワトロ 亀井 俊彦

フィンランド出身・カリスマボーカリスト ヴィレ・ヴァロ率いるHIMの大阪初単独公演。前回はワールドワイドデビュー前にサマーソニックに参戦。過去の輸入盤のみの情報にもかかわらず多くのファンを獲得しました。自らの音楽をラブメタルと称したそのサウンドは、王道ハードロックサウンドに幻想的なキーボード、そしてヴィレ・ヴァロがセクシーな低音域を上手く曲に取り入れ観客を魅了していきます。ハードですがサビのメロディは歌いやすく常に大合唱。80ユSハードロック好きやデビッドボウイが好きな人にはお勧めバンドですな。欧州・英国ではすでにスーパーバンドになっているHIM。日本でビッグになる日は近いかも。
3月21日(火)DANIEL POWTER プレミアム・ピアノ・ライヴ  鰻谷SANSUI  亀井 俊彦
3月8日デビューアルバムリリース。そしてFM802,3月度ヘビーローテーションに選ばれたのがアルバムに収録されている「BAD DAY」。ダニエルパウターCD購入者特典の招待ライブは初来日、初大阪公演のプレミアムライブとなりました。未発表曲含め、弾き語りで4曲披露。バイオを読むと彼は現在35才。実際見るとどうみても20代。しかもカッコエエ。彼のライブは軽く話した後、ピアノにさらりと触れ、ひと呼吸置いて曲が始まる。どの曲もピアノが素晴らしい。実際、歌が始まってもピアノのメロディが耳に入ってきます。そしていつの間にかハスキーな歌声が僕の頭でクロスしていくのです。CDでは声の魅力にとりつかれたのですが、ライブでは見事逆転しました。未だ見たことがないビリージョエルやエルトンジョンのライブもこんな感覚に陥るのだろうな。夏には再びライブで日本に来る予定らしいです。お見逃し無く。
3月24日(金)CORE OF SOUL 2006 ASIA TOUR "ONE LOVE,ONE DAY,ONE LIFE!" 心斎橋クワトロ
笑顔で「解散」。5年間の軌跡をしっかり見届けました。次はどんな形で巡り会えるかな。
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